これは追随して欲しいな:ドコモ

今日auからCDMA2000/WiMAX両対応のAndroidスマートフォン、htc EVO WiMAX ISW11HT(以下ISW11HTと略)が発表されました。


auがスマホのテザリング解禁――WiMAX対応Android端末「htc EVO WiMAX ISW11HT」(ITMedia)


CDMA2000/WiMAX両対応、というのがこの端末の売りですが、それよりも驚きなのは上記のITMediaの記事タイトルにある通りテザリング(WiFiアクセスポイント機能)対応、ということ。
このISW11HTのテザリング機能、CDMA2000/WiMAXどちらのネットワークによる接続でも利用可能で、しかもテザリング利用による追加料金はなし。
WiMAXネットワークだけでなく、CDMA2000ネットワークでもテザリングが利用できる、というのはauもかなり思い切ったことをしてきました。
スマートフォンの普及によりネットワーク帯域が逼迫している、というキャリアの事情を考えると後者でテザリングを認める、というのは勇気のいる決断だったのではないでしょうか。
恐らくauとしてはISW11HTはCDMA2000/WiMAX両対応であるため回線が混み合う傾向のある都市部ではネットワークトラフィックWiMAXネットワークへ逃げさせることが可能(=CDMA2000ネットワークへの負荷を軽くできる)なため、CDMA2000ネットワークでテザリングを認めても大きな問題にはならない、と判断したのでしょう。


となると気になるのがドコモの動向。
ライバルであるauがWWAN回線でのテザリングを認めた、となるとドコモにも追随して欲しいところ(SoftBankには全く期待していないから、どうでもいい)。
しかしauとは異なりドコモには現状上記のような逃げ道がなく、そのような状態でテザリングを認めるとW-CDMAネットワークへの負担が大きくなる、ということで追随は難しそう。
しかしMilestoneでWiFiアクセスポイント機能の便利さを享受している私としては追加料金がかかってもいいから対応して欲しい、と思っているところ。
そうなればWiFiアクセスポイント機能対応のSIMロックフリー海外端末を仕入れる必要がなくなり、端末の選択肢が広がりますからね。
恐らくLTE/W-CDMA両対応のスマートフォンが出れば対応してくるのは間違いないでしょうから(LTEというネットワークトラフィックの逃げ道ができるので)、それまでお預けかな。
それよりも福岡ではいつLTE(Xi)サービスが始まるのか、というのが気になるところ。
先日ドコモ定額回線の契約の件でドコモショップに行った際ショップスタッフにこの件について聞いてみると、「来年になりそう」とのこと。
今年中にドコモからLTE/W-CDMA両対応のスマートフォンが出たとしても、福岡ではまだそれを生かすことができない、ということになりそうです。