auはエリアが深い

2週間前にSoftBankからのMNPで入手したauiPhone 4S
iOS 5.0、Jailedのままで絶賛使用中ですが、今回久々に(実は私、海外携帯に凝り始める前はauユーザーでした)auを利用して気づいたのが…


auは利用可能エリアが深い


こと。
ドコモだと電波の入りが悪くほとんど圏外、といったところでもauは実用上問題ない程度の電波強度を確保。
これまでドコモの電波強度の弱さに不満があった場所でも問題なく使え、auのエリアカバレッジの深さに驚かされました。


そこで携帯の電波状態の悪さでは折り紙付きの福岡市総合図書館で比較してみることに。
iPhone 4SGalaxy S II GT-I9100、Xperia ray SO-03Cの3台を同じ場所で同時にフィールドテスト系アプリを使って電波状態をチェックしてみると…

iPhone 4S/au(フィールドテストモードで測定)。
800MHzバンドを掴んだ状態で電波強度は-89dBm、アンテナマークは3本点灯(だったかな?)と実用上問題ない電波受信レベルを確保。

Galaxy S II GT-I9100(FOMAプラス対応化済)/ドコモ(サービスモードで測定)。
FOMAプラス(W-CDMA800MHz)を掴んだ状態で-109dBm、アンテナマーク1本点灯とギリギリ。

Xperia ray SO-03C/ドコモ(Cellumapで測定)。
何と圏外!!
auの電波状態の良さと同時にXperia rayの電波受信能力の低さが判明してしまったテスト結果でした。
それにしてもXperia rayは音声メイン端末なのにこの電波受信能力の低さは問題です。
運用端末を替えるか、それともau回線へ着信転送するか…


今回auMNPし、結果として主要3キャリアを渡り歩いたことで、意外にもドコモは他キャリアに比べ電波強度が弱いことに気づかされて驚きました。
「どこへ行っても利用可能なのはドコモ」というのが世間一般的な認識ですからね。
建物内のカバレッジではauはおろかSoftBankにも負けることが多く、エリアは広いものの全体的に電波が弱いため800/2100MHzデュアルバンドでありながら建物内の深いところまでカバーできていない上に、屋外でも電波強度が弱いスポットがあちこちに存在したり、移動中に800/2100MHz間でのハンドオーバーが頻繁に起こり、通信品質が低下したりといった問題も。
同じ800/2100MHzデュアルバンドでありながらauはそれとは対照的に室内カバレッジがしっかりしており、屋外でも電波強度が安定している(とは言えW-CDMAとCDMA2000という通信方式の違いもあるかも知れませんが)。
それ故ドコモは「設置基地局数を稼ぐために建物内に中継局を設置しまくっているSoftBankに負ける室内カバレッジ」となってしまっている、というのが実情です(ただし屋外カバレッジはドコモの圧勝)。
とは言えSoftBankは既存基地局との電波干渉といったことを余り考慮せず場当たり的に中継局を設置しまくっているらしく、そのため電波強度的には問題なくても通話中に突然電話が切れたり(アンテナマークフル点灯なのに!!)と通信品質が低下しているのも問題ですが…


というわけでドコモには他キャリアよりも劣る室内カバレッジの改善をして欲しいところです。