ようやく「世界の常識」が実現するけれども…(訂正あり)

日本以外では常識でありながら、これまで日本ではできなかったことがようやく実現。
そう、他キャリアとのSMSのやりとりがようやく可能になるのです。


SMSのキャリア相互接続、7月13日に開始――送信料金の値下げも(ITMedia)


しかし日本ではSMSの存在が一般にはあまり知られていないため、いろいろトラブルが発生しそうな気が。
スパム扱いされたりとかね。
それよりも問題になりそうなのがキャリアによるSMS受信制限。
これはどこかで見ただけなので、確かなことではないのですが、ドコモは「スパムSMS防止」の名目で自社の各種通知SMS(電源OFF/圏外時の着信通知SMSなど)を除くSMSの受信を全て拒否する設定がデフォルトになっているとか。
もしそれが本当であればドコモユーザーへSMSを送っても届かない、ということになります。
こんな設定がデフォルトになっている、というのであれば他キャリアとのSMSのやりとりができるようになったといってもメリットが全くありません。
これはようやく実現した改善を骨抜きにする由々しき問題です。

(訂正)
ドコモショップで確認したところ、SMS受信設定は「全て受信許可」がデフォルトとなっていて、別途設定変更しない限り受信拒否になることはないとのことです。
というわけで訂正します。


とは言えキャリアとしては「世界標準規格で、電話番号さえ分かれば世界中どことでもやりとりできて便利な」SMSよりも「キャリア、端末縛りがあり、メールの転送もできず不便な」ガラケーメールを使え、ということでしょうから、大して気にしていないんでしょうね。


このSMSの受信設定に関してはサービス開始前に各キャリアに確認しておきたいところです。