Internet Tethering with b-mobile 3G


JailbreakしたiPhoneテザリングを使いb-mobile 3Gでネット接続できるようにする方法です。
テザリングの有効化に関してはこちらのサイトから情報を得ました。


OS 3.1.2でCydiaからテザリングを有効にする手順 - tAkatronix's GEEEK notes


テザリング有効化パッチのインストールはこの方法でOK。
しかしパケット接続プロファイルのインストールに関しての情報はSoftBank黒SIMを使う際のものなので、b-mobile 3Gでは使えません。
よってb-mobile 3G用のプロファイルファイル(拡張子.mobileconfig)を用意する必要があります。
当初自分でXMLを記述しないといけないのか、と思ったのですが、そんなことをする必要はありません。
使用するキャリアに合ったプロファイルファイルを作成できるサイトがあるのです。
このサイトにアクセスし、Mobile Internetの項目にb-mobile 3GGPRS設定を入力。
そしてEnable TetheringをONにしてGenerateをクリックするとb-mobile 3G用のプロファイルファイルをダウンロードできます。
このプロファイルファイルをメールに添付するなどの方法を使ってiPhoneへ送信し、インストールします。

プロファイルをインストールしたら一度iPhoneを再起動して、プロファイルを有効化します。
インストールしたプロファイルはSettings→General(設定→一般)から確認できます。

ここで「Profile」をタップすると詳細情報を確認できます。
この状態でSettings→General→Network(設定→一般→ネットワーク)を開くとテザリングの項目が出現します。

キャリア名が「NTT DoCoMo」になっていて、アンテナマークが立っていないのがb-mobile 3G SIMを使っている証。
(これに関してはこちらを参照)
これでテザリングが使えるようになりました。


次にPC側でテザリングを使ってネット接続できるように設定します。
ここではEeePC 1000H-X内蔵Bluetooth(Broadcomスタック使用)を使って説明しています。
他のBluetoothスタック(BlueSoleilなど)ではやり方が違うかも知れませんが、基本的なところは同じはずです。
まずはiPhoneとPCをペアリング。
この時「PAN Network Access Profile」を有効にしておきます。

そして「コントロールパネル→ネットワーク接続」を開いて「LANまたは高速インターネット」の項目に「Bluetooth Network」が追加されていて、それが有効になっていることを確認しておきます。

バツマークが付いていますが、これは「未接続」ということを表しているので、この状態で問題なし。
これでPC側での設定は完了です。


そしてテザリングでネット接続します。
iPhone側ではBluetoothをONにして、Settings→General→Network(設定→一般→ネットワーク)を開き、Internet Tethering(テザリング)をONにします。
この状態でPCのマイ Bluetoothを開き、ペアリングされたiPhoneの「PAN Network Access」アイコンをダブルクリックすればテザリングでネット接続されます。

テザリングで接続されるとiPhoneの上部に「Internet Tethering(テザリング)」と表示され、テザリングで接続中であることを示します。

テザリング接続を切断するにはPC上で「PAN Network Access」アイコンを右クリックし、「切断」を選択します。


これでb-mobile 3G SIMを使ってテザリングでネット接続できるようになりました。
テザリングができるようになったことでiPhone 3GS+b-mobile 3G SIMを更に生かせそうです。


もちろんこの方法はb-mobile 3Gだけではなく、他キャリアのSIMを使う際にも応用できます。
上記のプロファイルファイル作成サイトで使用するキャリアに合ったプロファイルファイルを作成し、それをiPhoneにインストールすればいいわけです。
そしてここから世界各地の主要な携帯電話キャリア向けのプロファイルファイルがダウンロードできます。
ここでダウンロードできるのはヨーロッパのキャリア向けのプロファイルファイルが主ですが、香港、タイ、シンガポールといったアジア諸国のものもあります(でもこれらの国ではテザリングが許可されているはずなので、必要ないような…)。
SoftBankもありますが、その中にAccess Internet(通常のGPRS=非定額)を使うプロファイルファイルがある。
これって定額にならないから意味がないと思うのですが…
そして香港を見てみると、3HKのプロファイル設定に書かれているAPNが「web-g.three.com.hk」という見たことがないものになっている。
mobile.three.com.hkじゃないの?
もしかしてポストペイド契約向けかな?
そう言えばSmarTone-VodafoneのAPN設定も違うような気がするし(確か「SmarTone-Vodafone」だった)…
アジアのキャリアを使う場合は改めてプロファイルファイルを作成した方がいいかも知れません。