近頃いくつか探しているものがあって(Motorola Photonの白ロム以外にもいろいろ)リサイクルショップなどを訪れることが多いのですが、先日とあるリサイクルショップに立ち寄った際にジャンクのWiFiルーターを発見。
バッファローのWHR-G300N(ディスコン)です。
WiFiは2.4GHzバンドのみの対応(802.11b/g/n 300Mbps)で、有線も100Base-TX、ということでたとえ動いたとしても私にとっては不要な品ですが、気になって調べてみるとカスタムファームウェアDD-WRTを導入できるとのこと。
DD-WRTを導入できればVPNサーバとして動作させられますから、利用価値が出てきますし、もしダメだったとしても付属のACアダプターは12V 2A出力なので、それだけでも使い道がある。
780円ならいいか、ということで購入してきました。
帰宅後アダプターを接続してみると、電源は入るものの、DIAGランプが淡く点灯するだけで動作しない。
何だかファームウェアアップデート中に電源を切ってしまったことで正常起動できなくなったっぽい感じがします。
分解してハードウェア的な異常がないか確認してみましたが(T8トルクスドライバーが必要)、外見を見て分かるような異常は見受けられない。
ジャンク、ということで動かなくて当然ですから、これは想定内。
そこでDD-WRTの導入を試してみます。
DD-WRTの導入法はググればすぐに情報が見つかるので割愛。
シリアルIF経由でファームウェアを書き換える方法はシリアルポートを搭載したPCを持っていないためできないので、ネットワークからTFTPプロトコルを使ってファームウェアを書き換える方法を試します。
しかし…
何度やってもルーター側が反応せずタイムアウトになってしまい、ファームウェア書き換えができません。
中のチップに何らかの異常があり、ネットワークからのアクセスができないようです。
シリアルIF経由でファームウェアを書き換えられる可能性はありますが、シリアル→USB変換アダプターなど必要なものを揃えるとなると正常動作する中古が買えそうな額になりそうなので諦めることにします。
正常に起動せず、ファームウェア書き換えもできない、ということで使えるのは付属のACアダプターのみ、という結果になってしまいましたが、このACアダプター、以前使っていたバッファローのWiFiルーター付属のACアダプターとスペック(出力電圧/電流、コネクターサイズ)が全く同じで、それ故そのまま流用できてしまいます(サイズ、形状は全く異なりますが)。
恐らくここ数年に発売されたバッファローのWiFiルーターは基本的に(USBバスパワーを使う俗称「ホテルルーター」を除く)同じスペックのACアダプターを利用しており、相互に互換性があるものと思われます(確証はないので念のため)。
自宅のPC用スピーカー(CREATIVE製)の電源が12Vなのですが、付属のACアダプターがデカくて重く、使いづらいこともあり互換性のあるACアダプターに交換したい、と思っていたところなので、それ用に使うことを考えています。
付属のACアダプターは3A出力なのですが、以前2A出力の3.5インチHDD外付けケース用のACアダプターでも動作することを確認しているので、流用可能ですからね(もちろん自己責任です)。
そこでコネクター変換アダプターを作成するためのパーツを購入してきました。
しかしパーツだけ買って作らない、という懸念がありますが…
少し前にもmicroUSB→MiniUSB変換アダプターを作ろう、と思ってパーツを購入したものの放置プレイ、という前例がありますし。
そしてDD-WRTを導入できるWiFiルーターが安く見つかるようなら改めて買ってみるかなぁ。
上記の通りVPNサーバ、そして汎用性の高いDDNSクライアント(市販ルーターのDDNSクライアント機能は有料のDDNSサービスにしか対応していないことが多く、使い勝手が悪いからね)として利用できますからね。
とは言えDD-WRTが対応するVPNプロトコルはPPTPとOpenVPNで、L2TPには対応しないため、後者で使いたい私としてはやっぱりRaspberry PiでVPNサーバ/DDNSクライアントを動かす方がいいかなぁ、と思ってしまいます。
Raspberry Piは上記のパーツを購入した電子パーツショップでも売られていたし、それをL2TPサーバとして動かす方法もググれば見つかりますから、それ程敷居が高い、ということもありませんからね。
しかしRaspberry Piは以前から気になっていたものの、そのHDMI出力を使ってHDCP非対応のディスプレイにHDMI→DVI変換アダプターを介して映像を出力できるのかが気になって、購入できずにいます…
