今年の冬もまた節電

「もういい加減にすれば?」と言われそうですが、しつこく「電力供給を正常化する努力をほとんどしない政府と電力会社の怠慢のツケを安易な節電要請により国民に回す行為」である夏冬恒例の節電要請について取り上げます。
これに関する過去エントリはこちら


節電してはいけません!!(2011/10)
節電はするな、Just ignore it!!(2012/05)
計画停電? ふざけんな!!(2012/06)
これは「人災」なのに…(2012/07)
さっさと原発を動かしやがれこの野郎!!(2012/11)
今年で3年目:もういい加減にしろ!!(2013/07)
もはや季節の風物詩?:節電(2013/12)
これで4年目… いつまで続くの?(2014/07)


今回もまた「節電お願いしま〜す」といって県、市職員や九電職員がチラシを配る(そしてそれを取材するマスゴミが集まる)スポットである天神の新天町をお昼に訪れてみました。

そしていつも通りチラシを配りに来た職員に「電力供給を正常化する努力をほとんどしないクセに、安易に『節電節電』言って国民にツケを回すのは止めろ、だから問題解決のためにさっさと原発を再稼働しろ」と文句を言ってきました。
その原発の再稼働ですが、既に鹿児島の川内原発の安全審査、再稼働に対する地元の同意も得られているのに、再稼働予定は来年2月、とか言うのですから呆れます。
普通なら電力供給が逼迫する恐れがある冬になる前に再稼働できるようにするのが当たり前なのですが…
そしてその審査プロセスもやれ書類に不備があるだのどうのこうの言ってズルズル伸びていき、本気で再稼働する気があるの? と思わせるようなものでしたし。
そんなに脱原発バカの抗議が怖いの?
この調子だと来年2月になっても川内原発は再稼働せず、来年の夏も「節電お願いしま〜す」が繰り返されるんだろうな、と思わずにはいられません。


そこで「川内原発が再稼働したら、当然来年の夏は節電要請なんてしないんですよね」と聞いてみたら、その答えは
「それについてはまだ決まっておらず、どうなるか未定です」
原発が再稼働し、電力供給が正常化されれば節電要請をする理由がないのに「未定」とは何事だ、ふざけるんじゃない、と思ったのは言うまでもありません。
そう言えば九電は「原発が稼働できないことによる発電コストの上昇」を理由として電気料金の値上げを行ないましたが、これだと原発再稼働後も電気料金が元に戻ることはないでしょうね。
原発が再稼働すれば値上げの理由がなくなるのですから当然電気料金は元に戻さないといけないはずで、全くもってふざけた話です。


それにしてもなぜこのような日本以外の国では有り得ないようなメチャクチャなことがまかり通るのか私には不思議でなりません。
日本人は理不尽なことに対して声を挙げない、怒らない、そして安易に「仕方ない」と言って諦める、という不思議な民族だから無理もないよな、と思わずにはいられないのですが、それが将来自分たちの首を絞めることになる、ということが分からないのかと言わざるを得ません。
もちろん私はそういったことが許せない人なので、これからもこのような理不尽なことに対しては声を挙げ続けますよ。
たとえムダな努力だと笑われてもね。
来年の夏も節電要請お願いしま〜すしたり、原発再稼働後も電気代が元に戻らなかったりしたら許さないからな!!


そう言えば今回はマスゴミの扱いが非常に軽く、取材スタッフはいたもののその数は少なかったし、ローカルニュースでの報道はありませんでした(少なくとも私がゴニョゴニョチューナー2台を駆使して見た限りでは)。
衆院選関連の報道に時間が割かれた、というのもあるでしょうが、「節電しないと」という洗脳が進んだから、もはやこのことを取り上げて更なる洗脳をする必要はない、ということなのかも知れません。
って言うかお前らはこのような政府や電力会社の怠慢を批判し、「さっさと電力供給を正常化しろ!!」と言うのが仕事のはずですがねぇ。
まぁそういったことは全くせず、権力側が流す「大本営発表」としか言いようのない情報を無批判で垂れ流すしか能のない彼らマスゴミにそういったことを期待する方が間違いですが。