変態仕様Galaxy TabでもSPモード利用可能

以前から書いている通り、私のGalaxy Tabはハードがドコモ版(SC-01C)、ソフトが海外版(GT-P1000)になっているわけですが、そこで気になるのが


この状態でSPモードは利用可能なのか?


ということ。
ご存じの方も多いと思いますが、SPモードのアクセスポイントには接続制限がかけられており、ドコモのスマートフォンでしか利用できなくなっています。
この制限は一般的に端末IMEIを使ってなされている(つまりIMEIがドコモのデータベースに載っていない端末からの接続はNG)とされていますが、もしかするとソフト的な制限(ドコモ版ファームでなければダメで、海外版ファームやカスタムROMはNG)もあるのでは? と思ったのです。
つまりIMEIによる制限だけであれば私の変態仕様Galaxy Tabでも使えるはずだが、ソフト的な制限もあるとNG、ということになります。
ということで試してみることにしました。


まずはスーパーに買い物に行くついでに近所のドコモショップへ行き、データ回線にSPモードの契約を追加。

これにより基本的に使うことのないサービスに315円/月余分に払うことになりますが、Mopera Uスタンダードプランと合わせてISPセット割が適用され、SPモードの分は相殺されるためそうはならず問題なし。


帰宅後Galaxy Tabにドコモデータ回線SIMを挿し、SPモードのAPN設定を作成してそれを使う設定にすると…

このようにパケット通信アイコン(「H」)が表示され、パケット接続が確立していることを示しています。

接続先リモートホスト名を確認すると「spmode.ne.jp」の文字列があり、SPモードのアクセスポイントを利用して接続されていることを示しています。
つまりSPモードのアクセスポイントへの接続はIMEIによるハード的な制限のみで、ソフト的な制限はない、ということになります。
とは言ってもSPモードはドコモ端末でしか使えませんから、私にとってはほとんど意味がありませんが。
敢えて言えば海外パケホーダイ(ローミングパケット定額)が使えるのがメリット、と思ったのですが、現在ではMopera Uデータ定額アクセスポイントがローミングでも使えるようになっているため、ローミングで利用するためだけにSPモードを契約する必要はなくなりました。
http://www.mopera.net/information/info/110701_01.html
これだとドコモ端末以外での利用もテザリングも可能ですから、SPモードの必要性はゼロ。
以前はこれができなくて、実は去年シンガポールを訪れた際にハマってしまった経験があります。
シンガポール到着直後(もちろん現地SIMなし)宿探しをしていたところ、行こうとしていたゲストハウスを見つけきれず、そこでドコモデータ回線SIMでStarHub(定額対応現地キャリア)へローミングしてGoogle Mapsを利用しようとしたらつながらず(パケット接続アイコンが出ない)、そのせいで宿探しに苦労した、というトラブルがあったのです。
というかそもそも3HKプリペイドSIMのローミングパケット定額の方が安い(HK$168/日、中国、マカオはHK$98/日)ですから、それが対応する国であればこっちを使った方が断然得なので(特に中国とマカオ)、これまた利用することはまずなさそうです。


結局変態仕様Galaxy Tabで利用できるかを検証するためだけにSPモードを契約した、ということになってしまいましたが、上にも書いた通りISPセット割が適用されて実質無料になっているため特に解約する必要もないですから、2年縛りが終了(来年8月)して回線を解約するまでそのままにしておくことになりそうです。