水増しし過ぎだろ:メモリーカードリーダー

今日新しいメモリーカードリーダーを買いに久々にPCパーツの扱いもある諏訪のエイデンへ。
しかし気に入ったものが見つからず、結局買いませんでした。

それにしてもメモリーカードリーダーのパッケージに書かれている対応メモリーカード数の水増しのひどさにはあきれてしまいます。
40とか50とか、そんなにメモリーカードの種類ないだろ!! ということでパッケージを手に取って対応メモリーカードについての説明を見ると、「これはやり過ぎだろ」と思ってしまいました。
例えばSDHCカードですが、物理的な形状で分ければフルサイズ/Mini/Microの3種類。
ところがメモリーカードリーダーのパッケージの説明にはスピードクラスの違いごとに別メディア、という書き方をしてある。
SDHCカードのスピードクラスは2/4/6/10の4種類ありますから、それぞれ物理サイズの違い3を掛けた12種類に水増しされることになります。
もちろんSDカードは別メディア、という扱いですから、更に3が加算され15。
何と5倍にも水増しされてしまっています。
MMC/SD/SDHCカードには下位互換性があり、SDHCカードが使えれば下位のカードもすべて利用できますから、こういう表記は無意味。
もちろんスピードクラスの違いによって利用できるできないといったこともない(スピードクラスは単にデータ転送速度保証、という意味合いしかありませんから)。
更に同じメディアで、別名があるものもそれぞれ別メディアとして扱われていて、さらなる水増し要因に。
MicroSDは当初TransFlashと呼ばれていましたが、これもメモリーカードリーダーメーカーにかかると別物と扱われ、2種類とカウントされます。


それにしてもここまで対応メモリーカードの数を競うのはいったい何のためなのか、と不思議に思ってしまいます。
「対応メモリーカード数を多く表記しておいた方が売れる」とメーカーは考えているのでしょうが、こういう無意味でまぎらわしい表記は止めて欲しいものです。
まぁこれはそういう水増し表記に惑わされる無知な消費者が悪いのですが。


余談ですがエイデンの店内に流れるBGMが石丸電気のパクリになっているのは何かなぁ、と思ってしまいました。
そのBGMですが、メロディーは石丸電気そのままで、エイデン版の歌詞が付いている、というもの。
エイデンが石丸電気を買収したからでしょうが、買収した側が買収された側のテーマソングをパクる、というのはちょっと変わっています。
とにかく違和感があり過ぎるので、このテーマソングは止めて欲しいものです。