遅すぎるぞSoftBank

先日のエントリの通り、端末運用を見直したことでSoftBank回線をメインのデータ回線に復帰させました。
しかし久々にSoftBankをメインで使ってみると改めてその回線クオリティーの低さに驚くばかり。


まず驚くのが通信速度の遅さ。

SoftBank SIMを挿したNokia E90JoikuSpot Premiumを使ったWiFiアクセスポイントとして動作させ、それを経由してiPhone 3GSをネット接続してXtreme Speedtestを実行した結果がこれ。
ちなみに測定場所は職場(HSDPA非対応エリア)。
帯域制限のあるb-mobile 3Gの半分のダウンロード速度しか出ていませんし、アップロードに至っては何これ? と言いたくなるような速度。
E90で使っていても通信速度の遅さが明確に分かります。
HSDPA非対応エリアですから当然の結果ですが、やっぱりHSDPA対応のドコモ回線に慣れてしまうと使っていてイライラしてきます。


b-mobile 3GでのXtreme Speedtestの結果はこちら
ちなみに測定場所は上のSoftBankと同じです。


そして利用可能エリアの狭さ、電波状態の不安定さにも驚かされます。
建物の中だと圏外になるケースが多いし、電波状態が不安定で使える、と思ってもいきなり圏外になったりすることもある。
E90で使っていると通信中にアクセスポイント選択画面が出て、何だろう、と思ってみるとアンテナマークが立っていない、ということもしばしば。
移動しながら使っているわけでもないのにこれはいただけないなぁ、というのが正直な気持ち。
これがドコモだとたとえシングルバンド(2100MHz)端末であっても安定して電波をつかみ(ただしE90だけはイマイチ)、安定した通信が可能です。
明らかに通信インフラの質が違います。
ドコモはCMで通信品質の高さをアピールしていますが、SoftBankはイメージ先行のCMばかり。
そういうところにも両社の違いが出ていますね。


そしてHSDPA対応が遅々として進まないのも問題。
ドコモは全国全市町村のHSDPA対応化を謳っていることもあり、少なくとも私の日常生活の範囲内ではHSDPAでつながらないところを探す方が難しい程。
それに対しSoftBankはそれと全く逆で、HSDPAでつながるところがほとんどない。
差が歴然とし過ぎています。


まだ端末運用を見直して1週間程しか経っていませんが、もう運用の再見直しを検討しています。
やっぱりドコモメインで考えるしかないかな、と思っています。
そして分かりきっていたことでもありますが、iPhoneのネット接続をWiFiのみで行なう、というのは明らかに無理があることも判明。
出先でiPhoneをネットにつなぐ必要が出た際にはE90/N82JoikuSpotを起動してWiFiアクセスポイントを立てて、とやるのは手間かがかかり煩わしい。
やはりiPhoneにはGPRSが(定額で)使えるSIMを挿して使わないとダメ。
そういったことを考慮すると


Nokia E90:ドコモSIM
iPhone 3GS:b-mobie 3G SIM


結局こうなるのかなぁ、と思ってしまいます。
しかしこれだとb-mobile 3G回線をPC接続で使いたい時にSIMの挿し替えが必要になってしまう。
テザリングができれば問題解決なのですが…


こうなったらGaolBreakして真に自由な世界に踏み込むしかないのかな。