重慶大廈(Chungking Mansions)


以前にも書いた通り、今回の香港での宿は重慶大廈内のゲストハウス。
重慶大廈は尖沙咀のメインストリート、ネイザンロード(Nathan Rd.)にあり、
格安のゲストハウスだけではなくインド料理/食材店、マネーチェンジャーと
いった様々な店があります。
そしてそこにはアフリカ人にインド系の人々、そして世界各地からの旅行者、
もちろん香港人と様々な人々が集まり、極めて多国籍な空間となっています。
それ故日本の旅行ガイドブックには「危険」「近づかない方がいい」などと
書かれることが多いですが、このような多国籍な環境が好きな私としては別に
気になりません。
それが海外旅行の醍醐味、そしてそのような体験をしたいからこそ旅に出る
のですから。
しかしそのようなことが気になる方は止めた方がいいと思いますが。



今回泊まった宿、「Dragon Inn」。
B座(Block B)、3rd Fl.(日本で言う4階)にあり、重慶大廈名物(?)とも言える
異常に混雑するエレベーターを利用しなくてもアクセスできます。
それ故今回はこの宿を選んだのですが。

これが今回私が泊まった部屋。
土地が貴重な香港らしく狭い部屋ですが、必要なものはすべて揃っています。
一泊HK$275でしたが、3泊する、ということでディスカウントしてもらい一泊
HK$250になりました。
少々予算オーバーでしたが、エレベーター待ちの必要がない、というメリットを
考えると悪くはなかったと思います。

これが重慶大廈名物のエレベーター待ちの行列。
重慶大廈はA〜E座の5つのブロックから成りますが、その中でも正面玄関に近く、
ゲストハウスの数も多いA座のエレベーターが一番混雑します。
右側のエレベーター(奇数階行き)の列はこの写真の更に右側へ、中央通路の
真ん中ぐらいまで延びていました。
しかしこのようなデメリットがあるためか、A座の上層階のゲストハウスは結構
安いらしいです。
価格重視の旅行者はここを狙ってみるといいでしょう。
ただしエレベーターに乗るために混雑する時は10分以上待つことを覚悟しておく
必要がありますが。


そして重慶大廈のもう一つの名物とも言えるのがゲストハウスの客引き。
大きな荷物を持って最寄のバス停でエアポートバスを降りると早速寄ってきます。
本当うっとうしいのですが、ちゃんと避ける方法が。
それは重慶大廈の中に入る」

ここに書いてある通り、重慶大廈敷地内での客引き行為は禁止されています。
そのため客引きは旅行者が重慶大廈の中に入ると諦めて去っていきます。
実際そのようなシーンを何度か見ました。
ですからエアポートバスを降りたらさっさと重慶大廈の中に入ってしまえば客引き
を避けられる、ということになります。


最後に今回重慶大廈についての情報を得るのに役立ったサイトがこちら


重慶大廈への招待


サイト上の情報が2006年更新、と情報が少々古いのが気になりますが、意外と重慶
大廈の情報をきちんとまとめたサイトは少ないので有用だと思います。
検索してみても古い情報が多く(下手すると10年近く前とか)、使えないんですよね。