IIJmioのeSIMを契約しRakuten Miniに導入

先日IIJmioのeSIMを契約する際の初期費用が税別1円になるキャンペーンが始まりました。

 

携帯電話サービス「IIJmio」にて「初期1円!eSIMお試しキャンペーン」が9月10日から10月31日まで実施!月額料金は税抜150円から - S-MAX
初期1円!eSIMお試しキャンペーン | IIJmio

 

IIJmioのeSIMは以前からRakuten Miniで使うために契約するつもりでいたのですが、たまに初期費用割引キャンペーンをやっているのでそれを待って契約したいと思っていたところに今回のキャンペーンが。

新型iPhoneの発表、発売のタイミングを狙ってキャンペーンをやるのでは、と思っていたのですが、先日開催されたAppleの発表会で発表されたのはiPhoneではなく新型iPad AirApple Watchだったので実際にはそうはならなかったものの狙い通りだったようです。

ということで早速契約することに。

 

契約手続き自体は特に引っかかるようなところはなく、既にmioID(IIJmioのユーザーアカウント)を持っていれば5分程で完了します。

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このように初期費用が2999円引き、つまり1円になっています。

確かに初期費用は税別1円になりますが、eSIMプロファイル発行手数料220円はかかるので注意。

契約完了後5分程でeSIMプロファイルの準備ができた旨のメールが届き、それに書かれているURLにアクセスしてmioIDでログイン後eSIMプロファイルのQRコードを表示したらRakuten Miniで「設定→ネットワークとインターネット→携帯通信会社→携帯通信会社を追加」から新しいSIM追加ウィザードを開き、QRコード読み込み画面でそれを読み込めばeSIMのインストールは完了。

eSIMをインストールした時点ではそれが有効にならずSIMなし表示になりますが、端末を再起動すると無事IIJmioのeSIMが認識され利用できるようになりました。

ところが…

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IIJmioのeSIMは認識され利用できるようになったものの、楽天モバイルのそれが導入済eSIMのリストに表示されなくなってしまいました。

これでは楽天モバイルのeSIMに戻せません。

しかし調べてみるとRakuten Miniに他社のeSIMをインストールし、複数のeSIMがインストールされている状態になるとこうなることがあるらしく、端末をファクトリーリセットするか他のeSIMを追加すれば直るとのこと。

 

[日用品] Rakuten Miniに複数のeSIMを登録すると、ある日突然eSIMが消える不具合の解決方法。基本単一eSIMでの利用がお勧めです。

 

とは言え他社のeSIMを追加するというのは当然お金がかかりますから、近日中にファクトリーリセットしようかと思っています。

ファクトリーリセットでおサイフケータイのデータが消えたりすると面倒だな、と思ったのですが、おサイフケータイのデータはファクトリーリセットでは消えず、ファクトリーリセット後関係するアプリをインストールし直すことで復活するとのことなので安心してファクトリーリセットできそうです。

しかしroot化端末ではないのでTitanium Backupといった要rootのバックアップツールが使えないのが面倒だな…

 

私のRakuten MiniはLTE/UMTS Band 1に対応する初期ロットなので、スペック上はIIJmioフルMVNO回線(ドコモ回線利用)で問題なく利用できるはず。

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しかし楽天モバイルのeSIMで利用している時同様ネットワーク情報表示アプリ(Network Cell Info)で利用中の周波数バンドが表示されないので、ちゃんとLTE Band 1に対応しているか確認できません。

楽天モバイル以外の回線を利用している時でもこのクソ仕様を維持しなくてもいいのに、と思ってしまいます。

そしてIIJmioフルMVNO回線利用時でもデータ通信アイコンは常時「4G+」になるため、キャリアアグリゲーション(CA)の状態を把握する事ができないのもあれ。

そこでTestMode(*#*#4636#*#*)を使って利用中の周波数バンドを確認してみるとf:id:sgrmatha:20200919230638j:plain

ドコモのLTE Band 1を示すEARFCN値が「276」の基地局を検出しそれに接続しているので端末スペック通りのLTE Band 1対応であることが分かりますし、同じくBand 19を示すEARFCN値が「6100」の基地局も検出できています。

そして3GではUARFCN値が「10736」のUMTS Band 1と「1037」のUMTS Band 6(いわゆるFOMAプラス)の基地局を検出できていますから、ドコモ回線での利用でも問題ない仕様であることが分かります。

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ちなみに3G接続時はデータ通信アイコンが「3G」になり、HSDPA接続していても「H」表示にはなりません。

 

Rakuten MiniとIIJmioフルMVNO回線との組み合わせで利用して気づいたことをいくつか。

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電波状態の良いところでスピードテストしてみると上り通信速度が30Mbps以上出て、ドコモがBand 3を利用していない九州でこれだけの上り速度が出る、ということはCAしている証であり、Rakuten MiniがちゃんとCA対応であることが分かります。

Rakuten Miniは楽天モバイル回線ではCAを利用できないので、端末自体がCA対応ではない可能性があったのですが杞憂でした。

そして電波受信能力が低いような気がします。

他の端末ではアンテナピクトがフル点灯し、電波状態に問題がない場所でもアンテナピクトがフル点灯しないことが多いのですが、電波強度をアプリで測定するとそれ程低いわけではない。

単にアンテナピクトフル点灯のしきい値が高いだけかも知れませんが…

これに関しては福岡市総合図書館でテスト(福岡市総合図書館ベンチ)して確認したいところですが、コロナ禍の昨今行きづらいんだよな…

あとIIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)アプリでeSIMを管理できないのも気になります。

フルMVNO回線のeSIM契約プランは高速従量/低速定額の切り替えができないためそうなっていると思うのですが、やはりアプリで利用データ量などを確認できる方が便利なのでみおぽんアプリのバージョンアップで対応して欲しいところです。

 

自社回線とパートナー回線(auローミング)を併用している関係上通信の安定性に難がある上にCAが利用できない楽天モバイル回線とは異なりドコモ回線利用なので安定した通信ができ、利用できる周波数バンド幅が広い上にCAにも対応するため通信速度の面でも勝るといったメリットがあるIIJmioフルMVNO回線eSIMですが、MVNO回線なので昼食時間帯のようなピークタイムは当然通信速度が極端に低下しますし、データ通信料が495円/1GB(最初の1GBは330円ですが、基本料165円/月がかかるので結局同じ)と割高なので利用データ量が多いと料金がかさむといった欠点も。

しかし私のRakuten Miniは決済サービス利用のための端末なのでモバイルデータをそんなに使うわけではなく(スピードテストテザリングをしない限り100MBでも十分)、自社エリア内では通信量無制限、それ以外では5GB/月利用できる楽天モバイル回線がムダにオーバースペックなのでむしろこれぐらいが丁度いい。

タイミングよくキャンペーンで初期費用1円(+eSIM発行手数料220円)で契約できてよかったと思っています。

 

というわけでこれでいつでも楽天モバイル回線を解約できる体制が整ったことになります。

とは言えすぐに解約することはないですが、楽天のことですから大量解約が予想される正式サービス開始1周年辺りのタイミングで本来契約にない解約違約金といった何らかの解約阻止のための対策をしてきそうなのでその前、今年いっぱいぐらいで解約しようかと思っています。