タイの携帯電話事情

海外携帯電話事情シリーズの4回目はタイです。

タイでは3Gサービスは行なわれておらず、GSMのみとなります。
タイでGSMサービスを行なう現地キャリアはAIS、DTAC、True Moveの3社。
上のスクリーンキャプチャーでは「TH ACT 1900」と「GSM 1800」というネットワークを検出して
いますが、アランヤプラテート(タイ/カンボジア国境の街の一つ)では検出できず、上記3社の
ネットワークしか検出できませんでした。
MBKなどで「iMobile」という看板を掲げた携帯ショップをよく見かけたので、もしかすると
それと関係があるのかも知れません。
ソフトバンクユーザーはAISのネットワークに接続するとローミングチャージが安くなります。
ネットワークのカバーエリアは唯一GSM900Mhzを採用するAISがタイ国内シェア1位であることもあり
有利ですが、GSM1800Mhzを採用する2番手DTACも健闘していて、AISが圏外でもDTACは使えたり
します。
それに比べTrue Move(ここもGSM1800Mhzを採用)はかなりカバーエリアが狭く、地方では幹線道路上
でも圏外になることもあり、タイ国内をあちこち廻りたい人にはあまりお勧めできないかも。
ちなみに3社ともデータローミング(GPRS/EDGE)に対応します。

プリペイドSIMカードは携帯ショップで簡単に手に入ります。
利用者登録やIDの提示は不要です。
リチャージバウチャーはコンビニでも手に入ります。
タイのプリペイドSIMカードで特徴的なのが「番号の並びがいいいわゆる「良番」のSIMカード
高く売られている」ということ。
タイのプリペイドSIMカードを扱う店の店頭にはたくさんの番号が書かれた紙が掲げてあり、
その店が持っている良番SIMカードの番号をアピールしています。
特に特徴のない普通の番号のSIMカードは定価で売られていますが、良番のSIMカードの値段は
ピンからキリまで。
私が見たもので一番高かったのが「08-777x-yyyy」(DTAC)という番号で、何と39万B!!
100万円以上します。
とは言え日本でもヤフオクで良番の携帯番号がとんでもない値段で出品されていたりするので、
タイも日本も変わらないと言えますが。
旅行者が使う分には別に良番である必要はないので、定価で売られている普通の番号のもので
OKでしょう。
見栄を張りたい人は自分の予算内で良番のSIMカードを買うのもいいかも。
AISにはデータ通信に特化していると思われる「Net SIM」というプリペイドSIMカードもあります。
私はバンコク滞在中にDTACのプリペイドSIMカードを購入しましたが、それについてはこちら
ご覧ください。

海外携帯事情シリーズ5回目はシンガポールの予定です。