先月末まで政府によるキャッシュレス決済利用による最大5%の還元が行われていましたが、その終了10日程前に5%還元に対応する電子パーツショップでRaspberry Pi 4(2GB RAMモデル)を購入しました。
私は初代ラズパイ、2、Zeroを所有しているものの、これまでラズパイは「たまたま中古で安く売られているのを見つけた」といった理由で購入したこともありその後利用されることもなく放置プレイに、という道を辿ってきたわけですが、今回は「5%還元が適用され安く買えるから」という利用目的ベースではない理由ではなく、ちゃんと利用目的があって購入しました。
それは…
ラズパイ4にはUSB3.0ポートとフルスペックのGbEポートが搭載されているため、NASを自作するのに使える、と思っていましたから、実は登場当初から狙っていたものだったりします。
NASを自作するのであればストレージを組み込んでセットアップするだけで出来上がるNASキットを使うのが一般的で、NASとして使うだけならこれが一番手っ取り早いですが、少々値が張りますし、(完成品NASを含めて)中古/ジャンク品で出てくることも少ない。
そして複数のストレージベイを持つNASキットだと組み込んだストレージをRAIDで利用することしかできないものばかりで、それぞれのストレージを単体のネットワークドライブとして利用したい私にとっては不満。
過去にこういう経験をしていることもあり私はRAIDを信用しておらず、個人的にRAIDは交換用ストレージを用意したりしてちゃんとした保守体制を構築できる法人などの組織が利用するものであり、個人ユーザーが利用するものではないと思っていますからね。
しかしラズパイを使ってNASを構築すればそういったことはなくストレージ構成は自由自在、複数の外付けHDDを接続してそれぞれを別々のネットワークドライブとして使うといったことも問題なく可能だし、安上がりでもあります。
そういうわけでラズパイ4を使ってNASを自作することにしたわけですが、電源ケーブルとLANケーブルを繋ぐだけでOKな専用NASとは異なり配線がゴチャゴチャしがちですし、OpenMediaVaultなどのNAS用OSを導入してセットアップしたりといった手間はかかりますが、今回はラズパイの自由度を選びました。
ラズパイ4には搭載RAM容量の違いで2GB、4GB、8GBの3タイプがありますが、NASとして使うのならそれ程のスペックは不要だろう、ということで一番下の(そして一番安い)2GB RAMモデルにしました。
ラズパイ4は性能が大幅に向上したことに伴いSoCなどのチップの発熱量も大きくなったため、そういったチップにはヒートシンクを装着することが推奨(ユースケースによってはそれに加えファンで強制空冷)されていることもあり、ケースはそれ自体がヒートシンクとなっているものを選択。
Amazonで購入したラズパイ4用アルミ製ヒートシンクケース一式。
それを取り付けたところ。
ラズパイ4の映像出力はこれまでのフルサイズHDMI(ZeroシリーズはminiHDMI)からmicroHDMIに変更になっているので変換アダプターが必要なのですが、手持ちのそれ(100均で売ってるやつ)だと電源入力のUSB Type-Cケーブルと干渉しがちなので…
このようなケーブルが付いたタイプの変換アダプターを追加購入(これも5%還元)。
これで準備は整ったのですが、実はまだ一度も電源を入れてません。
最新のRaspbianをダウンロードしてmicroSDカードに書き込むところまでは済ませたのですが、そこから先が手つかず…
ネットワークドライブとして使うHDDの準備も含めさっさとやってしまいたいところですが、なかなかその時間が取れずにいます。
最後になりますが「ラズパイ」というカテゴリーを追加しました。
過去のラズパイ関係エントリにも随時カテゴリを追加していく予定です。