2011年総括「雑記編」

昨日の2011年総括「モバイル環境編」に続き、今日は「雑記編」です。


それにしても今年程「この国は本当おかしい」と思った年はなかった、と思える一年でした。
後の世代の歴史家は今年を「日本滅亡へのターニングポイントとなった年」と記録するのは間違いないでしょう。
それぐらいひどい年でした。


今年改めてよく分かったのが
政治家、役人といった権力側の人間は「自分たちの既得権益を維持するためなら何でもやる人種である」
ということ。
そのためには未曾有の大災害をも利用することを厭わない、というとんでもない連中であることが白日の下に晒された一年でした。
それにしても東日本大震災後の政府の対応ときたら本当見ていられなかった。
役人連中はひたすら「いかにして責任を負わずに済むか、(自らに降りかかる)リスクを最小限にするか」ということばかりを考える余り対応が後手に回り、被災者は放置プレイ状態。
「国民の生命、財産を守る」義務を負っているはずの国がその義務を果たさず、被災者に適切な対応をしないのですから国民はたまらない。
さすがは「国は国民の生命、財産を守る責任を負わない」ことを憲法で謳っている国だな、と思わずにはいられなかった出来事でした。
そしてその後も被災者救済、災害復興に関することはそっちのけでここぞとばかりに「自分たちの既得権益を維持するための」増税論議に夢中。
「今そんなこと議論している場合じゃないのにこいつら頭おかしいんじゃないの?」と思ったのは言うまでもありません。
その後も(そして今でも)被災地復興へ向けてのまともな議論がなされておらず、それでいながら「日本を滅亡へ導くことになる」増税論議はどんどん進行、ということには本当呆れてモノが言えません。
まぁ上記の通りこの国の政治屋は「自分たちの既得権益が第一、国家、国民は二の次三の次」だからそれも当然か。


それにしてもこれ程ひどい仕打ちを受けておきながら、被災者を含めた国民が怒り出さなかったのも不思議としか思えませんでした。
日本以外の民主国家(民主国家でなくても)でこのようなことをすれば国民は怒り、大規模な抗議行動が起こる(そういえば海外では今年そういったことが頻発し、独裁政権がいくつも倒れましたねぇ)のですが、日本では「活動家」「プロ市民」といった人たちが感情論だけで抗議活動をしただけでした。
「被災地救済、復興が最優先課題の今増税論議などしている場合か!!」といって被災者たちが国会議事堂を取り囲み抗議する、といったことが起こっても不思議ではなかったのですが…
そういえば感情論だけで抗議活動する「体の大きいお子ちゃま」についてはこういうこともありましたねぇ。


そしてマスゴミの世論操作が露骨になったのも今年の特徴と言えるでしょう。
「節電しないといけないんダ」「増税するのも仕方がないんダ」といった方向へ国民を洗脳しよう、という意図が見え見えな報道が目立つ一年でした。
本来であれば前者に関しては「電力供給能力を回復させ、安心して電気を使える環境を復旧せよ」、後者に関しては「まずは政治家、公務員が議員定数、職員数の大幅カット、給料の大幅削減といったことで範を示せ」と言うべきなのに、マスゴミからはそういったことはほとんど聞かれない。
まぁ彼らも「権力側」だから当然か。
節電に関しては以前「節電など不要!!」とエントリしていますが、その時書いた通り節電していません。
それにしても過剰に節電を煽るマスゴミが「クリスマスイルミネーションがきれいですねぇ」といった報道をするのには笑える、というか呆れる、というか…
「節電が求められているのだから、ムダなイルミネーションは止めろ」とか言うべきだったのでは? と思わずにはいられませんでした。
そういえば節電で思い出しましたが、今年はLEDに関する情報操作も露骨でしたね。
白熱電球のリプレースには電球型蛍光灯が最も費用対効果に優れている(何しろ105円で買える)」にもかかわらず、マスゴミは「節電するならLED」と過剰にLED電球へのリプレースを勧める報道を連発。
私からするとこれには「LED電球の利ザヤが大きいうちにできるだけ多く売り込もう」という大手家電メーカーの意図が隠されている、としか思えないのですが…
このように企業側も「震災、節電」をダシにして金儲けしようする傾向が強かったことも今年の特徴として挙げられるでしょう。


とこんなところでしょうか。
来年もこの「政治家、役人、マスゴミといった権力側の人間が国民、国家無視で既得権益にしがみつき、それが国を滅亡へと導く」傾向は変わらないと思うとうんざりしますが、これからもそういったことに関しては声を挙げていくつもりです。
我々国民が声を挙げ、怒りを表現しないことには何も変わりませんからね。


今年はほとんど旅をしていないので「旅編」は割愛です。


それではよいお年をお迎えください。