IDEOS+イーモバイルファームの続き

先日のエントリの続きです。
そこで「通信速度制限のないドコモ音声回線SIMを挿してHSUPA対応を試してみよう」と書いたこともあり、実際にやってみました。
SIMを挿し替えドコモのHSUPA対応エリアでSpeedtest.netを使ってスピードテストを行なうと…


アップロード速度測定が始まったところで再起動!!


してしまったのです。
3回やってみましたが、3回とも同じ症状が出ました。
つまり再現率100%。
しかしb-mobile U300 SIMだと同じ基地局(=Cell IDが同じ)を利用していても問題なくSpeedtest.netを実行できるのが不思議です。


この現象、HSUPAに対応していないハードウエアにHSUPA対応ハードウエア(=S31HW)向けファームを焼いたのが原因であるのは間違いないでしょう。
イーモバイルSIMで再起動ループに陥るのもこれが原因と思われます。
自宅はイーモバイルのDC-HSPA+(EMobile G4)対応エリア(=HSUPA対応)のため、イーモバイルの電波を受信してパケット通信が利用可能になるなり再起動してしまいその後再起動ループに陥る、というのが事の真相ではないでしょうか。
そしてドコモのHSUPA対応エリア内で発生する現象の件では海外端末とドコモのHSUPA対応基地局との相性の悪さ(HSUPA対応端末のMilestoneでもパケットが流れなくなる現象が出ますし)も関係しているかも知れません。
となるとイーモバイルのHSUPA非対応エリアだと再起動ループは起きないのかとか、ドコモ以外のキャリア(SoftBankや海外キャリア)のHSUPA対応エリアでSpeedtest.netを実行しても再起動しないのかといったことが気になるところですが、既にインドTATA向けファームに焼き替えてしまいました。
TATAの携帯電話サービスのブランド名は「TATA DOCOMO」ですから、ドコモ回線との相性の良さにも期待したいところです(資本提携の話だから、そういったことは関係ないか)。


最後にちょっと余談ですが、TATAというと私はどうしてもインドやネパールを走るトラックやバスを連想してしまいます。

屋根の上にまで乗客を乗せてネパールの道を走るTATA製のバス。
TATAのバスにはインド、ネパールを旅している際に散々乗りました(だってそれしか選択肢がないから)。
確かこれは10年程前にアンナプルナ山麓をトレッキングした帰りに散々待たされてようやくやって来たバス。
屋根の上にまで乗客がいるぐらいですから当然車内も乗客でいっぱいで、それでも何とか乗り込んでポカラまで帰ったことを思い出します。