タイでのモバイル回線はDTACがいいかも

昨日DTACプリペイドSIMについてのエントリを書いた際に改めてタイのモバイル環境について調べてみると、一年の間にかなり進化していることが分かりました。
その中で「これはよさそう」と思ったのがDTAC。
一年前は3Gサービスが始まっていたものの、まだ本サービス前だったようで利用ができなかったのですが(利用可能エリアも狭かった:ちなみにカオサン周辺は圏外でした)、現在ではバンコク周辺のかなり広い範囲をエリア化しており、バンコクのみの訪問、というのであればかなり使えそう。
とは言えバンコク以外の地方都市もエリア化しているAISやTrue Moveには負けるのですが…
DTAC 3Gのサービスエリアマップはこちら
ちなみにDTAC 3Gは850MHz帯を利用しているため、サービスの利用にはW-CDMA850MHz対応端末が必要です。
そして規格上の最高速度は下り42Mbps(DC-HSPA+対応)となります。


しかし3G対応エリアが狭いからか、その分サービス内容で差別化を図っています。
以前はDTACはデータパッケージが分かりづらく、そのため私はパッケージなし(1.07B/分の時間課金)で利用していましたが、3Gサービスの開始でデータパッケージが充実。


一日定額49B/日(ただし3G利用データ量が250MBを超えると速度制限あり) *104*29*9#
一週間定額199B/週(ただし3G利用データ量が1GBを超えると速度制限あり) *104*28*9#


といったパッケージはかなり使えそうです。
DTACのデータパッケージの詳細についてはこちら(一日定額49B/日については記載がないですが、それについてはDTAC 3Gのサイトに記載があります)。
49B/日の一日定額は他社と横並びですが、AISは速度制限がかかるデータ量が140MBとDTACに比べ少ないですし、True Moveは自社WiFiの利用権も付きますが、3Gデータは20MBまで、という制限があることを考えるとDTACが有利かな、と思います。


去年タイを訪れた際はTOT3Gが最高!! と書きましたが、TOT3GのSIMはスワンナプーム空港で手に入らないのが欠点。
しかしDTACはスワンナプーム空港到着ロビーにサービスカウンターを持っているので、そこでSIMを入手できますから、到着後すぐに充実したモバイル環境が得られる、ということでも価値が高いと思います。

スワンナプーム空港到着ロビーのDTACサービスカウンター(2009年撮影)。
とは言えDTACの3Gサービスは850MHz帯を使用しているため端末を選ぶのが難ですが、SIMロックを解除したW-CDMA850MHz対応ドコモ端末(Xperiaシリーズなど)が利用できるというのは大きなメリットだと思います。
MicroSIMも提供していますから、SIMロックフリーiPhone/iPad 3Gで使う、というのもいいですね。


というわけで今度タイに行く際は現在持っているSimple SIMに加えもう一枚SIMを購入してDTAC 3Gを活用してみようと思っています。
とは言えどうせAISのSIMも、TOT3GのSIMも買うんですけどね(プリペイドSIM天国タイバンザイ!!)。


ただ次いつタイに行けるかは全く未定、というのが悲しい…