Xperia acro HDにジェリービーンズを食べさせた その2

昨日のエントリの続きです。
Xperia acro HD(SO-03D)にacro S(LT26w)のAndroid 4.1.2(Jelly Bean)のファームウェアを焼いたことで「これはいい」と思ったことをまとめてみました。

・起動が速い
ドコモ版だと電源ON後ソニエリロゴ、ドコモロゴ、With Seriesロゴ、防水についての注意事項が表示されることもあり起動に時間がかかります。
しかしacro Sファームだとソニーロゴ、Xperiaロゴ、虹色の波が流れるスプラッシュスクリーン(上の画像)が表示されるだけで、ドコモ版に比べ起動時間が短縮されました。
ドコモの余計な自己主張のせいで起動が遅くなっていた、となるとこれはいただけませんね。
・動作がスムーズ
OS自体のアップデート+不要なドコモアプリがなくなったことで動作がスムーズに。
Jelly Bean化前に「ページ送り時に引っかかり感が出る、アプリをアップデートしても解消しない」とイラついていた産経新聞アプリの動作が少しスムーズになり、何とか許容できるレベルになりました。
とは言え引っかかり感のない旧バージョン及びiOS版のスムーズさには及ばないのですが(旧バージョン使わせろ)。
root化し、不要なアプリを削除して軽量化していましたが、やはりドコモ仕様が足を引っ張っていたんだなぁ、と思うことしきりでした。
・携帯電波の受信能力が向上
購入直後のインプレにも書いた通り、acro HDは基本的に携帯電波の受信能力が高い端末なのですが、実はちょっとした欠点があって、極端に電波が弱い状況(-115dBm以下)においては他の端末ではギリギリ圏内を維持しているにもかかわらず、acro HDは圏外になってしまう、つまり極端に電波が弱い状況下での粘りがないことが後の福岡市総合図書館ベンチ及び実家ベンチの結果判明。
これではせっかくの電波受信感度の高さが台無し、ということで不満だったのですが、Jelly Bean化すると元々の電波受信感度の高さはそのままに、極端に電波が弱い状況下でも接続を維持するようになり、電波受信能力に関しては最強とも言える端末に生まれ変わりました。
しかしこれはJelly Beanアップデートの前にBasebandをアップデートしておきたくてSUSでドコモ版ファームを最新版にアップデートしたので(もちろんFTFファイルも作成)それによるものでしょう。
acro Sのファームを焼く際にBasebandはアップデートしなかったのですから。
それに加えWiFiの掴みもよくなり、以前は帰宅後なかなか自宅のWiFiを掴まなかったのですが、アップデート後はそんなことはなく、すぐにWiFiを掴むようになりました。
Bluetoothテザリングが可能に
ドコモ版ファームではBluetoothテザリングの親(サーバ)になることはできませんが(ドコモ版ファームの仕様)、acro Sのファームだと当然そのような制限はありませんから、問題なくBluetoothテザリングが可能。

このようにBluetoothテザリングをONにし、他の端末からのテザリング接続を受けることができるようになりました。
Bluetoothテザリングは通信速度ではWiFiテザリングに比べ劣りますが、バッテリー消費が少ないので何気に便利なんですよね。
・カメラのシャッター音を消せる
ドコモ版ファームでは当然のことながらカメラのシャッター音を消すオプションはありませんが、これまたacro Sのファームにはそのような制限がないため、rootなしでもカメラのシャッター音を消せます。

このようにカメラアプリ内の設定にシャッター音を消すオプションがあります。


他にも細かいことはいくつかありますが、主なものはこんなところでしょうか。
と言うわけで次回は"Bad things"、イマイチな点についてまとめることにします。