Nokia E90 vs N82カメラ対決

今日は天気がよかったので、ちょいと出かけて上諏訪駅周辺をブラブラ歩きすることに。
目的の一つがNokia E90のカメラのテスト。
Nokia E90は300万画素、AF付きカメラを搭載し、そこそこ期待できそう。
というわけで無謀にも500万画素、カールツァイスレンズを搭載するカメラを持つNokia
N82と比較してみることに。
ここからの画像は左/上がNokia E90、右/下がNokia N82で撮影したもの。
撮影モードはすべてフルオート、AWB。
リサイズ以外は一切加工していません。

諏訪市中心部にある高島城。

高島城で見つけた紅葉したモミジ。

諏訪湖畔の紅葉したかりん並木。

片倉館敷地内の黄色く色づいた銀杏の木。


Nokia N82と比較するとE90はかなりカラーバランスが変で、青、緑が非常に強く出て
しまいますし、色の出方自体が全体的に派手目。
特にモミジの写真はひどい。
そう言えば先の香港行きで山根さんに見せてもらったNokia E71のカメラも青っぽい
画像になっていたので、これはNokia ESeriesのカメラの特性なんでしょうか?
そしてちょっと靄がかかったような感じの画像になることがあります。
これはちょっといただけませんね。


そして操作感にも問題あり。
AF搭載カメラなので、シャッターボタンは半押しでAF作動、全押しでレリーズ、と
いう動作ですが、半押し/全押しの感覚が非常につかみづらいし、AFの動作も変。
シャッターボタンをちょっと押すだけでAFが作動するものの合照しなかったり、
それならとシャッターボタンを深めに半押しすると今度はAFが動作せずにいきなり
シャッターが切れたり、合照した瞬間にシャッターが切れたりする。
シャッターボタンの押し方に慣れが必要で、かなり使いづらい。
シャッターボタン自体が小さいのも使いづらさに拍車をかけています。


そしてNokia NSeriesと違ってシャッター音が消せないのもちょっと不満。
センターキーでレリーズではないので、シャッター音消しアプリcCamも使えないし…
とは言え日本のケータイのようにバカデカいシャッター音ではないので、普通に
使う分には問題ないですが。
Nokia E51同様レリーズ時にランプが点灯したりしないので、シャッター音が消せない
仕様になっているのでしょうね。
Nokia NSeriesはシャッター音が消せる」とは言ってもシャッターレリーズ時にLED
が点灯しシャッターレリーズが分かるようになっているので誤解なきよう。


Nokia E90のカメラの不満ばかり書いてきましたが、もちろんいいところもあります。
それはバーコードリーダーアプリが使いやすいこと。
Nokia N82の場合レンズカバーを開けた上でアプリを起動しないといけないし、認識率
も低く、しかもよく「Camera Overload」というエラーを出す。
しかしNokia E90ではアプリを起動するだけで準備OKだし、バーコードの認識率も高く、
Nokia N82では何度やっても読み取れなかったQRコードをすぐに読み取れました。
Nokia E90のカメラは写真を撮るためよりもむしろQRコードリーダーとして使うのがいい
のかも知れません。


というわけで結論。
カラーバランスには問題があるが、画質的には使えない程ひどくはない。
AWBを使わずに、マニュアルWBを使えば多少はよくなると思われます。
色の派手さも被写体によってはうまくマッチして好印象(上の銀杏の画像のように)。
さすがにNokia N82とは差が歴然としていますが、使えなくはないですね。
シャッターボタンのクセは慣れるしかないかな。


というわけで今度はNokia E90、N80、S11HTの「300万画素カメラトリオ」で画質比較を
やってみようかな。