甲斐大和病の特効薬が…

少し前の話になりますが、先日(メインPCを更新する前)ネットを巡回していたら、ケータイマニア
あすま氏のブログ「ケータイマニアあすまの物欲自爆黙示録」に次のようなエントリを発見。


6120cでドコモ800MHz帯は受信できるのか


Nokia 6120 Classic(ドコモNM705iのベースモデルですね)でFOMAプラスエリアの電波を受信
できるか、ということについてのエントリです。
ここではNokia 6120 ClassicはFOMAプラスエリアが使う周波数である800MHzに近い周波数
である850MHzに対応しているW-CDMA850/2100MHzデュアルバンド対応端末なので、受信できる
のでは? といった説に否定的な見解を示しています。


実は私も同じことを考えていました。
というのはNokia E51もまたW-CDMA850/2100MHzデュアルバンド対応端末だから。
それはNokia E51を始めて私の海外携帯テストの場、中央東線甲斐大和駅に持ち込んだ時のこと。

(Photo by Nokia N82)
ここが甲斐大和駅(GPSタグ付き)。
普通ならドコモネットワークに接続している海外携帯をここへ持ち込むと、圏外になって
しまい、場合によっては端末がハングアップしてしまう。
私はこの現象を「甲斐大和病」と呼んでいると以前のエントリで書きました。
しかしNokia E51はまったくそんなことはなく、ドコモの電波を受信している。

SoftBankのネットワークしか認識していないNokia E61(右)に対し、ドコモの電波を受信して
いるNokia E51(左)。
この後帰宅し、Nokia E51のスペックをチェックしてみると、Nokia E51はW-CDMA850/2100MHz
デュアルバンド対応となっていて、「Nokia E51が甲斐大和病にかからないのはW-CDMA850MHz
対応だからだ」という結論に達しました。
その甲斐大和駅周辺はドコモのFOMAプラスエリアの電波が飛んでいて(確認済)、FOMAプラス
エリアが使う周波数である800MHzに対応しない海外携帯がその電波を受けておかしくなるのが
甲斐大和病で、W-CDMA850MHzに対応するNokia E51はFOMAプラスエリアの電波を受信できるため
甲斐大和病にはかからない、つまり甲斐大和病の特効薬はW-CDMA850MHz対応で、W-CDMA850/
2100MHzデュアルバンド対応端末であればドコモネットワークでも問題なく使える、という
ことになるわけです。
そこで私のNokia E61後継機探しの条件に「W-CDMA850/2100MHzデュアルバンド対応」を加えた
程です。


しかしW-CDMA850MHzに対応する端末でFOMAプラスエリアの電波を受信できない、となると
この現象の説明がつかない。
上には甲斐大和駅周辺はFOMAプラスエリアだ、と書きましたが、実は通常のFOMA(W-CDMA
2100MHz)の電波も弱いながらも飛んでいて、それを受信しているのかも、という可能性も
あるのですが、他の海外携帯では上の写真程の電波受信感度はない。
例えばNokia N82だとハングアップすることなくドコモの電波を受信しますが、アンテナマーク
は1〜2個しか点きません。


こうなると詳細に調べてみたくなります。
というわけで「あの端末」に登場願うことにするかな。