昨日のエントリで「早急に後継端末にリプレースする必要が」と書いたMilestone。
以前から何度も書いている通り後継端末としてGalaxy S IIを考えていますが、今日その価格チェックのため1shopmobileを覗いてみると、LGのデュアルコアCPU搭載Android端末、Optimus 2XがUS$400を切る価格(US$395)で販売されているのを発見。
日本円換算で32000円以下。
Galaxy S IIの値段は前にチェックした際と変わらずUS$649だったので、US$250程安いことになります。
日本円換算で2万円程になりますから、これはかなり大きな差です。
確かにスペックはGalaxy S IIの方が上ですが、価格差を考えると悪くない選択かも、と思ってしまいました。
Optimus X2がGalaxy S IIに対して劣る点というと…
CPUクロック:Optimus X2は1GHz、Galaxy S IIは1.2GHz、共にデュアルコア。
ディスプレイ:Optimus X2は4インチワイドIPS液晶、Galaxy S IIは4.2インチワイド有機EL(画面解像度は同じ)。
内蔵ストレージ:Optimus X2は8GB、Galaxy S IIは16GB(海外版は32GBモデルも出るそうな)。
対応3G周波数バンド:Optimus X2は900/2100MHz、Galaxy S II(海外版)は850/900/1900/2100MHz(ドコモ版は800/2100MHz)、GSMは共にクアッドバンド。
HSPA対応:Optimus 2XはHSDPA7.2Mbps、Galaxy S II(海外版)はHSPA+21Mbps(ドコモ版はDC-HSDPA14.4Mbps)、HSUPAは共に5.76Mbps。
WiFi:Optimus X2は802.11b/g/n、Galaxy S IIは802.11a/b/g/n。
Androidのバージョン:Optimus X2は2.2(2.3へのアップデート提供予定)、Galaxy S IIは2.3.3(2.3.4へのアップデート提供予定:海外版)。
といったところでしょうか。
HSPA対応に関しては日本においてはHSPA+対応の意味はないので(イーモバイルしか採用していないため)、さほど気にする必要はないし、WiFiも802.11a対応ルーターを使わないのであればこれまた気にする必要はない。
Androidのバージョンも公式アップデートが提供予定であれば問題ないし、root化するには2.2の方が有利、という考え方もできます。
しかしスペック競争が激しいAndroidの世界では長い目で見ると端末スペックは高いにこしたことはなく、200MHzとは言えCPUクロックの差は気になります。
そして一番気になるのが3G対応周波数バンド。
以前も書いた通り海外版Galaxy S IIの最大の魅力の一つがまだまだ数が少ないW-CDMAクアッドバンド対応端末であること。
それ故私はドコモ版(800/2100MHzデュアルバンド)を買う気がなくなった程です。
先日訳あってVodafone Australiaのサイトを覗いたら、「850MHzはじめました」と大々的に書かれていました。
つまりVodafone Australiaの3Gサービスは850/900/2100MHzのトライバンド、ということになり、サービスをフルに享受できる端末はかなり限られることになりますが(850/900MHzを含むクアッドバンド/ペンタバンド対応が必要)、Galaxy S IIであれば対応できます。
このように海外ではW-CDMA850MHzを採用するキャリアが増加傾向で、それ故私としては850MHz対応は必須かな、と思っていることもあり、今時900/2100MHzデュアルバンドというのは魅力に欠ける。
この点だけは妥協したくないので、やはりOptimus X2の購入はないかな、という結論に達しました。
とは言え端末スペックは極端に劣っていませんから、コストパフォーマンス的には優れていると思います。
しかし貴重な金をつぎ込むわけですから「安物買いの銭失い」を避けるためにも安易な妥協はすべきではない、という考え方が勝りました。
というわけで「Milestoneの後継端末はGalaxy S II(海外版)」、ということは変わらず、ということになりそうです。
余談ですがオーストラリアの3Gも850/900/2100MHzが混在し、同じような状況の「マイペンライの国」タイ同様ゴチャゴチャしていますね。
でも"No worries mate!!"ということでしょうか。