またもやジャンクモバイルガジェット購入:GL04P

今年のGWは2年近くぶりに帰省したのですが、そのネタの前に先に書いておきたいことがあるので今回はその話を。
本当は帰省前に片付けておきたかったのですが…


GW前半の4/29にIKEA福岡(新宮町)の近くにあるハードオフに行きジャンクコーナーを漁っていたら、こんなものを発見。

イーモバイル(現ワイモバイル)のLTEモバイルルーター、GL04P(Huawei製)です。
外観は多少傷があるものの状態はそれほど悪くなく、電源も入る。
価格は540円とハードオフのジャンクの割には安く、これなら買い、ということで購入しました。
私はワイモバイルLTEを利用できるSIMを持っていませんが(EMチャージSIMではLTEを利用できない)、この頃(SoftBank傘下になる前)のイーモバイルモバイルルーターSIMロックフリーなので利用価値がありますからね。

電源を入れると、ファームウェア更新を促す画面が表示されました。
これは後回しにして、まずはSIMロックフリーであることを確認するため3HKプリペイドSIMを挿してみます。

このようにSIMを認識し、ドコモへローミング接続できています。

そしてSIMをIIJmio SIMに挿し替え、設定画面からAPNを設定してちゃんと通信できるかを確認。
これまた問題なし。
しかし九州では1800MHz(Band 3)LTEがサービスされていないため、3Gのみでの接続となりますが…

EMチャージSIMを挿してAPNを設定すると(デフォルト状態ではポストペイドのAPNしか設定されていないため)、上記の通りLTEには接続できないので、これまた3Gでの接続となります。
ただし私のEMチャージSIMはチャージがゼロなので、サービスサイトにしかアクセスできませんが…


外観もそれ程傷んでおらず、動作も問題ない、ということで540円でいい買い物をしたようです。
完動、美品の白ロムだと10倍近いプライスタグが付いていたりしますから。
しかしSIMロックフリーとは言え対応する周波数バンドはLTEが1800MHz(Band 3)、3Gが2100/1700MHz(Band 1/9)、GSM非対応とイーモバイル回線向けの仕様で、SIMロックフリー端末としては実質的に3G 2100MHzシングルバンド端末となるため利用法が限られるのが難ですが、540円なら許せます。
上記の通り手持ちのSIMの関係でLTEは利用できませんが、GP02のバックアップ機として利用できますからね。

せっかくですからファームウェアも更新しておきます。
データ通信できるSIMが挿してある状態でないとファーム更新作業ができない(モバイルデータ通信でファームウェアをダウンロードするため)、というのが難ですが、SIMロックフリー端末なのでイーモバイル/ワイモバイルのSIMでなくてもデータ通信が出来さえすれば更新が可能、そしてファーム更新作業にPCが不要(PC版Web管理画面にアクセスできればOK)というのはいいところ。
そこでIIJmio SIMを挿して更新作業をすることに。
上記のように本来はモバイルデータ通信でファームウェアをダウンロードし更新するのですが(約80MBとファイルサイズはそれなりに大きい)、既に前ユーザーがファームウェアファイルを端末にダウンロードしていたようで、更新作業中にデータ通信が発生することはありませんでした。
まぁ私のIIJmio SIMは従量データをほとんど使っていないこともあり繰り越しで5GB程の従量データが残っていたので、80MBぐらいどうでもよかったのですが…
実は帰省時に利用するためこれと平行してL-03Eのファームウェア更新もしたのですが、こちらは非常に手間がかかったのとはエラい違いで、さすがはモバイルルーターを作り慣れてるHuaweiだな、と思わずにはいられませんでした。
L-03Eのファーム更新はPCにそれ用のツールをインストールして行なうのですが、ドライバをインストールしてもファーム更新ツールに端末が認識されないわ、デバイスマネージャにも出てこないわとファーム更新の準備状態でつまづきましたし、結局ドライバはファーム更新ツールでダウンロードしたものではなく、端末内の仮想光学ドライブ領域に保存されているドライバを導入した上で(これでL-03EがPCに認識される)デバイスマネージャから手動で導入しないといけないという不親切さ。
ドライバが導入でき、ファーム更新ツールから端末が認識されれば後は特にトラブルなく作業が進み、無事ファーム更新できましたが、結局やり方が分かるまで3日程を費やしてしまいました。
端末自体の使い勝手もイマイチだし、もう二度とLGのデータ端末など買うものか!! と思ったのは言うまでもありません。


GL04Pの話に戻しますが、Huaweiモバイルルーターには公式管理アプリHuawei HiLinkがあります。
GL04Pで使えるかどうかは分からなかったのですが、試しにGalaxy Note3にインストールしてみると使えました。

しかしHuawei HiLinkからGL04Pの電源をOFFにしようとしてもできないし、挿してあるmicroSDにアクセスしようとすると強制ログアウトしてしまい中のファイルにアクセスすることができなかったりと動作がちょっと変。
こういった動作の不安定さは恐らくGL04Pに正式対応していないからだと思うのですが、通信状態の確認といった基本的な機能は利用できるのでまぁ問題ないでしょう。
ついでにGP02でも試してみましたが、こちらでも通信状態の確認といったことはできました。
しかしこのHuawei HiLinkをインストールし、帰省中Galaxy Note3をヘビーに使っていたらあっという間にバッテリーを消費するようになってしまいました。
一日2回充電しないと持たない程バッテリーを消費してしまい、確かに帰省中でいつも以上にヘビーに使っているとは言え(USB OTGで接続したUSBメモリーに保存した動画を再生とかしてましたし)バッテリーを食いすぎ、と思いシステム設定を見てみると…

Huawei HiLinkが異常にバッテリーを消費している!!
Greenify(rootedアプリ)で休止状態にしたのは言うまでもありません。
GreenifyでHuawei HiLinkを休止状態にした後はバッテリーを異常消費することはなくなり、インストール前と同じぐらいのバッテリー消費に戻り何より。
そこでGoogle Playのユーザーレビューを見てみると、案の定バッテリーが持たなくなった、といったレビューの山…
公式アプリなのにこの質の低さは本当いただけません。
Greenifyで休止状態にしてしまえば済む、とは言え誰もがroot化済端末を使っているわけではないですから、バッテリー消費を抑えるよう改善を望みたいところです。
GL04Pについてのこのエントリも書いたことだし、Huawei HiLinkはアンインストールすることにします。


せっかくイーモバイルLTE端末が手に入りましたから、EMチャージでもLTEが利用できるようになればと思いますが、ワイモバイルに社名変更された後もサービス名はそのまま、という放置プレイ状態ですから無理だろうなぁ。
近い将来旧イーモバイルの3Gネットワークは完全停波するでしょうから、逆にサービスが終了する可能性の方が高いでしょうし。
これについてはまだ何もアナウンスされていませんが、SoftBankとしてはさっさと利用周波数帯域をLTEに転用したいでしょうから、いつそうなってもおかしくないですからね。