民間企業としてそれが当然じゃないの?

マカオの携帯電話事情を楽しみにしていた方々(いるのかな?)にとってはちょっと違う話に
なってしまいますが、どうしても書きたかったので書きます。

JR東海が東京/名古屋間のリニアモーターカー新線を自己資金で建設する、というニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000119-mai-bus_all

を見て私が思ったのが「民間企業としてそれが当たり前だよね」ということ。
全国各地で整備新幹線の整備が大きなトピックになっています(私の地元もそう)が、私がそれについて
のニュースを見ていつも思うのが「何でJRという民間企業のインフラを税金使って作るの?」ということ。
法的な裏づけがあるとは言え、それはおかしいよな、と思ってしまいます。
きちんとした事業計画、需要見通しといったものもなく、ただ単に地元の政治家、土建屋のエゴだけで
多額の税金が使われる。
彼らにとってのJRというのは未だ「国鉄」なんでしょうね。
既に民営化から20年も経っているのに。
そして都合の悪い話を隠し新幹線開通後のバラ色の未来図だけを吹き込む地元マスコミに騙されて、
それをおかしいとも思わない現地の住民たちもどうかしている。
JRは営利企業としてきちんと利益が出る見込みがあるかどうかを見極めた上で新幹線を建設するか否か
を決めなければならないのに、税金で建設される、ということで甘い判断をしてしまうんでしょうね。
いろいろ問題はあるものの、JR東海の判断は民間企業として正しいと思います。

私個人としてはどうしてそれ程新幹線にこだわる必要があるのか不思議です。
新幹線で4時間も5時間もかかる所であれば明らかに飛行機に優位性があるのだから、新幹線で3時間以上
かかるところへは基本的に飛行機、という方向に政策変更し、新幹線を建設するよりむしろ空港を整備し
航空会社の新規参入を促進する方が理にかなっていると思いますがねぇ。