Huawei IDEOSとS31HW(追記あり)

帰国後いきなり風邪を引いてしまい、昨日までダウンしてました。
まだのどが少々ガラガラしますし、咳も出ますが、ようやく動けるようになってきました。
とは言えまだまだ油断はできませんね。

私は先の旅行中香港でHuawei IDEOS(イーモバイルで使えるU8150-B)を購入してきたわけですが、私が風邪でダウンしている間にそのHuawei IDEOSがイーモバイルからS31HW(Pocket WiFi S)として発売される、という発表が。


http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=826(イーモバイルのプレスリリース)


Huawei IDEOSはAndroid 2.2搭載のれっきとしたスマートフォンですが、S31HWはPocket WiFi Sという愛称から想像がつく通り、現行のD25HW(Pocket WiFi)の後継機種として、Android 2.2搭載のWiFiアクセスポイント機能を利用したWiFiルーターという位置づけを与えられて出てきました。
一ユーザーである私個人の意見ですが、Huawei IDEOSはスマートフォンとしての使い勝手がイマイチな部分があるので(その大きな原因が搭載するQVGA液晶ディスプレイ)、それがイーモバイルがこの端末をD25HWの後継として出してきた理由でしょう。
そのためオリジナル版IDEOSよりも通信機能が強化されていて、HSPA対応(上り5.8Mbps)になっています。
これはオリジナル版IDEOSユーザーとしては悔しいところ。
ファームウエアアップデートでHSPA対応にならないかな?


しかもこのS31HW、SIMロックフリーとして発売されるとのこと。
日本ではドコモのデータ定額SIMやb-mobileのSIMなどを挿して、そして海外では現地のプリペイドSIMを挿して利用できるわけです。
つまり日本の国内携帯キャリアから発売される初めての完全SIMロックフリー端末、ということになります。
価格も縛りなし(ベーシック)で19800円と海外版よりは高い(私が購入した際の価格はHK$1680、カード会社からの請求額は18515円)ものの、国内キャリアが出すにしてはリーズナブル。
差額はHSPA対応になっている分、と考えれば納得いきます。
しかしキャリア発売ですから、端末単体で買えないのがネック、と思ったのですが、プリペイド(EMチャージ)ベーシックで購入し、SIMの初期チャージ額(10000円)を使い切ったらSIMは放置(=自然解約)、という手がありますね。
ただしイーモバイルがS31HWをプリペイドでも発売すれば、という条件がつきますが、SIMロックフリー端末、という理由で出してこないような気がします。
またはプリペイド向けのみD25HW同様のネットワークロック(ドコモ/SoftBank回線にはつながらないが海外回線に対してはロックフリー)をかけて出す、というのも有り得ます。
とは言えこればかりは発売されてみないと分からないですね。

(追記)S31HWはD25HW後継のWiFiルーター、という位置づけを与えられているものの、あくまでAndroid 2.2搭載音声端末ですから、プリペイドでは出ないですね。
すっかり忘れてました。


しかし本当のことを言えば日本通信あたりから出て欲しかったところ。
そうなるとW-CDMA800MHz非対応(しかし850MHzには対応)なのがネックとなりますが、これは800MHz対応ファームウエアがあればいい話ですから、十分対応できるはず。
日本通信は「SIMロックフリー端末の普及」を標榜しているのであれば端末調達をユーザー任せにせず(SIMロックフリーiPhone4供給に関するeXpansysとの提携はありますが)自分たちでも自社SIMを利用するためのSIMロックフリー端末を発売すべき、と思うのですがいかがでしょうか。
b-mobile WiFiなどデータ端末はありますが、音声端末はありませんからね。