サムスンが隠れFOMAプラス対応を復活させた?(追記あり)

(2013/09/23追記)隠れFOMAプラス対応端末リストに追加しました。


昨日私の元に「Galaxy S4 ZoomがFOMAプラスを掴んだ」という情報が入ってきました。

riki0081さん情報ありがとうございます。
Galaxy S4 ZoomはサムスンAndroid搭載カメラ端末Galaxy Cameraの後継機種であり、Galaxy S4の派生モデルでもあるAndroidカメラ端末。
それがFOMAプラスを掴んだ、というのですから驚きです。

riki0081さん提供のServiceModeの画像(利用許諾済)。
いずれも接続中の周波数バンドが「WCDMA 800 Band 6」になっています。
左右でUARFCNの値(CH DL/UL)が異なりますが、いずれもW-CDMA 800MHzに割り当てられている値です。
ちなみに左のDown:1062/Up:837の組み合わせは珍しく、私もFOMAプラスオンリーのエリアで数回しか見たことがありません。


かつてサムスンの海外版Android端末にはTestMode(*#*#4636#*#*)で利用バンドモードを「Japan Band」に切り替えるとFOMAプラスを掴むようになるものがいくつかありました。
Galaxy S II GT-I9100、Galaxy Note GT-N7000、Galaxy Nexus GT-I9250といった主に2011年に発売されたモデルです(完全なリストは隠れFOMAプラス対応端末リストを参照)。
しかしGalaxy S III GT-I9300/9305、Galaxy Note II GT-N7100/7105といった2012年モデルからはそれがなくなり、FOMAプラスを掴まなくなってしまいました。
そのため私はGalaxy S II GT-I9100の後継メインAndroid端末として当初予定していたGalaxy S III GT-I9300ではなく、Galaxy Note GT-N7000を購入しました。
しかも上記の隠れFOMAプラス対応サムスン端末もOSをAndroid 4.1.2(Jelly Bean)にアップデートするとTestModeを開くためのコマンドが無効になり、Japan Bandへの切り替えができなくなってしまうというおまけ付き。
それ故私のGalaxy NoteはJelly Beanにアップデートせず、Android 4.0.4(ICS)のままです。
最近では各種カスタマイズ/ModもJelly Beanの利用が前提になっているものが多くなっているため、本当のことを言えばアップデートしたいのですが…
これに関してはアップデート前にJapan Bandに切り替えていれば、その後バンドモード関連の設定をいじらない限りは隠れFOMAプラス対応が維持されるため、それにさえ気をつけていれば問題ないのですが、とは言え万が一間違えてバンドモード関連の設定をいじってしまうと、再びFOMAプラス対応を復活させるのが面倒なので(やり方についてはこちらの過去エントリを参照)、メインとして利用している端末ではあまりやりたくない、というのが本音。
そういった中海外版サムスン端末が再びFOMAプラスを掴むようになった、というのですから、隠れFOMAプラス対応端末がほとんど出てこなくなってきた昨今ビッグニュースといえるでしょう。
私が次のメインAndroid端末として購入を予定しているGalaxy Note 3 GT-N9005、そして今後発売されるW-CDMA850MHz(Band 5)対応サムスンAndroid端末が再び隠れFOMAプラス対応になる可能性があるのですから。


しかしFOMAプラスを掴んだGalaxy S4 ZoomはLTE非対応モデル(SM-C101)とのことで、LTE対応モデル(SM-C1010)はNGの可能性があるのが気になるところ。
そしてGalaxy S4やGalaxy S4 Miniといった他の2013年モデルはどうなのか、というのも。
とは言えこれに関しては情報がないため、実際のところはどうなのかは不明ですが、LTE対応モデルでも隠れFOMAプラス対応になることを期待したいですね(情報をお持ちの方はコメントまたはTwitterで教えて頂けると幸いです)。
最近訳あってGalaxy Note GT-N7000のFOMAプラス対応を無効にして、2100MHzのみで運用していますが、都市部は2100MHzできちんとカバーされているとは言え、やはり圏外になってしまうことがあり(もちろんFOMAプラス対応端末だと圏外にならないシチュエーションで)、やはり都市部であってもFOMAプラス非対応端末でドコモ回線を利用するのは厳しいなぁ、と改めて感じたこともあり、今回の一件でGalaxy Note 3 GT-N9005が隠れFOMAプラス対応になる可能性が見えてきたことで、Galaxy Note 3に対する期待が更に高まりました。


というわけでGalaxy Note 3貯金をがんばらないといけませんね。