さよなら3HKプリペイドSIM

私は10年以上前から香港の携帯キャリア3HKのプリペイドSIMを2枚維持していたのですが、先日2枚とも有効期限を迎え無効に。

10年以上前のプリペイドSIMですから当然4Gや5Gには対応せず、3Gまでの対応ですし、SIMも標準サイズなので今となっては維持する意味はほとんどないのですが、チャージ残高が2枚でHKD1000以上もあったため「もったいない」とHKD20のチャージで180日(ほぼ半年)有効期限を延長できた事もありこれまで維持し続けてきました。

ところが先日その内の1枚の有効期限が迫っていたのでいつものようにHKD20チャージして有効期限を延長しようとすると…

いつの間にやら最低チャージ額がHKD50になっていました。

この時は「高いなぁ」と思いながら(これまでの2.5倍になったのですから当然)HKD50チャージしたのですが、有効期限が3ヶ月程(90日?)しか延長されなかったのです。

しかもいつの間にやらこのSIMにチャージされていたHKD500以上が消え失せていて、チャージ残高がこの時チャージしたHKD50のみに。

HKD50で約3ヶ月、という事は年間維持コストがHKD200、つまりこれまでの5倍になってしまう事になるので当然3Gしか使えないプリペイドSIMを維持するコストとして見合いませんし、それに加えチャージ残高がリセットされてしまった事もあり今後チャージはしない事にし、結局このプリペイドSIMは有効期限切れで無効に。

しかしその後再び3HKのオンラインリチャージページを開いてみると、いつの間にやらまたHKD20のチャージが可能になっていました。

そこでまだ有効期限が切れていなかったもう1枚のプリペイドSIMの有効期限切れ直前にHKD20のチャージを試すか、とやってみると…

このようなこれまで見た事がない画面が出て、ここから先に進まない。

そして「Done」ボタンを押すとオンラインリチャージページの最初に戻ってしまう。

この時チャージに使ったのはRevolutのディスポーザブルバーチャルVISAカード(1回使い捨てのバーチャルカード)なのですが、Revolutの「ディスポーザブルバーチャルカードが利用された」という通知は届いたので、決済自体は行われているはず。

しかしRevolutの口座からの引き落としはされていない。

謎な挙動です。

結局のところ決済に失敗していて、それ故チャージにも失敗、という事になりそうですが、もしかすると「チャージ最低額はHKD20」と表示されるのに実際はそうではなくHKD50だった、という事かも知れません。

それならなぜHKD20を選択できるようになってるんだ、という事になりますが…

使用したカードがRevolutディスポーザブルバーチャルカードだったからでは、という可能性もありますが、上記のHKD50チャージ時にも使っていて、その際は問題なかったのでそれはないはず。

そして(悪名高い)国家安全維持法の絡みなのか香港でもプリペイドSIMの購入/有効化に身分証明が必要になり、その前に有効化されたそれも個人情報登録しないと使えなくなるとの事で、個人情報未登録のSIMのためチャージに失敗した、という可能性もあります。

しかしもしそれが原因ならその旨のエラーメッセージが出そうなものですが…

結局チャージ失敗の原因は分からずじまいなのですが、たとえ今回チャージがうまくいったところで個人情報未登録(海外から登録できるかどうかは不明)である以上いずれ使えなくなるので、単にその日が早く訪れただけ、という事になりそうです。

 

というわけで結局このSIMも有効期限切れで無効になり、10年以上の付き合いとなった3HKともお別れ、という事になりました。