SoftBankプラチナバンドの確認法(追記、画像差し替えあり)

明日からSoftBankのW-CDMA900MHzサービス、通称「プラチナバンド」のサービスが開始されます。
というわけで受信している電波がプラチナバンドの基地局のものであるかを確認する方法を紹介します。


1:SoftBank版、SIMロックフリーiPhone 4/4Sの場合(iPhone 3G/3GSはW-CDMA900MHz非対応のためNG)
「*3001#12345#*」をダイヤルしてフィールドテストモードを起動し、UMTS Cell Environment→UMTS RR Infoを開き「Uplink Frequency」「Downlink Frequency」「UARFCN」(iOS5のみ)の値をチェック。
それらの値が


Uplink Frequency:2712〜2863
Downlink Frequency:2937〜3088
UARFCN:2937〜3088


になっていればプラチナバンドの電波を掴んでいる状態になります。

(画像はiPhone 3GS/iOS4.3.3のもの)
iOS5ではこれらの値が空欄になってしまう場合があるので(家電量販店に展示してあったSoftBankiPhone 4Sでこの事象を確認)、この場合は「UARFCN」の値を確認しましょう。
以前のFOMAプラス(W-CDMA800MHz)の確認法についてのエントリも参照ください。


2:サムスンW-CDMAクアッドバンド対応Android端末(Galaxy S II GT-I9100など)の場合
(注:スクリーンショットをプラチナバンドの基地局に接続している状態のものに差し替えました)
「*#0011#」をダイヤルしてServiceModeを起動し、上から3番目に表示される周波数バンド表示が「WCDMA 900 Band 8」となっていればプラチナバンドの電波を掴んでいる状態になります。
そして上から6番目の「CH」のDL/ULの値がそれぞれ


DL:2937〜3088
UL:2712〜2863


になっていることでも確認できます。

iPhoneのフィールドテストモードと異なり接続中の周波数バンドが明示されるのが分かりやすくていいですね。
(追記)
TestMode(*#*#4636#*#*)から周波数バンド設定を「Japan Band」に切り替えてFOMAプラス対応化している場合は900MHzを掴まないので、周波数バンド設定を「Automatic」に切り替える必要があります。


それにしても免許取得直後からショップにポスターを貼り出し、CMもガンガン流して鳴り物入りでスタートする割にはサービス開始時の利用可能エリアは非常に狭く、サービス開始時で3%、今年度末でも人口カバー率22.2%にとどまるとのこと。


ソフトバンク“悲願のプラチナバンド” 25日開始、当初は利用区域・機種限定(ITMedia)


SoftBank系のIT情報サイトであるITMediaにすらこのような否定的なニュースが出ているのですから笑えます(元ネタは産経ですけどね)。
さすがは「ウソとハッタリで成り立っているSoftBankだな」と言わずにはいられません。
しかも禿社長、「900/2100MHzデュアルバンドネットワークの構築は難しい」と言って言い訳していますが、ドコモは既にやってますよ。
ドコモは800/2100MHzのデュアルバンドサービスを全国で展開し、それに加え東名阪地域では1700MHzを加えたトライバンドでサービスを行なっているのですから、今頃そんな言い訳をされてもねぇ。
そういったことからも900MHzサービスが始まったとしてもSoftBankの利用可能エリア、通信品質の向上はあまり期待できないでしょうね。
SoftBankユーザーの方は可能であればさっさとドコモかauに乗り換えることをお勧めします。


というわけで明日さっそくGalaxy S II GT-I9100を使ってSoftBankプラチナバンドの受信にトライしてみようと思っています。