結局水増しカードリーダーを購入

先日SDカードを一枚壊して、その原因がその時使っていたメモリーカードリーダー、というエントリを書きましたが、結局代替となる新しいメモリーカードリーダーを購入することに。

私の嫌いな不要なメモリーカードスロットがいっぱい付いていて、対応メモリーカード数大幅水増し(58種類だそうです)タイプのメモリーカードリーダーです。
それでもこれを選んだ理由はサイズが大きく、非常に目立つディスクアクセスランプが搭載されているから。

このようにディスクアクセス状況が一目で分かります。
以前も書きましたが最近のメモリーカードリーダーはディスクアクセスランプがない、もしくはあっても小さく見にくいものが多いので、この点は評価できます。

カードスロットが5つあるので、リムーバブルディスクは5つ認識されます(つまりスロット間の相互ファイルコピーが可能)。
上からCF、MS、SD、MicroSD/MS Micro、SM/xD用のカードスロットとなります。

CF、SD用スロット以外は不要なので、不要なリムーバブルディスクをデバイスマネージャで無効にしてマイコンピュータがリムーバブルディスクだらけにならないようにします。
本当はMicroSDスロットも有効にしたいところですが、カードスロットの位置がよくない+カードの抜き挿しがしづらい、ということで無効にしました(MicroSD→通常サイズSD変換アダプターを使う、もしくは別途MicroSD専用メモリーカードリーダーを使うことで対応)。


私が以前から批判している「メモリーカードリーダーの対応メモリーカード数の過度な水増し」ですが、このメモリーカードリーダーの対応メモリーカードのリストはどうなっているかというと…

(画像をクリックすると拡大します)
58種類にまで水増しされていることもあり、「こんなメモリーカードってあったっけ?」と思うようなものまで対応リストに載っています。
そういったものをいくつか挙げてみると…


CF型HDD(マイクロドライブとは違うの?)
SD High Speed/SD Pro High Speed(そんな規格聞いたことがないし、当然実際の商品も見たことがない)
Wii用SDカード(普通のSDカードは使えない、ということはないよね)
メモリースティックROM(「ROM」ということは読み込み専用?)
Transfer Jet対応MS Duo(これも見たことがない)
PSP用MS Duo/MS Pro Duo(PSP用を謳っていない普通のMS Duoでも問題なく使えるのですが)


改めてここまで水増しする意味って一体… と思ってしまいます。
ついでにいうとパッケージにはUDMA4(UltraATA/66)対応、と書いてありながら、実際には対応していない(通常のCFと同じ読み書き速度になる)というのもいただけません。
こういった水増しは全く無意味で、消費者を惑わせるだけですから止めてもらいたいですし、スマートメディア(SM)とかフルサイズメモリースティック(MS)といった今ではほとんど使われることのないメモリーカードへの対応もそろそろ止めるべきでは、と思います(xDカードも不要かも)。
利用されることはほとんどないのに、そのスロットのために本体サイズが大きくなり、余計なリムーバブルディスクが増えるのですから(そして値段も高くなる)。
とは言えそれらのメモリーカードへの対応が必要なユーザーもいるでしょうから、それらに対応するモデルもラインナップに揃えておく必要はあるでしょうが、単に対応メモリーカード数を増やすためだけに対応し続ける、というのであれば止めるべき。
そしてMicroSDカードスロットが付いていても、カードの抜き挿しがしにくく使い物にならないメモリーカードリーダーが多いですから、そこも改善して欲しいところです。