アメリカのCDMAキャリア、Verizon WirelessからCDMA2000版のiPhone4が発売されるとのこと。
Verizon版iPhone 4発表 CDMAネットワークに対応(ITMedia)
これによりアメリカでのiPhone販売キャリアは初代モデル(iPhone 2G)からiPhoneを販売しているAT&T Mobilityと合わせて2社になります。
iPhone 3G発売当初は「一カ国一キャリアによる独占販売」という体制でしたが、その後多くの国で複数のキャリアがiPhoneを発売する体制へ移行。
特にiPhone4の発表からはその傾向が加速。
シンガポールのように国内全キャリアがiPhoneを扱う国もありますし、iPhone 3GSの頃は香港のアップルオンラインストア(私もここから買いました)でのみ行なわれていた契約なし単体発売も複数の国で行なわれるようになりました。
そしてついに本家のアメリカでも複数キャリアによる販売体制に。
国内全キャリアがiPhone4を発売するシンガポールで見かけたiPhone4の広告。
これはiPhone 3G発売当初の取り扱いキャリアではなかったStarHubのものです。
そうなると日本ではどうなるのかが気になります。
ご存じの通り日本ではこれまでのアメリカ同様、一キャリア(SoftBank)による独占販売体制。
しかし本家アメリカでその体制が崩れたのですから、日本でもそうなって欲しいところ。
これを契機にドコモ/auにはSoftBankの独占販売体制を崩す努力をして、iPhone5(仮)は3キャリアからの発売、という形に持って行って欲しいですね。
特に端末に互換性があるドコモ。
auは海外のCDMA2000と上下の利用周波数が逆のため対応が難しいですから、現状では期待薄ですが。
ネットワーク品質最低、カスタマーサポート最悪、そして顧客を縛ることしか考えていないクソキャリアと契約しないとiPhoneを使うことができない、というのは日本の携帯電話ユーザーにとって不幸としか言いようがありませんからね。
