ブラウザ環境をあれこれ見直し


先日PC/スマホのブラウザ環境の見直しを行いました(って言うかまだ終わってない…)。
その発端はFirefoxの旧式(レガシー)アドオンをサポートする最終バージョンであるFirefox ESR 52.xのセキュリティーアップデートが先月上旬で終了したこと。
以前エントリした通り私にとってはレガシーアドオン環境が必須なので今後もレガシーアドオンをサポートすることを謳っているFirefox互換ブラウザへ乗り換える必要が出てきました。


そのようなFirefox互換ブラウザとしてはWaterfoxPale Moonがありますが、あれこれ検討した結果前者にすることに。
乗り換え先が決まったタイミングで必要なファイルをダウンロードしたりといった準備はすぐに始めたものの、実際の移行作業を面倒臭がってなかなかできずにいたのですが、Firefox ESRの動作が怪しくなってきたこともあり先日ようやく移行作業に着手しました。


Waterfoxのインストール、初期設定といったことについてはネット上にいくつも情報があるので割愛。
最初の起動時の初期設定ウィザードで既存のFirefoxからのデータインポートを選択して進めると、アドオンを含めたほとんどの設定がWaterfoxに移行され、移行されなかった設定をやり直したり、Waterfox独自の設定(ロケール設定など)をするだけで即使い始めることができる環境が整ったことには驚き。
これならさっさとやっておくべきだったと後悔したのは言うまでもありません。
その初期設定ウィザードで移行されなかった設定の一つだったFirefoxで開いていたタブの情報ですが、WaterfoxはFirefox Syncに対応するのでそれを使って開いているタブを端末間で同期する設定にして解決。
今回ようやくFirefox Syncを導入したのですが、これでスマホFirefoxで開いたサイトをPCのFirefox/Waterfoxで開くといったことが可能になりこれまた呆れる程便利。
同じことはGoogleアカウントを介することでChromeでも可能であり、私もそれを利用しているのでその便利さは十分理解していましたが、メインブラウザで使えるようになったことにより便利さは何倍にもなり非常に満足。
これまたなぜAndroid版Firefoxをインストールしたタイミングで導入しなかったんだろうと後悔したのは言うまでもありません。
しかし上記エントリに書いた通り当時はFirefox互換ブラウザでFirefox Syncが利用できるかが気になって導入に二の足を踏んでたんだよな…


そのWaterfox、既にデフォルトブラウザに設定してメイン利用していますが、外観はほとんどFirefoxと変わらず、使い勝手もほぼそのまま。
これは嬉しいですね。
そして驚くのがその動作の速さ。
起動は高速だし、Twitterでツイート、RTといった操作を行うとこれまでのFirefox ESRでは少し待たされ感があったのですが、Waterfoxではボタンをクリックして一瞬で完了するなどとにかくサクサク動きます。
夜になるとクソ遅くなるmioひかり回線が高速化したのでは、と勘違いしてしまう程。
レガシーアドオンをサポートすることからベースはFirefox Quantumではなく56.xなのですが、それなのにこの速さ。

これはWaterfoxがマルチプロセス動作対応であることが大きいと思いますが(このタスクマネージャの画像では4つのプロセスが立ち上がっている:各CPUコア毎にプロセスが立ち上がる仕様?)旧バージョンの56.xベースのWaterfoxでこれならFirefox Quantumだともっと速いんだろうな、と思わずにはいられません。
そういったこともあり満足度は非常に高く、もっと早く移行すればよかった、とこれまた後悔しています。
とは言え当然いいところばかりでなく問題もいくつかあり、その中でも戻る/進むボタンの動作がおかしいといった致命的とも思えるものは何とか解決したので(これはアドオン(IE Tab)のせいだった…)、残る問題はタブに表示されるFaviconが左寄せになっていて違和感があるなどUI周りの利用する上では些細なことなのでとりあえず解決法についての情報待ち、ということでそのままにしています。
そしてFirefox Syncを導入したことでAndroid端末のメインブラウザもようやくFirefoxへ完全移行。
スマホとPCとの間でブックマーク、閲覧履歴といった情報を同期できるためシームレスな利用が可能になり、スマホでのブラウジングが更に便利になりました。


今回のブラウザ環境の見直しのメインはWaterfoxへの移行なのですが、もう一つ「ChromeGoogleサービス利用のための専用ブラウザとする」というのもありました。
ChromeGoogleアカウントにログインしっぱなしの状態で利用しているのですが、これだとサブブラウザとしての閲覧履歴をGoogleアカウントと紐付いた状態でGoogleに召し上げられてしまうため個人的にあまり望ましい状態ではないと感じているので、別のブラウザを導入してGoogleサービスの利用とサブブラウザとしての利用を分けよう、と思ったのです。
そこでそのためのブラウザとしてVivaldiを導入。
Vivaldiは元々Operaから派生したブラウザですが、レンダリングエンジンはChromeのそれ(Blink)を使用しており、アドオンもChromeのものを利用可能。
ブラウザそのものの機能はOperaがベースということでChromeよりもはるかに充実しており(って言うかChromeが貧弱すぎ)、Chromeのアドオンを利用できることによりカスタマイズ性もそこそこ高い。
つまり「元々貧弱なChromeの機能を強化したブラウザ」的に使うことができる、というのがVivaldiを選んだ理由です。
とは言えWaterfoxへの移行だけで手一杯だったのでインストール後ブックマークをFirefoxからインポートし、最低限のアドオンを導入して簡単なセットアップを済ませただけなのですが、今後あれこれ調べて情報を集め、サブブラウザとして活用できるような状態にしていく予定です。


それと今回Waterfoxへの移行で用無しになったFirefox ESRですが、これはWaterfoxの問題潰しが落ち着いた段階で通常版のFirefox Quantumにアップデートし、レガシーアドオンなしでの利用の可能性を探る用途で使うつもりです。
Waterfoxに限らずFirefox互換ブラウザはセキュリティーアップデートの提供が遅れがちになりますし、いつまで開発が続くのかという心配もありますから、いざとなったら本家に戻れる可能性を探っておいた方がいいですからね。
あとWaterfoxとFirefox Quantumの動作速度の違いも気になりますし。
まぁその際はVivaldiに移る、という手もありますが…
そして今回のブラウザ環境のあれこれはPCのそれがメインだったのですが、スマホにもサブブラウザを導入したいところ。
一部の端末にはDolphin Browserを導入していますが、最近更新が滞っていることもありこれまた乗り換え対象かな、と思っているところです。


そう言えばTV録画PCのFirefox ESRをまだWaterfoxに移行していないので、それもやらないと…

これでiPhoneは完全にオワコン

先日新型iPhoneが発表されましたが、まずそのネーミングにドン引きしました。

iPhone XS Max
ASUS(Zenfone)かよ!! と思ったのは言うまでもありません。
高級イメージで売ってるAppleが「Max」という単語をネーミングに使う、というのが有り得ないな、と思いましたし、つまりこういうネーミングで売らないといけない程切羽詰まっている、という印象を受けました。
つまりiPhoneは完全にオワコンになった、ということです。
まぁ私の中ではiPhoneは既にずっと前からオワコンになっているので今更な話なのですが、それが誰もが分かる程明確になった、というのが正しい表現でしょうね。


そういうこともあってかiPhone XS/XS Maxの売れ行きは今のところパッとしないようです。

iPhone XS/XS Maxの発売日である昨日ヨドバシ博多に立ち寄って様子を見てきたのですが、モデル/ストレージ容量/色を選ばなければどのキャリアも当日在庫あり状態でした。
最上位となるiPhone XS Max 512GBモデル+AppleCareで驚異の20万超え、と高すぎる価格が一番の理由でしょうし、来月発売のiPhone XR待ちの人が多いのかも、というのもあると思いますが、今まで発売日にこれ程当日在庫がある、といったことはなかったですから、これもiPhoneのオワコン化の証なのかも知れません。


余談ですがメディアが「スマホ」と言うとほぼ必ずと言っていい程iPhoneが出てくるのって一体何なんでしょうね。
正確に数えたわけではありませんが、90%以上の確率でiPhoneが出てくるような気が…
それ故稀にAndroid端末が出てくると「おっ珍しい」と思ってしまいます。
これって明確なステマでしょうし、もしかしてAppleから金をもらって意図的にやっているんじゃないかと疑ってしまう程です。
ですから

ハイパーインフレで経済が崩壊しているベネズエラの庶民が持つスマホiPhoneとか、内戦中のイエメンから逃れてきた難民が持つスマホiPhone、といったどう考えても有り得ない違和感満点のシーンがニュース番組で放映されたりします。
普通に考えれば彼らが持つスマホはローエンド〜ローワーミドル(lower-middle、中の下)クラスのAndroid端末なのですが…
こういうヤラセ臭いことまでしてiPhone推しをするマスゴミって一体何だろうねぇ、と思わずにはいられません。


日本で異常とも言える程iPhoneのシェアが高い理由の一つはこのようなマスゴミの涙ぐましい努力(?)なのかも知れませんね。

これって資本主義社会に対する冒涜だろ


先日菅官房長官が「携帯料金は4割程度下げられる余地がある」という暴言を吐きました。
政府閣僚が民間企業に対して「値下げ余地があるのだから値下げしろ」などと安易に発言することには呆れと怒りしか感じません。
かつて「日本は世界で唯一経済的に成功した社会主義国家」などと揶揄されていましたが、まかりなりにも日本は資本主義国家、自由主義経済なのですから、政府が民間企業に対して「値下げできるだろ」などと安易に発言し、恫喝するのは資本主義社会の原則に反する行為であり、このようなことは絶対にあってはならないことなのですが、この国の政治屋や役人にはそれが分かっていないらしい。
そもそも家計の負担が云々言うのなら電気代やガス代も安くしろ、車に関係する税負担も軽くしろといったことも言わないとおかしいのに、当然そんなことは言わず携帯料金ばかりを狙い撃ち。
結局のところ携帯電話業界は政治家の既得権益や利権がない分野だからこのような行為に走っても平気と考えているのでしょう。
ですから当然メディアはこのような理不尽な行為を厳しく批判しなければならないし、キャリアも「NO」と言わないといけないはずなのに、そういったことは一切しないことに本当腹が立ちます。
いつものことながらメディアや企業の官に対して安易に傅く態度にはうんざりさせられますね。


そもそも既にMVNOやサブブランドという割安な選択肢があり、MNOから乗り換えれば携帯料金は4割カットどころか半額以下にもできるのに、そういう選択肢があることについてガン無視なことにも腹が立ちます。

既にそうなっているのに、そのような事実を知らないからこういう発言が出てくるのでしょう。
結局のところそのような選択肢があることを知らない、知ろうともしないITリテラシーの低い情弱のせいでこういう資本主義社会の原則に反した話が出てくるわけで、MVNOやサブブランドに乗り換え、MNOよりも安くて自由なモバイル回線を手に入れている私からすれば腹が立つのも当然です。
言うまでもなくこのような愚行が現実のものになるとMVNO事業者にとって厳しくなるのは必然で


根拠に乏しい「携帯料金4割値下げ」 MVNOつぶしになる恐れも - ITmedia Mobile


といった意見が出るのは当然と言えます。
つまり自分から携帯料金を安くする方法を探し、実際に動いて料金負担を軽くしている賢い消費者がMVNOの経営破綻、事業撤退などにより損をする、というおかしなことになりかねず、そのような消費者の一人である私としては怒り心頭、ふざけんなとしか言いようがない。
そしてこのような政府の圧力によって携帯料金自体が下がるとキャリアとしては利益を確保するためそれをどうにかして埋め合わせる必要が出てくるわけで、各種手数料の値上げ、キャリアショップ数の削減、ユーザーサポートの有料化、コールセンター番号のナビダイヤル化といったことで負担を減らそうとするでしょう。
ですから


「携帯料金4割値下げ」なら災害対策はどうなる? ドコモ担当者が語る - ケータイ Watch


キャリアが災害時の対応に問題が出る可能性も有り得る、という発言をするのも当然ですね。
そしてこれから展開が始まる5Gサービスにも影響が及ぶのは必至で、結局のところ料金は下がったものの全体的なサービスの質が下がってしまうという結果に終わりかねず、これって消費者が本当に望んでいることなのか、と思わずにはいられません。
そのような検証が全くなされていないところにもこの発言のグダグダさ、無責任さが現れています。


この件に関してはまだまだ書きたいことは多いのですが、それらについてはこのケータイWatchの記事


携帯電話料金4割引き下げは正しい指摘なのか? - ケータイ Watch


を紹介することにして割愛しますが、こういった問題を解決するには個人的にはSIMロックを禁止し、販売する端末は全てSIMロックフリーにすることを義務付けた上で回線契約と端末販売を完全分離し、消費者が利用したい回線と端末を自由に選ぶシステムにすべきだと思っています。
そしてキャリアへの周波数枠の割り当てはオークション方式とし、一番高い金額を提示したキャリアが周波数枠を獲得するという仕組みに変えるべき。
キャリアが総務省に傅き、今回のような理不尽な要求に対して何も文句を言わない、言えないのは周波数枠の割り当て権限が総務省の役人にあるため、彼らに忖度しないと周波数枠を割り当ててもらえなくなるというビジネス上の弱みを握られているからであり、オークション方式にすれば周波数枠が欲しければ他社よりも高い金額を提示し落札すれば済む話なので総務省の役人が介入する余地がなく、よってキャリアが彼らに過度に媚びる必要もなくなりますからね。


そして結局のところ
「携帯料金が高い、安くしたいと言うのなら自分で動け」
ということになるんですけどね。

これまたようやくHDDを購入

以前メインデータHDDとして東芝の3TB HDDを購入した際動画ファイルなどを常時バックアップするためのHDDがなくなってしまったことでそのためのHDDをいずれ買い足さないと、と思っていたもののなかなかその予算を捻出できなかったり、とりあえずのバックアップ用HDDにしていた昔(この時、2009年夏なので9年前)に購入したSeagateの1TB HDDが壊れることもなかったのでずっと先延ばしにしていました。


しかしそうしているうちにメインデータHDDの空き容量が微妙になってきて(空き容量が逼迫していることが多いTV録画PCのHDDから録画ファイルをメインPCに退避させるようになったのが大きい)3TBではいずれ足りなくなりそう、ということで新しいメインデータHDD用として4TBのHDDを狙うことに。
今使っているHDDが7200rpmの高速タイプなので新しいHDDも7200rpmのものがいい、ということで東芝の4TBが税込1万円以下で売ってるのを見つけたら買うか、と思っていたのですが、なかなか安くならない。
現在のHDDの主用途はSSDでは割高につく大容量のデータ保存、ということで消費電力、発熱の面で有利な5400rpmのものが主流となり7200rpmのものは希少だからでしょうか。
しかし2週間程前に食料品の買い出しついでに東那珂のパソコン工房(元々板付にあったらしい)に立ち寄ったら私が狙っていた東芝の4TB HDD(MN04ACA400)が税込9482円で売られているのを発見。
中古Nexus 5を購入したばかりのこのタイミングで見つからなくても、と思ってしまったのですが、税込1万円どころか9500円切りなのでやはり今買った方がいいかな、ということで結局購入することに。

支払いは中古Nexus 5を買ったばかりなので、ということで久々にいつもニコニコクレジットカード2回払い。


上記の通りこのHDDはPCに内蔵するメインデータHDDにするので…
パーティション設定/フォーマットした後これまで使っていたメインデータHDDからデータを移す
・その元メインデータHDDを動画ファイル保存用HDDにするためパーティション削除/フォーマットした後これまで使っていた動画ファイル保存用HDD(WD Red 3TB)からデータを移す
・その元動画ファイル保存用HDDを新しいバックアップ用HDDにするために必要なファイルをコピー
・バックアップソフトなどの設定の見直し
といった具合にデータ移行作業がかなり面倒な上に時間がかかり、動画ファイル保存用HDDからのファイルコピーなど総ファイルサイズが1TBを超えるファイルコピーは夜寝ている間や食料品の買い出しに行っている間にやるといったことをしても結局先週の土日2日間をそれに費やしてしまいました。
ついでにPC内部を掃除し、ケーブルの抜き差しがしにくいラッチ付きのSATAケーブルをラッチなしのものに交換といったメンテナンスも行ないました。

今回購入した4TB HDDのCrystalDiskMarkの結果(昔のベンチ結果と比較するためVer.3.xを使用。ディスクサイズが500GB程になっているのはパーティション分けしているため)。
これまで使っていた同じく東芝の3TB HDDとそれ程変わらない読み書き速度というベンチ結果に。
容量が大きくなっているにもかかわらず読み書き速度が微増でしかない、というのは恐らくプラッタサイズが同じだからでしょうね。
そして新動画ファイル保存用HDDにした元メインデータHDDは元動画ファイル保存用HDD同様USB3.0接続の外付けケースに入れて使っていますが、それでもファイルコピーなどの作業が高速で、USB3.0接続でも7200rpmのHDDらしさが出るのは意外でした。


メインデータHDDの容量が4TBになったことでしばらくはデータ保存用ディスクの容量については安泰でしょうが、今回新しい常時バックアップ用HDDが3TBになり容量に余裕が出たことで再び動画ファイルの常時バックアップを行うようにしたり、バックアップ先が分散していたのをまとめたりしたら…

その新しい常時バックアップ用HDDの容量が逼迫するハメに。
空き容量が750GB程、ということは1年もすれば本格的に空き容量がヤバくなりそうです。
現状では5TB以上のHDDはそれなりに値が張るし、かと言って必要なディスク容量を確保するために常時バックアップに使うHDDの数を増やすことはしたくないので、一部の動画ファイル(BD-Rなどにバックアップしているもの)を常時バックアップから外すなどの運用でカバーするしかないかなぁ。
まぁこれについては実際にそうなった時に改めて考えることにするか。

ようやくNexus 5を購入

Nexus端末はBootloader Unlockやroot化が容易で自由度が高く、カスタムROMが豊富でそれらを導入することで最新のAndroidバージョンにも対応できることもあって以前から手に入れようと思っていたものの、いろいろあってなかなか購入できなかったNexus 5を先日ようやく購入。


中古のGoogle Play版32GB白です。
価格は7754円(税別7180円)でした。
この前にスマホを買ったのは一昨年(2016年)9月の中古auGalaxy Note 3(SCL22)なので、1年9ヶ月ぶりの新入り端末、ということになります。


中古のNexus 5は以前からイーモバイル版(これもSIMロックフリー)をゲオで見かけることが多かったのですが(しかしゲオ以外で見かけることが稀なのが謎…)、値段が微妙な上にゲオの中古スマホセールでも値引きが渋く、なかなか購入する気にならず時間だけが過ぎていきました。
しかし最近中古のタマ数が減ってきているのでいい加減買った方がいいかな、と思っていたところに西新のゲオで相場より割安なGoogle Play版32GB白の中古を発見。
しかしサイド部に傷がいくつもあったりと外装の程度はあまり良くなかったのですが、ディスプレイには傷はなく、ディスプレイ表示やタッチ操作、そして主な動作に問題がなかったので、主な目的が最新のAndroid OSを試すためのテスト用端末としての役割だから多少外装に痛みがあってもちゃんと動作するなら別に問題ないかな、ということで相場より安かったこともあり結局お買い上げ。
そう言えば以前ゲオで上記の中古auGalaxy Note 3(SCL22)を購入した際よりも返品、交換についての説明がしつこく、少し鬱陶しく感じましたが、1年9ヶ月の間にそれに関するクレームが増えたんでしょうね…


付属品はmicroUSBケーブル以外は全て付属。
充電して電源を入れてみると…

以前auGalaxy Note 3(SCL22)を購入した際にはなかったゲオ関係のアプリがてんこ盛り。
設定を見てみると案の定開発者オプションが有効になっており、これらのアプリがADB経由でインストールされたことは明白ですが、こんなウザいことは止めてくれ、と思ったのは言うまでもありません。
とは言え最初にファクトリーリセットすれば済む話なんですけどね…
以前ブックオフでXperia ULを購入した際にも同じことに出くわしましたが、こんな悪習は真似しなくてもいいのに、と思わずにはいられません。
くどいようですが最初にファクトリーリセットすれば問題ないんですけどね…
そう言いながらどうせカスタムROMを導入する際にフルリセットされるからとファクトリーリセットはしておらず、ゲオの都合でインストールされたゲオ関連アプリをアンインストールすることもなくそのままにしていますが。


OSバージョンは6.0.1(Marshmallow)で、最終版ファームとなっていました。
(ゲオの都合でインストールされたゲオ関連アプリを除けば)プリインストールアプリは少なくシンプルで「これぞPure Google」という感じはしますが、逆に言えばシンプルすぎて機能が貧弱、とも言えます。
メーカー版AndroidやAOSP系カスタムROMでは普通にできることができない、といったことが多く、これをrootも取らず純正ファーム状態で使うのは苦行と言わざるを得ないな、と思ったのは言うまでもありません。
結局のところNexus端末はroot化/カスタムROMを導入して使うことが前提の端末、ということなのでしょうが。

一番驚き呆れたのがこれ。
Nexus 5には当然のように通知LEDが搭載されているのですが、標準状態では点灯しない仕様になっていて、点灯させるにはそのためのアプリを導入する(またはroot化して設定変更するかカスタムROMを導入する)必要があること。
ハードウェアとして搭載されているものをソフトウェアでわざわざ使えなくする、というのは普通は有り得ないですからね。
実は購入後判明したのですがこの中古Nexus 5、microUSBポートの接触が悪く、接続した状態で本体を持ち上げたりすると接続が切れてしまうことがある。
上の画像のようにNexus 5の通知LEDはmicroUSBポートの上にあり、ちょっと変わった配置なのですが、最初通知LEDが点灯しないのはmicroUSBポート部の問題、と思ったのですがアプリを導入するとちゃんと点灯したのでLED自体には問題がなく、結局のところソフトウェアの問題だっただけだったことになります。
それにしてもなぜこういう謎な仕様にしたのか本当理解できません。

とは言えmicroUSBポートが不調でもNexus 5はQi対応なので、このようにそれを使って充電すれば問題ないのですが。
以前リサイクルショップで安く売られていたのを見つけ購入していたドコモ純正Qi充電パッドがこんなところで役に立つとは思いませんでした…


今回購入したNexus 5、今のところ様子見期間、ということでまだカスタムROMを導入したりといったことはしていませんが、まだAndroid 7.x(Nougat)を使ったことがないのでまずはそのカスタムROMを試した後最新版である8.x(Oreo)のカスタムROMにしようかと思っています。
Oreo向けのXposed Frameworkがまだ正式版ではない、というのもあるのですが。
そして接触の悪いmicroUSBポートですが、これはAliExpressやeBayといった海外通販サイトでmicroUSBポートアセンブリが送料込みでUS$10程で手に入るようなのでそれを購入して交換するつもりでいます。
そしてバッテリーも今のところ極端に劣化している感じはしませんが、これは日本のAmazonで互換バッテリーが1000円程で手に入るのでこれも購入してmicroUSBポートアセンブリ交換時に一緒に交換してもいいかも、と思っているところ。
US$10程出してmicroUSBポートアセンブリを買って交換するぐらいなら同じぐらいの金額を足してもっと程度のいい中古を購入すべきだった、とも言えるのですが、microUSBポートの不良は購入時に発見できなかったので仕方ないですね。
返品、交換が効くかも微妙ですし。


とにかくきちんと整備して、最新OSを利用するためのテスト端末及びバックアップ端末として活用したいところです。

What's 5G?

LTE(4G)に次ぐ次世代のモバイル通信規格として5Gの話題がIT系メディアだけでなく一般メディアでも取り上げられ、ニュースになることが多くなりました。
しかしこの手のニュースを見ていると5Gというのがどのような通信方式なのか、そしてそれについての技術的な説明がほとんどなされないことが気になって仕方ありません。
先日5Gの技術標準が定まった、というニュースを見かけたものの


5Gの標準仕様、ついに決まる - ケータイ Watch
「5G」っていったい何だ? ドコモの中村5G推進室長が語るその姿とは - ケータイ Watch


肝心の上に書いたような疑問については相変わらずほとんど説明がなく、「5Gって一体何?」という疑問が更に増す結果に。
そもそも5Gなどの「G」は"Generation"の略で、特定の通信規格がどの世代に属するかを表す表現。
これまでは1G(アナログ)、2G(デジタル)、3G(CDMA)、4G(LTE)といった具合にそれぞれ世代毎に対応する通信技術があるのですが、5Gの場合はその世代に対応する通信規格/技術名がなく単に世代を表す「5G」とだけ呼ばれているのは謎。
結局のところ5Gというのは「LTE Advanced 2」とも言える規格/技術なので特に名前を付けていない、ということなのかも知れませんが、本当のところはどうなんですかねぇ。


そしてこの「なんとかG」という世代を表す表現がマーケティングタームになってしまっている、というのも気になるところ。
4Gは元々規格/技術的にはLTE Advancedが属する世代とされていたのに"Advanced"がないLTEが4Gと呼ばれるようになった(本来は3.9Gになるはずだった)だけでなく、アメリカではキャリア(はっきり言うとAT&TT-Mobile)のマーケティングの都合で3.5GであるHSPAを「4G」と呼んだりと世代呼称の定義がキャリアや業界の都合で捻じ曲げられる結果に。
そう言えばこれまたアメリカではLTE Advanced(4.5G/4G+)を「pre-5G」と呼ぶキャリアがあるとかないとか…
ってことは5Gは技術的にはやはり「LTE Advanced 2」なんでしょうかね。
このネタで思い出しましたが以前Galaxy Note 3(SM-N9005)をroot化した後本来LTE接続時にモバイルデータ通信アイコンに表示される「4G」表示を「LTE」表示に変更するゴニョゴニョをして通信モードを「3G」に切り替えたらHSDPA接続なのにモバイルデータ通信アイコンが「4G」になってえっ、と思ったことがあったのですが、これってHSPAを「4G」と呼ぶアメリカ仕様なんだな、とその後気づいたものでした。
余談ですが手持ちの日本キャリア版サムスン端末はこれとは逆に「LTE」表示を「4G」になるようにして海外版と表示を統一しています…


といったことを5Gに関するニュースを見て思うのですが、これらの私の疑問はいつになったら解決するんでしょうかねぇ。
って言うか5Gが「LTE Advanced 2」的な規格/技術なら素直にそれっぽい名前を付けろ、と思わずにはいられません。

ジャンクゲーミングキーボードを買いメンテナンス

少し前にブックオフのジャンクコーナーでロジクールのゲーミングキーボードが500円で売られていたのを見つけ購入。

かなり汚かったのですが(とは言え昔実家で見た私の弟が使っていたPCのキーボードよりは全然きれいだったりする…)、500円なら、ということで購入することに。
今回購入したのはこれ


Logicool G213 Prodigyゲーミング キーボード、RGBライト及びアンチゴースティング機能付き


ロジクールのエントリークラスのゲーミングキーボードで、家電量販店で見てみると6000円程で売られていました。


帰宅後確認すると水拭きでは取れない汚れがあちこちにこびりついており、タバコのヤニ臭っぽい臭いも少しある。
そこでキートップをすべて外し、それら全てを一つ一つアルコール拭きして汚れを落とした後食器洗い用洗剤を溶かしたお湯に漬けて漬け置き洗いし、キーボード本体も徹底的にアルコール拭きしてクリーニング。

キートップをすべて外したところ。

クリーニングが完了し、キートップも付け直して元通りにしたところ。
上にヤニ臭っぽい臭いがする、と書きましたが、クリーニングする時に使ったクリーニングシートが茶色くなることはなかったので違ったのかな、と思ってますが、とは言え鼻をキーボードに近づけてクンクンしないと分からない程度の臭いなので問題ないのですが…


その後動作確認し、全てのキーが問題なく動作することを確認した後メインデスクトップPCのキーボードを入れ替えて使い始めました。
ロジクールのゲーミングデバイス向け専用ユーティリティーソフトが使っているマウス(エレコム製のマルチボタンワイヤレスマウス)のユーティリティーソフトと干渉してPCの動作が不安定になったりすると嫌だな、と思ったのですがそういうことはなく杞憂でした。

言うまでもないでしょうが、ゲーミングキーボードなのでキートップが様々な色に光ります。

とは言え様々な色でピカピカ光るのはウザいので専用ユーティリティーソフトで常時白点灯する設定にしました。
キートップ照明をOFFにするとキーの印字が見にくいというのもありますし。
エントリークラスのゲーミングキーボードなのでメンブレン式なのですが、メンブレンスイッチ特有のブヨブヨした感触は皆無で、カチッとしたキータッチで反応も早く、メカニカルスイッチっぽいキータッチで素早く入力できます。
こういったところはさすがゲーミングキーボードですね。
気になって家電量販店のキーボードコーナーに置いてあるCherry MXメカニカルスイッチのテスターを何度もカチャカチャして比較してみたのですが、赤軸に近い、もしくは少し茶軸寄りのキータッチかなぁ、と感じました。
私はそんなにタイプ速度が速いわけではないのですが、それでも時にIMEがタイプスピードに追いつけない程のスピードで入力できるので嬉しいですね(PC/ブラウザの動作が重くてIMEが追従できないだけ、という説もありますが)。
とは言え所詮はメンブレンスイッチなのでやはりメカニカルスイッチには勝てないのですが(比較するとやはりキータッチのカッチリ感が違う)、それでもそれに非常に近いキータッチを実現していてこれに関しては非常に満足しています。


キータッチ以外のこのキーボードのいいところとしては…
パームレストが付いている
私はプライベートではずっとパームレストが付いたキーボードを使っているので、やはりパームレストはあるに越したことがないですね。
・Fnキーがない
ゲーミングキーボードにはホットキーやキーボードマクロを実行するために同時押しするためのFnキーがあるものが多いですが、これにはありません。

私は右Ctrl、Altキー周りなどをキーマップ変更ソフトを使って変更しているのですが(アプリケーションキーとAltキーの位置を入れ替えるなど:こうするとCtrl+Alt+Delを片手で押せる)、その周りにFnキーがあると私の使い方にはじゃまになるのでない方が好ましいんですよね。
・メディアプレイヤー操作ボタンがある

これはゲーミングキーボードでなくても多機能キーボードには付いていることが多いですが、メディアプレーヤーソフトがバックグラウンドにあっても操作が可能ですし、ネイティブのメディアプレーヤーソフトだけでなくChrome上で実行しているGoogle Play Musicの再生操作もできるので便利です。


逆にこれはイマイチ、と思うのが…
・キーの汚れが目立つ
キートップがつや消し仕上げなこともあり脂汚れが付くと目立ちます。
とは言えこれは「キー入力時に滑りにくい」というメリットでもあるのですが…
キートップ照明設定ががソフトウェア制御式
上位機種のゲーミングキーボードには照明の色などの設定を本体のメモリに保存し、他のPCにつないでも同じ設定で動作させられるものもありますが、このキーボードでは各種設定を専用ユーティリティーソフトで制御するためPCの電源を入れた後スタートアップでユーティリティーソフトが起動してからキートップ照明が設定した色で光るようになります。
この挙動には違和感を感じて仕方ないのですが、これに関しては価格的なことを考えると無理もないのかな、と思うところ。
どうしても嫌ならキートップ照明をOFFにする、という選択肢もありますし(上記の通りキーの印字が見にくくなるので、それとのトレードオフになりますが…)。
キートップ照明が青っぽい
上に書いた通り私はキートップ照明を白に設定しているのですが、真っ白ではなく少し青っぽい色で光るのが不満。
そこでそれを中和するためカスタム設定で少し黄色を混ぜると今度は黄緑っぽい色になるし…
他の色に設定しても(青以外は)青っぽく光りますし、何だかなぁ、と思ってしまいます。
・Caps Lock等の状態を示すランプ
これらのランプ、点灯色は白でしかもかなり明るいのですが、そんなに目立つ必要があるランプではないのでもう少し暗く、色も一般的なキーボードで使われることの多い緑やオレンジの方が好ましい、と思うのですが…


数としては不満点の方が多いのですが、そのいずれも些細なものなのでそれ程気にはならず、逆にキータッチの良さに代表される利点の方が勝るので、500円でいい買い物をした、と思っています。
とは言え個人的はUSBハブが付いていればそこにマウス(及びワイヤレスマウスのレシーバー)を接続できて便利なのになぁ、と思っているのですが…


今回メンブレンスイッチながらメカニカルスイッチっぽいキータッチのキーボードを手に入れそのキータッチに満足しているのですが、やはり次はメカニカルスイッチのキーボードだな、と思っているので今度キーボードを買い換える必要が出た際はメカニカルスイッチのキーボードにしようかな、と思っているところです。