オーストラリア総括

オーストラリアからバリへの乗り継ぎのため、シンガポールへ戻ってきました。
メルボルン滞在中メールでのブログ更新がうまくいかず、ネットを使うにも高かったので、
結局最初の一回しかブログを更新できませんでした。
今まで問題なかったのに、どうして今回文字化けしたんだろう?
メールでブログを更新する際、本文中にHTMLタグを入れたらいけないのかな?
今度試してみる必要がありそうです。
というわけで文字化けしていた前のエントリは削除しました。
ごめんなさい。

13年ぶりのメルボルン、観光地を訪れることはあまりせず、昔の思い出の場所を
訪ね歩いて過ごしました。
変わってしまったもの、なくなってしまったものが多く、時の流れを感じずには
いられませんでしたが、13年前と変わらず残っているものもありました。
そして13年前にはなかったものも。



今回のメルボルン訪問は本当物価の高さに泣かされました。
13年前の約2倍、日本円が弱くなったのもダブルパンチ。
海外からの旅行者や生活資金を本国からの仕送りに頼る留学生には辛いです。
しかし給与水準もそれなりに上がっているので、現地で仕事を持ち収入を得ている
のであれば問題なく生活できます。
何と言っても今オーストラリアは好景気の真っ只中。
失業率は過去30年間で最低を記録し、出生率も上昇傾向。
街を歩いていても昔と違いきれいな車が多くなったし、メルボルンのあちこちで
新しい建物が建てられていて、不動産価格も上昇中。
しゃれたカフェやレストランには高い値段にもかかわらず客がいっぱい。
昔は20年以上落ちのボロい車を見かけることがけっこう多かったのですが、今では
そんな車は少なくなりました。
これこそ真の意味での好景気です。
ほとんどの国民がそれを実感できない、どこかの国の虚構の好景気とは違います。
「外の世界を知らない日本人」には本当早く目を覚ましてもらいたい!!
それゆえ物価が上昇し、海外からの旅行者には辛い国になってしまったのですが。



それにしてもメルボルン、というかオーストラリアは外国人にとって住みやすい街、
そして国であることを実感しました。
何と言っても外国人、ということを意識することなく街を歩き回れる。
いろんな人種、民族が入り混じっていて、パッと見ただけではその人が単なる訪問者
なのか、それともそこに住んでいるのかが分からないから、ものすごく気が楽。
とにかく街を歩いているといろんな言葉が聞こえてきます。
もちろん英語が多いですが、中国語に韓国語、ベトナム語にインド系の言葉、もちろん
時には日本語も聞こえてきます。
オーストラリアが多民族で構成された移民国家であることを実感する時です。
13年前に比べ韓国人とアフリカ系黒人、それとインド系の人々が増えたように感じます。
以前はベトナム人がやたらと目立ったのですが…
それとひさびさの英語圏の国(というかオーストラリアしか行ったことがない、つまり
13年ぶり)なので、街中の表示が全て英語でしか書かれておらず、白人が仕事していて、
周りの人間も当たり前に英語を話している、という環境にちょっと違和感を感じました。
ネイティブの話す英語にも苦労されられるし…



しかし以前よりも息苦しさを感じました。
おそらく街のあちこちにある「防犯カメラ監視中」という警告がそう思わせているの
かも知れません。
とにかくどこもかしこも防犯カメラだらけ。
防犯カメラだらけの都市と言えばロンドンが有名ですが、それをそのまままねて
しまったのではないかと思う程です。
犯罪防止のためとは言え、これはちょっと残念です。

かなり予算的に無理をしたものの、やっぱり来てよかった。
いずれまた訪れてみたいと思いますが(今度は日本から直行で)、日本のこれからの
経済状況を考えると、難しいかも知れませんね。