Google Musicを使ってみる(要ゴニョゴニョ)


先日一般向け(=全Googleアカウントホルダー)に利用が解禁されたGoogle Music。
最大2万曲の音楽ファイルをGoogleのサーバにアップロードし、複数の端末(PC、Android端末など)からストリーミングで再生できるサービスです。
しかし"Service available only in the US"ということで日本では利用できませんから、そもそも興味はありませんでした。
(最近では音楽はYouTubeからPVをダウンロードして楽しむ、という方法がメインになっていることもありますし)
しかしゴニョゴニョすると日本からでも利用できる、という情報を得たのでやってみることに。


やり方はEngadget USAのこちらの記事


How-to: use Google Music from anywhere (yes, outside of the United States)


を参照、ということで詳細は割愛しますが、簡単に言うとGoogle Musicの利用登録時にアメリカ国内からの接続であるように見せかけてGoogle Musicにアクセスし、登録を行なう、というもの。
この程度のことは当然対策されているだろう、と思っていたので意外でした。
上記記事ではTorを利用していますが、それ以外にもアメリカ国内の公開プロキシを利用してもOKのようです。
利用登録が済んだらGoogle Musicのページからアップロードツール"Music Manager"をダウンロードし、PCにインストールします。


Android端末向けGoogle Musicアプリもアメリカ国内携帯キャリア利用者でなければ導入できませんが、こちらは以前CNN公式アプリを導入した際に利用した方法(MarketEnablerを使ってキャリアコードを偽装:要root)を使って導入。

Milestoneでは標準ミュージックアプリを置き換える形でインストールされましたが、Galaxy S II(GT-I9100)ではこのように別アプリとしてインストールされました。
CDアイコンの"Music"が標準ミュージックアプリ、ヘッドホンアイコンの"Music"がGoogle Musicアプリになります。


準備を済ませさっそく音楽ファイルをアップロードしようとしますが、なぜか「サーバに接続できない」というエラーが出てアップロードができません。

アップロード元のミュージックライブラリを変更(最初はiTunesのライブラリにしていたのをiTunesが参照している元フォルダに変更)したり、Music Managerを再インストールしたり、Google Musicのページへログインしライブラリを全削除(一曲もアップロードされていない状態なので、意味がないと言えばそうですが…)したりしてもダメ。
もしかしてISP側でアクセスを遮断しているのかも(日本からは本来利用できないサービスですし)、ということで試しにネット接続をb-mobile Fair回線(Galaxy S II利用のテザリング)に替えてやってみましたが、やはり同じエラーが。
これにより原因はネット接続(ISP)にはなく、アップロードに使っているPC側にあることが判明。
まず疑ったのがセキュリティーソフト。
ファイヤーウォールで接続が遮断されている可能性大、ということでそれをOFFにしてやり直してみます。
すると…

今度はうまくいきました。

アップロード元として登録したフォルダ内の音楽ファイルが次々とアップロードされていきます。
これでようやくサービスが利用できます。


それにしてもセキュリティーソフト(Kaspersky Internet Security 2012)搭載のファイヤーウォールの設定で「接続許可」になっていたのに、どうしてアップロードできなかったのかが謎です。

とりあえずアップロードできたのでいいのですが、音楽ファイルをアップロードする際に毎回ファイヤーウォールをOFFにするのは面倒なので、ファイヤーウォールの設定を見直す必要がありそうです。
というか音楽ファイルのアップロードに専用ツールを使うのではなく、ブラウザからアップロードできるようにして欲しいところです。


ただ今ファイルアップロード中、ということで実際のサービスの使い勝手については別途エントリしようかと思っています。