やはりIDEOSではきついね


先日NTT Communicationsが提供するIP電話サービス「050 plus」を申し込みしたことは前にエントリしました。


それぐらいサーバ側で処理できないの?


その際サービス申し込みにはGalaxy S II(GT-I9100)を利用しましたが、実際にサービスを利用する端末としてはIDEOSを充てました。
050 plusアプリがバックグラウンドで常時起動し、着信待ちするのでバッテリー消費がかなり大きいことと(あとパケット消費量も)、今回取得した050 plusの電話番号は自宅でWiFi接続を用いて固定電話代わりに使うつもり(基本的に着信専用)なので、メイン運用の端末とは別の端末を割り当てる必要がある、といったことが理由です。
そうなると現状で利用できる端末はIDEOSしかありません。


050 plusアプリはQVGAディスプレイ搭載端末でもAndroid Marketではねられることなくアプリリストに出てきて、普通にインストールできます。
IDEOSは050 plus非対応端末とされていますが(対応端末リストはこちら)、サービスを申込み電話番号を取得してあればログインして普通に使えます。
ただディスプレイ解像度が低いため、ダイヤルボタンが小さく使いづらいのが難点。

ダイヤルボタンを無理矢理詰めこんだ、といった感じがします。
しかし標準電話アプリからダイヤルし、発信ボタンを押すとどの電話サービスを利用して発信するかを選択する画面が出るので、そこから「050 plus」を選択することでも050 plusからの発信が可能ためそれが決定的な欠点、というわけではありません。

ただしここで050 plusを選択しても、050 plusアプリにダイヤルした番号が渡されるだけなので、050 plusアプリ上でもう一度発信ボタンを押す必要があるのが手間ではありますが。


このようにIDEOSでもサービスの利用は可能ですが、やはり端末スペックが低いため実際の運用には厳しい面がある、というのは否めません。
まずアプリのファイルサイズが約13MBとAndroidアプリとしてはサイズが大きい部類に入るため、利用する端末のアプリインストール領域に余裕が必要です。
バックグラウンドで常時起動し、着信待ち受けする必要があるアプリの性格上App2SDは利用不可。
そしてアプリサイズが大きいことでメモリー消費も多いようで、そのせいかIDEOSだと端末の動作がかなり緩慢になってしまいます。


IDEOSに050 plusアプリをインストールしてまず驚いたのが起動にとてつもなく時間がかかるようになったこと。
電源をONにして050 plusへのログインが完了するまで4分近くかかります(IDEOSにはチャージ有効期限切れのイーモバイルプリペイドSIMを挿している状態)。
確かにIDEOSは以前から決して起動の速い端末ではありませんでしたが、050 plusアプリをインストールするだけでこれ程起動に時間がかかるようになるとは思ってもみませんでした。
音声通話に使いやすい本体サイズは魅力ですが、やはり動作速度的には厳しいですね。


そうなると050 plus用にもう少しスペックの高い端末を充てたいところですが、iPhone 4S貯金があるからなぁ。
IDEOSの置き換えには中古価格が1万円を切っている初代Xperia(SO-01B)あたりがよさげ、と思っていますが、しばらくは050 plus番号はIDEOSで運用することになりそうです。