iPhoneの隠された秘密?

iPhoneの作法に戸惑いながらも昨日からiPhone 3GSを運用開始。
詳しいインプレは後日、ということにしようかと思っていますが、どうしても書いておきたいことがあるのでエントリします。


iPhone 3G/3GSの3G対応周波数はカタログスペック上は850/1900/2100MHzのトライバンドとなっています。
ということはドコモのFOMAプラス(800MHz)には対応しません。
ところが今日職場へ3HKプリペイドSIM(ドコモローミング)を挿したiPhoneを持ち込んでみると、2100MHzシングルバンド、850/2100MHzデュアルバンド端末では圏外になってしまい、以前に私が「W-CDMA850MHz対応端末ではFOMAプラスは使えない」という確信を得た場所でiPhoneのアンテナマークが2本程点灯していました。


その時のエントリはこちら


これを見て、えっ!! どうして? と思ってしまいました。
最初は「iPhoneの電波受信感度ってそんなにいいんだ」とか「W-CDMA850MHz対応端末の中にはFOMAプラスに対応できるものもあるのか」と思っていたのですが、それにしてもアンテナマークの立ち方がドコモ端末(NM706i)と同じぐらい、というのはどう考えてもおかしい。
となると考えられることはただ一つ。


iPhone 3G/3GSは実はW-CDMA800MHz(FOMAプラス)対応


つまりiPhone 3G/3GSは実際のカタログスペックと異なり800/850/1900/2100MHzのクアッドバンド仕様(そう言えばこれってX01HT/HTC Hermesと同じ)になっている、というわけです。
でもどうしてそのような仕様になっているのか。
日本市場にもiPhoneが導入されるのでは、という話が出始めた頃(今から1年半ぐらい前ですね)、iPhoneはどこのキャリアから出てくるのか、ということが大きな話題となったことをご存知の方も多いと思います。
その際はドコモが最有力候補として挙がっていて、SoftBankから、というのはないのでは、と言われていました。
そこでアップルはドコモがiPhoneの提供先キャリアになることを見越してFOMAプラスに対応できる仕様でiPhone 3Gを開発したものの、実際にはSoftBankが提供先となったことで特にFOMAプラス対応をアピールする必要がなくなった(W-CDMA800MHzを採用するのは「ドコモダケ」ですからね)ため、カタログに載せていない、ということではないのか、というわけです。
もしそれが真実ならSIMロックフリーiPhone 3G/3GSは隠れFOMAプラス対応端末、ということになります。


端末運用を見直す必要がありそうです。