ドコモの2011年夏モデルには失望

今日ドコモの2011年夏モデルが発表になりました。
私は既にリーク情報を入手していたので、どのような端末が出てくるかが発表前に分かっていましたが、それでも12:15から開かれた発表会のネット中継を見ることにしました。


その発表会、及びドコモ2011年夏モデルですが、はっきり言ってガッカリ。
しかしXperia Proが出なかったからではありません。
Xperia acroが出る、という時点で「たぶん出ないだろう」というのは分かっていたので、「やっぱりそうだったか」としか思わなかったからです。
では何にガッカリしたのか、といえばまずはガラドロイドばかりのスマートフォンラインナップ。
ガラケー機能を一切搭載しないAndroid端末はL-07Cのみ、という結果に。
ガラドロイドと非ガラドロイドが2:1〜3:1ぐらいの比率かな、と思っていましたが、実際には7:1。
これ程ひどいとは思ってもみなかった。
ガラケー機能が載ってしまうとroot化できなくなってしまうため(電子マネーが絡むから当然と言えば当然)ガラケー機能なし端末を希望する私にとってはL-07C一択、選択肢がありません。


そしてもう一つガッカリしたのがドコモのスマートフォン戦略。
iモードサービスをスマートフォンでも使えるようにする」って、こいつらスマートフォンとは何か、ということが全く分かってないよな、としか言いようがない。
スマートフォンというのはPCで利用している各種サービスを携帯でも利用するための端末、という位置づけですから、別にガラケーサービスに対応する必要はないはずですし、むしろガラケーサービスからスマートフォン向けサービスの利用へとユーザーを誘導すべき、と思うのですが。
どうしてもガラケーサービスを利用したいユーザーはガラケーを使えばいい話ですし、「スマホっぽいガラケー」(スマートフォン的なこともできるフルタッチUIのガラケー)を出す、という手もあるはず。
よっぽどガラケーのビジネスモデルが惜しいのか、それともガラケーからスマートフォンへ移行させればパケット料金でボッタくれるから儲かる、と思っているのか。
スマートフォンに興味がない、使う必要がないユーザーまで無理矢理移行させるようなやり方が賢明である、とは思えないのですがねぇ。


私の次期メイン端末選びですが、とりあえずドコモ秋モデルの発表まで待ち、という結論に。
更なるガラドロイド化が進み(ガラケー機能なしモデルは皆無に?)、選択肢が更に狭まると思われますが、それでも様子見したい。
その頃には次期iPhoneの詳細が分かってきているでしょうし(既に発売されているかも)、今回発表の夏モデルの価格もこなれてきて、中古も出回ってきているはず。
海外版Xperia ProとXperia Miniも出ているでしょうし、他にも魅力的な海外端末が出ているかも知れません。
というわけでこのような様々な情報を考慮した上で決めよう、ということにしたのです。


ガラケー機能なし、ということで敬遠され(間違いなく非IT系雑誌が叩くでしょうし)、投げ売り状態になっている可能性があるL-07Cを狙う、という手もありますし、ドコモ回線での使い勝手を諦めることになりますが、端末の魅力を重視してXperia Proという選択肢もあります。
しかし今後日本国内ではスマートフォンガラケー化が進む、という流れになるのは間違いないので、そういったことと縁がない次期iPhone、という結論になりそうな気がします。
私としてはドコモ版Xperia Miniが出て欲しいと思っていますが、日本の携帯電話市場の構造を考えるとこのような端末は出てくる余地がないため、叶わぬ夢だろうなぁ(しかしスマートフォンを本気で普及させたいのであればこのような端末も必要)。
そこで気になるのが次期iPhoneはドコモからも出るのか、ということ。
ドコモの夏モデル発表会の質疑応答でこの件についての質問が出ないかなぁ、と思っていましたが、残念ながらそれはなし。
もしあっても「ノーコメント」という答えしか返ってこないでしょうが、誰か聞いて欲しかった。
まぁiPhoneはドコモから出ない方が都合がいい面もあるので、どっちでもいいのですが。


そういうわけでもうしばらくiPhone 3GS+Milestone、という体制が続くことになりそうです。