DIGIらいふ 〜クリエイティブにいこう!〜のま〜さんが開発されていたフリーの日本語IME
「M-FEP60」がついにSymbian Signedを取得し、正式版としてリリースされたとのこと。
これだけのものをコツコツと作り上げ、しかもSymbian Signedの取得までされているま〜さんには
本当敬服します。
開発ご苦労様でした、そしてありがとうございます。
Symbian S60 3rd Edition向けの日本語IMEとしては既にシェアウエアの「+J for S60」があり、私も
使っていますが、Nokia E90で使っているとちょっとした不満点が。
それは「Shiftキーロックが利かない」ということ。
Nokia E61(JP)やX01HT、S11HTといった海外メーカー製日本語版スマートフォンでは大文字アルファベット
を入力する際Shiftキーを押してから目的の文字のキーを押せば大文字アルファベットを入力できます。
Shiftキーを押しっぱなしにする必要はありません。
親指打ちが基本となるスマートフォンのQWERTYキーボードでは非常に便利な機能です。
しかしNokia E90 with +J for S60だとこの方法は使えず、Shiftキーを押しっぱなしにする必要がある
上にCAPSロック機能もない。
これは本当使いづらい。
そこで「M-FEP60ならこの問題を解決できるかも?」と思いインストールしてみることに。
しかし結果から言うと失敗。
+J for S60同様Shiftキーを押しながらでないと大文字アルファベットを入力できない。
これはちょっと残念です。
しかしM-FEP60は+J for S60(松茸)よりも変換精度が高いようで、例えば+J for S60では「姨捨」を変換
できませんが、M-FEP60では可能。
ただM-FEP60にはユーザー辞書機能がありませんが、これは端末にインストールされたM-FEP60の
辞書を直接編集する、という方法があるので、それ程大きな問題ではありません。
ただ少々面倒な上に作者非推奨の方法ですが。
ここでおまけネタを一つ。
M-FEP60とノキア標準IME(AknFEP)との切り替えには通常M-FEP60と一緒にインストールするMFep60Setup
を使いますが、+J for S60がインストールされていれば+J for S60のIME切り替えユーティリティー
「+J環境設定」からでも切り替えができます。
この通りIME切り替えの選択肢に「M-FEP60」が出てきます。
ここで「M-FEP60」を選択すればM-FEP60に切り替えできます。
私の環境では切り替えが可能でしたが、これも作者非推奨の方法だと思いますので利用は自己責任で。
M-FEP60はまだインストールしたばかりでほとんど使っていないので、これから使ってみて+J for S60と
どちらがいいかを見極めたいと思います。