500MB/月までは無料(ユニバーサル料金もかからない)で通信できるSo-netのMVNOサービス0SIM。
当初雑誌の付録として提供され、私は当時それを入手して利用していますが、その後正式サービスとして提供されるようになりました。
このSIM、3ヶ月間全く利用がない場合は自動解約となるため(そしてSIMを返却しないと3240円のペナルティー)、月初めに適当な端末に挿してスピードテストなどで少し通信して自動解約にならないようにしていますが、最近その通信パフォーマンスがひどいことになっていることに気づきました。
スピードテストしてみると時間帯を問わず下りが1Mbpsも出ず、常時平日昼食時間帯であるかのような状態なのです。
下のスクリーンショットは左が0SIM(利用端末はXperia Z1f)、右が比較のためのIIJmio SIM(利用端末はGalaxy Note 3)のスピードテスト結果となります。
朝も…
昼も…
夕方も…
夜も…
そしてもちろん昼食時間帯も。
ドコモの通信条件がいい場所でスピードテストしてもやっと1Mbpsを少し越えるぐらい。
0SIMの下り通信速度のひどさもあれですが、IIJmioも通信速度がかなり落ちてるな…
スピードテストだけでなく実際の利用でも明らかに通信速度の遅さが感じられ、画像の読み込み速度では低速定額通信に切り替えたIIJmioにすら負けたりする、という残念な結果に。
この極端な通信速度の低下、正式サービスとして提供されるようになったことで利用者が増えたことが原因でしょうが、それにしても速度低下がひどすぎるなぁ、と思わずにはいられません。
恐らく500MB/月までは無料で使えるSIM、ということでコストをかけられないため、通信帯域をかなり絞っているのでしょう。
そしてもしかすると500MB/月以上利用する、SMS/音声通話オプションを契約するといったことで課金せず、無料の範囲内でしか利用していないユーザー向けの通信は速度を絞っている、という可能性もありそうです。
そういうこともあってかユーザー数の増加を抑えようと現在は0の付く日(毎月10、20、30日)にしか申し込めないようになってますしね。
格安SIM「0 SIM」、申し込みが「0のつく日」限定に その心は…… - ITmedia ビジネスオンライン
この申込日制限、その理由が原材料費の高騰のため、という訳の分からないものであったことと、インプレス(=ケータイWatch)にこれに関する記事が出なかったこともあり最初は「エイプリルフールでもないのに何言ってる」と思ったのですが…
この調子だと今後0SIMのサービス内容にも手が入りそうな気がします。
近い将来無料で利用できるデータ量を減らす(100MB程まで削減?)、または無料でデータ通信を利用できなくなる(回線自体は無料で維持できるが、1バイトでもデータを利用すれば課金される)といった見直しがありそうです。
そしてサービス自体が終了、という可能性も。
そういったことで通信パフォーマンスが極めて低下してしまい、その上サービスの継続自体が微妙な感じがすることもあり、今0SIMを新規契約するのは得策ではないでしょうね。
私は先日エントリした通りIIJmioの追加SIMを入手したので0SIMの必要性が薄くなりましたが、無料で維持できる間は持っていようと思っています。