ハイブリッド列車に乗る

今年の夏の青春18きっぷの有効期限は昨日まで。
私の青春18きっぷはまだ残っていたものの、昨日は夜のお仕事明けの休みだったので遠くへ行く
ことができず、近場でどこかおもしろいところはないか、と考えた末に小海線を走る世界初の
ハイブリッド列車に乗ることに。

このハイブリッド列車、現行(2008年9月)ダイヤだと小淵沢発が一日一本しかなく、中信、山梨方面
からだと少々乗りづらい列車だったりします。
小諸/小海間をメインに走っているので、北信からの方がアクセスしやすいですね。
詳しい情報、運行ダイヤについてはこちら


「ハイブリッド」というとどうしてもエンジンとモーターの両方を動力として走る、というハイブリッド
車のイメージが先行しますが、このハイブリッド列車、動力として使うのはモーターのみ。
エンジンはそのモーターを動かすための補助電源として機能します。
つまり発進時、加速が必要ない時はバッテリーからの電力のみで走り、加速時、そして勾配がある区間
登る時などパワーが必要な時だけエンジンが回り、それに必要な電力を供給する、というわけです。
そのため駅を発車する際は音もなくスルスルと発車し、まるで電車のよう。
しかし勾配を上り始めるとエンジンが回りだし、「おっハイブリッドだ」という感覚を味わえます。
初代プリウスからプリウスを乗り継いでいる(と言っても2台ですが)友人がいるのですが、その友人の
プリウスに始めて乗った時のあの不思議な感覚を思い出しました。


ここで突然「小海線ハイブリッド列車に乗る旅」フォトギャラリーを。
撮影はすべてNokia N82で、アップロードサイズは800x600(上の写真を含む)。
GPSタグが埋め込まれているので、写真をダウンロードしてGoogle Earthで撮影場所を確認できます。

ハイブリッド列車の車内。
小海線の列車は通常ワンマン運行なのですが、ハイブリッド列車だからか「ワンマン」の表示がある
にもかかわらず車掌が乗務。
「ハイブリッド列車に乗りにきた」私のような乗客が多く、そのため小淵沢野辺山駅からの乗降が
多いからでしょうか。
実際始発の小淵沢駅ではかなりの混雑でした(そして野辺山駅で大勢下車)。

JR線の中で最も標高が高い駅、野辺山駅でのワンシーン。
乗客がカメラを向ける先には…

JR線内で最も標高が高い駅、ということを示す碑が。
ちなみにJR線内で標高が高い駅ベスト10のうち9つが小海線内にあります。
(もう一つは中央東線内)

そしてJR全線の中で最も標高が高い地点がここ。
JR線最高地点、という碑が建っています(走行中の車内から撮影しているので、読みにくいですが)。
ちなみにその隣に鳥居が建っていますが、これ「鉄道神社」と言うそうです。

車内に掲示されているハイブリッド列車の走行システムについての説明。
上に書いたハイブリッド列車の仕組みについて説明されています。

そしてこれが通常小海線を走っているディーゼル列車。
帰りは小海駅からこいつに乗りました。


おまけ
このハイブリッド列車に乗る前に、こいつにも乗ってきました。

中央東線旧線(辰野/塩尻)を走る1両編成のワンマン電車です。
普通乗る機会がない電車ですが、この際、ということで乗ってきました。
とても長〜いロングシートが印象的な電車です。


これで今年の夏の国内旅は終了。
この後は香港行きと秋の国内旅(予定)が待っています。