Acer Aspire Timeline

超低電圧版Core2Duo搭載でバッテリー駆動時間が8時間というスペックを持つにもかかわらず値段は9万円程、というコストパフォーマンスに優れたモバイルノートPC、Acer Aspire Timeline。
EeePCを使うようになってから「モバイルノートPCは何と言ってもバッテリーの持ちが命」と思っている私としては非常に気になるノートPCです。
先月のバンコク行きの際にパンティッププラザで現物を触っていますが、改めて日本版をヨドバシカメラで触ってきました。


その印象はというと…
1:薄く、軽いボディーでありながら質感はけっこう高い。
2:外部インターフェースも必要とされるものはすべて揃っている。
USB2.0は3ポートあるし、有線LANはGbE対応。
もちろんBluetooth搭載ですし、そしてHDMI端子があるのはポイント高し。
3:ネットブックではないのでディスプレイ解像度が高く、画質もいい。
4:それでいて9万円程というのは本当コストパフォーマンスが高い。


これだけ見ると非常に欲しくなるノートPCですが、気になる点もいくつか。
1:Enterキーの右隣にもキーがあるキーボードのキー配列。
キーボード自体はMacBookっぽい感じのキーボードで、けっこう打ちやすいものなのにこれは本当残念。
実際にタイプしてみるとやはり間違えてHomeキー(BSキーの右隣)やPageUpキー(Enterキーの右隣)をタイプしてしまう。
これだけで大きくポイントを下げています。
2:OSがWindows Vista
これはWindows 7プリインストールモデルを待てばいいわけで、それ程大きな問題ではありませんが、それでも結局XPに乗せ換えてしまうんでしょうね。
3:HDD搭載部やメモリースロット部に封印シールが貼ってある。
つまりこれを破ると保障が効かなくなるわけですが、当然SSDに換装したい私にとっては大問題。
モバイルノートPCにHDDなんてもはや考えられないですからね。
まぁそれでも購入直後でも必要とあればすぐにバラしてしまう自称「Warranty Voider」の私ですから、そんなことは気にせずSSDに換装し、メモリーも4GBに増設するでしょうね。


では買うのか? といえば答えはNO。
やはりあのキーボード配列は許せない。
恐らくその点だけで大きく販売を落としているのではないでしょうか。
実際抜群のコストパフォーマンスを持ちながらそれ程話題になっていませんし。
Windows 7プリインストールモデルが出る際にはぜひともEnterキーの右隣にキーのないキーボードを搭載したモデルを出して欲しいところです。
できればASUSから同じようなコンセプト、スペック、価格のノートPCが出ないかなぁ、と思っています。
モバイルノートはEeePC、デスクトップPCのマザーボードASUS製とすっかりASUS贔屓になってしまった私としてはやはりASUS版Aspire TimelineといえるモバイルノートPCを出して欲しいところです。
そしたら買っちゃいそうだなぁ。


そう言えばショップ店頭に展示されていたAspire Timelineには「WWAN対応」というステッカーが貼ってあったものの、デバイスマネージャを開いてもWWANカードが出ておらず、「本当に搭載されてるの?」と思ってしまいました。
もしかしてこの表示は「WWANカード搭載」という意味ではなく、単に「別途WWANカードを搭載できる」という意味なのかな?
日本ではキャリアが絡まない(つまりSIMロックフリーの)WWANインターフェースを搭載して発売する、というのはほぼ不可能でしょうから、こういう仕様になったのでは、と個人的には思っています。
でも本当のことを言えばWWAN搭載モデルもラインナップして欲しかったですね。


From EeePC1000H-X SSD2 with b-mobile 3G