MNPでドコモデータ回線を入手

もう2週間以上前の話になりますが、今月が縛り終了月のau音声回線をドコモへMNPし、その回線をデータ回線に変更しました。

MNPでドコモへ転入すると月々サポートが増額されることで非常に安く運用できる回線を作れるため、以前からau音声回線の縛りが終了するタイミングでそれを行ない、格安運用ができるデータ回線を作ろう、と思っていました。
しかしドコモからもiPhoneが発売されたことでAndroid端末のおいしいMNPオファーが少なくなり、うま味が薄くなってきていることもあり「もうMNPは諦めて解約し、データは今まで通りIIJmioファミリーシェアプランを使おう」とも思っていました。
しかしXperia Z1fへのMNPがおいしい、ということで考えを変え、結局MNPすることにしました。


一時ヨドバシ博多で7万円分のポイント付与、それを即端末代金に充てることで端末価格が1万程、というMNPオファーがあったのですが、いざMNP予約番号を取得して行ってみるとキャンペーン終了…
天神ビックと条件が変わらなくなってしまったので、結局キャッシュバックの方法の違いでビックの方が得、ということでそこでMNPしてきました。


ビックのMNPキャンペーンでは5万円分のJCB商品券がもらえ、それを端末代金の支払いに充てることで実質的な端末価格は3万程。
同額をポイント付与するヨドバシと異なるのは商品券による還元のため、端末価格全額にビックのポイントが付くこと。
ヨドバシだとポイントを差し引いた分にだけポイントが付くため、これにより4000ポイント(=4000円、商品券による支払いの場合のポイント付与率は8%)の差がつきます。
今回私は残高をクレジットカード払い(消費増税前で出費が嵩むためボーナス一括)にしたので、最終的に6500ポイント程をゲットしました。
この手のキャンペーンにつきものの同時契約が必要な追加オプションはというと…


dビデオ(500円+税/月)
あんしんパック(600円+税/月)
おすすめパック(500円+税/月)
ドライブネット(300円+税/月、ドライブネットインフォを含む)
有料コンテンツ(300円+税/月)x3


で、解約しないと2300円+税/月ものムダなコストがかかることになります(2年間放置だと6万円オーバー:消費税率が2015年10月に10%になった場合)。
そして利用料金は月々サポートが3325円付くことで音声契約の場合1928円(〜3月)、2078円(4月〜)となります(音声基本料金はMNP転入者向けのキャンペーンで2年間免除、それに加えパケホーダイライト(3GB)とSPモードを契約)。


ところが手続き途中で問題発生。
KDDI直営のauショップau FUKUOKAでMNP予約番号として受け取った書類入りの封筒の中に、肝心のMNP予約番号が書かれた書類が入っていなかったのです。
ビックの店頭からau FUKUOKAに電話してみると「一度発行したMNP予約番号を店頭で再発行することはできない、コールセンターに電話しろ」とのことで、何か面倒なことになりそうな予感。
恐らく同時にもらった機種変関連の書類が入ったもう一つの封筒に間違って入っている可能性が高いですが(帰宅後確認するとその通りだった)、だからといって自宅にそれを確認しに行く、というのも時間のロスになる。
しかし私を担当していたのと別のドコモ担当店員氏が「auは専用番号に電話することで取得済のMNP予約番号を確認できるようですよ」という助け船を出してくれて、そのおかげで無事MNP手続きを続けられました。
結局最後の最後までauはカスタマーサポートのレベルの低さを見せてくれました。
そして上記のキャンペーン適用条件に含まれる有料コンテンツ契約ですが、私が解約がどうしたこうしたという話をしまくっていたからか担当店員氏が「代わりにスマホケースとディスプレイ保護シートをこの場で購入すれば有料コンテンツ契約なしでキャンペーン適用にしますよ」という交換条件を出してきました。
聞いてみると購入するスマホケースとディスプレイ保護シートは購入する端末(今回だとXperia Z1f)のものでなくてもOK、とのことで「それなら購入予定のGalaxy Note 3用のものを買えば得するな」ということでそれに乗っかることにしました。
金額的にはこの方が高くつくのですが、客側としては即解約するコンテンツに金を取られたり(日割はなし)、解約作業に煩わされたりすることがないし、その代わりにスマホアクセサリーが手に入るとなればむしろこの方がいいですし、ビック側としてもどうせすぐにコンテンツを解約され、1ヶ月分のインセンティブしか入ってこないよりもアクセサリーの売り上げとして金を取った方がおいしい、というある意味Win-Winの関係、といえそうです。
去年Xperia acro HDを機種変で入手した時にも思いましたが、ビックはこのへんのやり方がうまいですね。
それを使って入手したのがGalaxy Note 3のディスプレイ保護シートとiPhone 4Sのバックカバー。

iPhone 4Sのバックカバーは本当のことを言えば透明のTPUタイプが欲しかったのですが、型落ち端末、ということで選択肢が少なく(ワゴンに無造作に入れられている状態で、在庫処分的な扱いだった)仕方なくシリコンカバーにすることに。
元々の端末価格にそれらの値段を加え、結局32000円程でXperia Z1fを手にしました。

5万円分のJCB商品券に加え3000円相当のカタログギフト(結婚式の引出物とかで最近見かけるあれ)も付いてきました。


そして翌日オンラインでMNP時に契約させられた上記のオプションを解約し、Mopera Uスタンダードプランを契約。
その後契約を音声からデータに変更するためにドコモショップへ。
そこで担当のおねいさんに「今月は音声とデータ両方のパケットプランの料金がかかる」と言われ、そんなことないだろ、と思い改めて調べてもらうとそうではなく、今月中は音声のパケットプランで課金されることが分かり(つまり契約は即データプランになるが、料金がそれになるのは来月から)何より。
やはりドコモはサービスの質が他社とは違うなぁ、と思うことしきりでした(とは言えドコモショップで非常に嫌な思いをしたこともありますが)。
そして更にその翌日じゃんぱらへ行きXperia Z1fを売却。
購入後ほとんどいじっていないこともあり、当時の買取上限額4万円でドナドナされていきました。
余談ですがじゃんぱらでのドコモ端末の買い取りはSIMロック解除済であってもそれが考慮されることはなく、買い取り価格は変わらないとのこと(つまりSIMロック解除料分損をする)。
これにより8000円程の利益が出、そしてビックのポイントを6500ポイント程ゲットしたことで15000円近いプラスとなり、ここからMNP転出/転入手数料(2100/3150円)を引いても1万円近く利益が残る。
上記のヨドバシ博多が一時やっていた7万円分のポイントバックを逃したのは惜しかったですが、利益が出たので全然許せます。
その上月の利用料金が1000円台前半のドコモ純正データ回線(従量データ3GB)も手に入りましたから、あれこれ面倒と思いつつもMNPした甲斐がありました。

そして獲得したビックのポイントを使いSMS対応BIC SIM(microSIM)を購入。
ドコモ純正データ回線を入手したことで現在使っているIIJmioファミリーシェアプランは解約しましたが、バックアップ及び各種実験用の回線としてIIJmio回線を持っておきたい、というのが理由。
ファミリーシェアプランをプラン変更してミニマムスタートプランにし、SMS対応microSIMに交換する方が安くつく(2000円+税)のですが、BIC SIMには公衆WiFiサービスが付帯してきますし(使うことはほとんどないのですが、それでもないよりある方がいい)、ポイントでタダでゲットできるので切り替えることにしました。
本当は消費増税後にアクチすると新規契約手数料(これがそのままSIMの価格)の消費税分の差額90円を取られる、と思い今月中にアクチするつもりだったのですが(プロパーのIIJmioBIC SIMとで通信速度に差があるかといったことを比較してみたかった、ということもある)、これについてツイートしたらIIJから返事が来て「そういったことはない」とのこと。

つまり新規契約手数料はIIJ側でSIM発行時に支払い済なので、それ故消費税分の差額調整は必要ない、ということのようですが、でもそれなら4月以降も3月中に在庫したSIMは3150円で売らないといけないはずなので違うかな。
ということでこのSIMは明日アクチするつもりです。


最後になりますが3月はMNP転入時に得られるキャッシュバックが問題視され、話題になった月でした。
私も「3/17以降はキャッシュバックが大幅に減額、またはなしになる」といったツイートを見て、慌ててMNPしたクチなのですが、結局のところその後もXperia X1fのMNP契約に対する5万円のキャッシュバック(家電量販店のポイントや商品券)キャンペーンは続いていました。
まぁ3月は元々新入学、新入社のシーズンで携帯キャリア間の顧客獲得競争が激しい月ですし、それに加え今年は消費増税前の駆け込み需要の取り込みもあることで、月の途中でいきなりキャンペーンが終わる、ということはないだろうな、とは思っていましたが…
しかしさすがに問題である、ということで4月からはこのようなおいしいMNPオファーは減少傾向になるとのこと。

それ故このように今月末でキャッシュバックが終了します、という告示を出しているところもありました。
私は以前からこのようなMNP転入者を過剰に優遇する今の携帯電話市場の姿は明らかに歪で、是正する必要があると感じているので、こういう流れは望ましいですね。
2年おきにMNPしてキャリア間を渡り歩くのが得で、一つのキャリアを長期間使うのは損、というのはどう考えてもおかしいですから。
今回それに乗っておきながらそんなことを言うのはいかがなものか、と思われるかも知れませんが、私としてはそれならMVNOを利用すればいい、と考えているのでそれ程影響はないですし。
ですから今回ドコモにMNPした回線は2年後(縛り終了月は2016年4月、他キャリアと違い1ヶ月ズレる)解約する可能性が高そう。
とは言えもしかするとMVNOの音声対応回線(みおふぉんなど)にMNPするかも知れません。
まぁこれに関しては2年後の携帯電話業界の状況次第ですね。