ATOK for Androidが割引セール中ですが

3/31までの期間限定でATOK for Androidが約35%引きの980円で発売されています。

iOS/Android向け「ATOK」、販売1000万本記念割引キャンペーン - ケータイ Watch


私はPCでATOKを利用していることもあり、ユーザー辞書を共有できたりと便利な点が多いので、できればAndroid端末で使うIMEATOKにしたいと考えているものの、1,500円は高い、ということで割引セールにならないかな、と思い待っていました。
そしてようやくその日がやってきたこともあり、さっそく購入するか、と思ったものの、いくつか懸念事項があったのでその前に試用版をインストールして試してみることに。
その懸念事項については問題なかったのですが、実際に使ってみると使い勝手に大きな問題があり、結局買わないことにしました。
その問題はというと…


テンキー/フリック入力前提のUIになっていることもありQWERTY入力だと非常に使いにくい


というもの。

このようにQWERTYキーボードに句読点キーがなく、句読点/コンマ、ピリオドの入力には記号キーを押して入力モードを切り替える必要がありかなり面倒。
ATOKの設定で数字キーを無効にすると上下フリックで数字や各種記号を入力できるようになりますが、これもキーをフリックすることに慣れていない私にとってはあまり使いやすいとは言えず、「ジャストシステムの開発者はQWERTYモードをおまけとしか思っていないのでは」と思ってしまう程です。
それ程QWERTYモードが使いにくいのであれば変換精度では劣りますが、私の初Android端末であるMotorola Milestoneの頃からかれこれ3年程使っていてすっかり操作に慣れているFlickWnnを使い続ける方がいい、という結論に達しました。
日本語変換精度の問題はPCのATOKで使っているユーザー辞書をベースにしたユーザー辞書を登録してあることもあり日常的にはさほど困りませんし、サブのIMEとしてGoogle IMEもインストールしてあるので、FlickWnnでは変換できない語句が出てきた場合はIMEを切り替えて対処する(その後FlickWnnのユーザー辞書に登録)という手が使えますから、わざわざ金を払って使いづらいATOKにすることもないですからね。


余談ですがGoogle IMEの変換精度がかなり高い(特に予測変換)こともあり、実を言うとこちらをメインにしたいと思っているところ。
しかし私がメモ取りに頻用しているAK Notepadのパスコード入力時にテンキーではなくQWERTYキーが出てきてしまうのが不満で、乗り換えられずにいます(上に書いた「ATOKに関する懸念事項」というのはこれのこと)。

左がFlickWnn、右がGoogle IMEを利用時にAK Notepadを起動し、パスコード入力画面を出したところ。
数字のパスコードの入力にQWERTYキーボードの数字キーを使う、というのは面倒でやってられません。
アプリの利用頻度が高いこともあり尚更です。
私が試した限りではATOKPOBox Touchではこのようなことはなく、FlickWnn同様テンキーが出てきますから、どうしてGoogle IMEだけQWERTYキーが出てくるのか分かりません。
Google IMEは現状ではベータ版(しかしGoogle Play上では"Beta"の文字はない)なので、Betaが取れた正規版になるまでにこの問題が解消するといいのですが。
というかAK Notepad/Catchのパスコード入力画面は利用するIMEに依存するものではなく、Dropboxのそれのようにアプリ内に実装した方が使い勝手がよい上にセキュリティーも高まる(キーロガーでパスコードを抜き取る、といったことを防げる)のでそうして欲しいところなのですが、Catchは最近のアップデートでパスコードロック機能が改悪されたので(当然改悪前のバージョンでアップデートをストップし、ロールバック用にAPKをバックアップ)期待するだけムダだろうなぁ。