ようやく手に入れたもの

先日の休みにようやくあるものを手に入れました。
とは言ってももちろんNokia E90S11HT、eeePC901といったモバイルガジェットではありません。
それは…



バター


ご存知の方も多いと思いますが、今バターが極めて品薄。
手持ちが少なくなってきたので探していたのですが、どこのスーパーへ行っても売り切れ。
1、2ヶ月前からずっとこの状態が続いていい加減うんざりしていたところ、近所の西友で発見。
即購入したのは言うまでもありません。
ここのところバターを使う料理を作るのを控えていたのですが、その必要もなくなりました。


それにしてもこれだけ品不足が深刻なのに、マスコミが騒がないのが不思議。
小麦製品などの食料品の値上げに関してはあれほど騒いでいるのに、同じ食品に関することであるバター不足に
関してはまったくと言っていい程報道がない。
同じ「食品不足」なのに、15年程前の米不足の時の大騒ぎとはえらい違いです。
あの時はアメリカやタイから米を緊急輸入して対応しましたが、今回のバター不足に対しては何の対策もなし。
そしてそれに対し何の疑問も持たない日本人も不思議。
さすがは「不思議の国の住人」だ。


本来であればオーストラリアやニュージーランドからバターを緊急輸入するといったことにより当座の品不足を
解消してしのぐ、といった対策を取るべきなのに、政府は何もしない。
どう考えたって「怠慢」としか言いようがない。
まぁこの国の政府は国民の利益よりも特定の利益団体の利益の方が大事、という考えを持っていることからすれば
こういう対応も当然と言えば当然なのですが。
そして政府に飼い慣らされて従順なマスコミの対応も当然と言えば当然。


そう言えば2008/6/2号の日経ビジネスニュージーランドのクラーク首相のインタビュー記事が載っていたの
ですが、そこで日本のバター不足に関する発言がありました。
「今日本ではバターが不足しているというが、ニュージーランドとしてはそれに対応する用意があるにもかかわらず
日本がそれを拒んでいるのはおかしい」とのこと。
外の世界の視点で見れば当然の意見ですね。
それにしても「不思議の国の住人たち」はいつになったら目を覚ますんでしょうねぇ。