ドコモの128Kbpsパケット定額を使う:iPhone 3GS編

少し間が開いてしまいましたが、ドコモの128Kbps定額についてのインプレッション第2弾です。
第一弾ではNokia E90で使ってみましたが、今回はiPhone 3GSで使ってみます。


まずは各種スピードテストを使って通信速度を測定

Xtreme Speedtest

BNR スピードテスト(画像読込み版)
E90の時と同様、速度は128Kbps以下に抑えられています(そういう料金制ですから当然)。


次に実際の使い心地について。
(Webブラウズ)
SafariでのWebブラウズはページの読み込みが遅く、やはり最大128Kbpsではきつい。
しかしテキスト主体のサイトであればそれ程苦痛ではありません。
iPhoneOpera Miniが欲しいところです。
(Google Maps Mobile)
電車(中央東線普通電車)で移動しながら試してみました。
確かに地図データの読み込みは遅いものの、電車の走行速度には追従できていました。
特急列車や高速道路上の移動ではきついかも知れませんが、普通電車や一般道を走行するのであれば問題はなさそう。
(地図のズームレベルにもよりますが)
ただ通信速度が遅い分起動時や、ズームイン/アウト時の地図データ読み込み時間が長くなるのが少々気になりますが。
(YouTube)
意外だったのがこれ。
最大128Kbpsという速度ではまともに見られないのでは、と思っていたのですが、画質は悪いもののバッファリングで止まったり、といったことはなくスムーズに再生できました。
500Kbps程度と4倍ぐらいの速度が出るb-mobile 3Gよりもはるかに快適です(と言うかb-mobile 3Gではまともに見られないし)。
画質的にはあれですが、通信速度を考えれば仕方のないところでしょう。


最後に結論。
速度が要求される用途には使えませんが、それ以外では十分使えるかな、というのが私的な結論。
通信速度は制限されているものの、とにかく通信が安定していて、速度の変動が少ないのがいい。
更に利用プロコトルに制限がない(VoIPやストリーミングもOK:ただし速度的に使い物になるかは別問題)のも嬉しい。
そういったところを考えるとさすがはドコモ、といったところです。


メールなどの利用には十分な速度を確保しているので、物理QWERTYキーボードを持つE90で使うのがいいかな、と思っていますが、「隠れFOMAプラス対応端末」であるiPhoneで使うのも悪くない。
ちょっと悩ましいですね。