バンコクの地下鉄に乗る

昨日ウイークエンドマーケットに行った帰りにバンコクの地下鉄に乗ってみました。
4年前にバンコクを訪れた際はまだ工事中だったのです。

地下鉄駅への入口です。
駅に入る際に荷物チェックがあり、セキュリティーがけっこう厳しいです。
とは言えこれはバンコクの大規模ショッピングセンターでは一般的ですが。
きっぷはプラスチック製の黒いコインみたいなもので、中にICチップが
入っていて乗車時には自動改札についているセンサーにそれをかざし(Suica
みたいに)、降車時には自動改札についているコイン投入口みたいなところに
きっぷを入れると自動改札が開きます。
走っている電車は以前から運行されているBTS(スカイトレイン)の車両そっくり
で、おそらく同じもののような気がします。
乗降客の数もけっこう多いです。
以前BTSが開業した際にはその運賃の高さから乗客が少なく、車内はガラガラ
だったのとは違いましたね。
まぁバンコクの渋滞は相変わらずだし、バスの運賃も高くなったから、競争力は
十分ある、ということでしょうか。

そしてモバイル、携帯電話をネタとしたブログを開設している私として絶対に
やっておきたかったのが地下鉄の車内で携帯が通じるかを試すこと。
結果はこの通り

走行中の車内でもちゃんと携帯は通じます。
タイの携帯キャリア3社(AIS、DTAC、True Move)全てOKです。
そしてもちろん乗客は普通に車内で携帯を使っています。
「外の世界」を知らない日本人にはわからないでしょうが、これがアジアの常識です。
ソウル、香港、台北シンガポールといった他のアジアの都市の地下鉄でも
車内で携帯が通じます。
アジアで日本だけが地下鉄車内で携帯が通じない(福岡の地下鉄を除く)。
このことを「不便だ」と感じない日本人の感覚、そしてその不便さを放置して
いる日本の携帯キャリアの怠慢さが不思議です。
まぁこれは日本人の多くが「外の世界」を知らない、そして「日本」という
色メガネをかけてしか外の世界を見ることができない、ということに起因するの
でしょうが。

最後にバンコクの地下鉄車内で見つけたタイらしい車内表示を紹介。

座席を譲り合いましょう、という表示ですが、一番左側に僧侶の絵が。
タイでは公共交通機関内では僧侶に席を譲る、というのが当たり前で、バスの
最前列の席は「暗黙の僧侶専用座席」となっていたりしますが(一般客が座って
いてもOK)、そういうお国柄が出ているんだな、と思いました。