IDEOS+イーモバイルSIMまとめ


今月はイーモバイルプリペイドデータSIMをIDEOSで使ってみましたが、今日で30日定額の期限切れ。
というわけでそれについてまとめてみることにします。


(エリア)
私が出歩いた範囲内で言えばほぼエリア内で、特に使えなくて困った、ということはありませんでした。
しかし建物の奥まったところや地下街などは電波の入りが悪く、圏外になってしまうところもありますし、地下鉄の車内で使えない(他3キャリアはOK)とやはり後発キャリアである弱さが出ています。
しかし携帯の電波の入りが非常に悪い福岡市総合図書館で特に問題なく使えるのが不思議。
上の画像がその時のもの。
右のドコモデータSIMを挿したMilestoneが圏外(Emergency Calls Only)になっているにもかかわらず、イーモバイルデータSIMを挿したIDEOSはアンテナ表示が3本点灯状態、と違いは明らか(通信速度も1Mbps以上出ました)。
ちなみにiPhone 3GSだと800MHzをつかんだ状態でギリギリ圏内、という感じでした。
というより福岡市総合図書館内の電波の入りの悪さがどう考えても異常としか思えない。
館外ではどのキャリアもアンテナ表示フル点灯状態なのに、中に入るとイーモバイル以外(auは不明)はいきなりほぼ圏外、という状態になりますから。
もしかするとコンサートホールなどに設置されている電波妨害装置が取り付けられているのかも知れません。
そしてその電波妨害装置がイーモバイル(W-CDMA1700MHz)に対応していないため、イーモバイルだけ使える、というわけです。
そうでもなければあれ程の電波強度の急激な落ち込みは考えられない。
でも館内で携帯を鳴らしている人をよく見かけるので、違うかなぁ。


(通信速度)
通信速度は多くのところで下り1〜2Mbps出ていて、最高で3.8Mbps、平均で2Mbps強でした。
上りはハードウエアの制約(HSUPA非対応)のため380Kbps程度。
しかし全般的にドコモの方が通信速度が速い(下り2〜3Mbps出る)ことを考えると不満。
通信速度の変動も以前長野で使っていたとき程極端ではなく、遅くとも500Kbps程度は出ていたので、遅すぎて使えない、ということはありませんでした。
やはり都市部では通信速度が安定しているようです(逆にドコモは通信速度の変動が激しいのが難:100Kbps以下になる時もある)。
そしてHSUPA非対応のため速度が伸びない上りですが、試しにSIMをD25HWに挿し替えて試してみると、上り1Mbps弱出ました。

自宅でGalaxy TabをD25HW経由でネットにつなぎ、スピードテストを実行したところ。
しかしこれもドコモの方が速いんだよなぁ(Galaxy Tabで1.5Mbps程出る)。


(まとめ)
確かに利用可能エリア、通信速度ではドコモに劣りますが、さほど悪くはなかったな、という印象を受けました。
しかしドコモに比べHSUPA対応エリアが広いので、HSUPA対応端末であれば上り速度が速い、というメリットが生き、より使い勝手がよくなるのですが。
そういうことでHSUPA対応のS31HW(イーモバイル版IDEOS)が欲しい気がしますが、まだ中古価格が高いんですよね。
というかイーモバイルにはローエンド(S31HW)、ミドルレンジ(S31HT:HTC Aria)だけでなく、ハイエンドのスマートフォンも出して欲しいものです。
以前エントリした通り、イーモバイル端末もSIMロックフリーになりますから、通常はイーモバイルSIMで使い、イーモバイルのエリア外ではb-mobile Fair SIMに挿し替えて使う(W-CDMA2100MHz対応であれば)、といった使い方ができて便利ですからね。


30日定額の有効期間があと1時間半程で終わるので、IDEOSは電源を切ってSIMを抜き、当初の予定通りしまい込むことにします。