この白い点は…

以前福岡の地下鉄のWiMAX対応状況調査をした際のエントリに「飛行機を見にまた空港へ行こうかな?」と書いたこともあり、GW最終日だった昨日再び地下鉄の一日乗車券を購入し再び福岡空港へ。
前回は特にそういうつもりがなかったのでデジカメを持っていくことはしませんでしたから、今回は写真撮影をしようとPowerShot S90を持って行きました。
離着陸時の飛行機の撮影はやはりコンデジでは難しく、なかなか苦労させられましたが、何度も失敗するうちにコツをつかめてきたせいか結果として納得いくショットが数枚得られました。

その中の一枚、シンガポール航空(SQ)のエアバスA330シンガポールへ向けて離陸するところ(リサイズのみでトリミング、レタッチ等はなし)。
本当ならもっと被写体を引き寄せたいところですが、PowerShot S90搭載のレンズ(望遠端105mm相当)ではこれが限界です。


ところが帰宅後撮影した画像をPCで開いてみると、あることに気づきました。
上のように縮小すると特に問題などはなさそうに見えますが、等倍サイズで見てみると…

このような2つの白い点(赤い丸で示しているところ)があるのです。
この2つの白い点は昨日撮影した画像全ての同じ場所に発生しており、それからすると受像素子(CCD)のピクセル異常のようです。


となると気になるのがいつ頃からこのような異常ピクセルが発生するようになったのか、ということ。
そこでこれまでにPowerShot S90で撮影した画像を見返してみると、購入(2009年10月)からまだ2ヶ月しか経っていない2009年12月には既に撮影した画像に白い点が出るようになっていました。
つまり昨日まで2年以上にわたってそれに気づかなかった、ということになります。
このようなCCDのピクセル異常は自然界の放射線がCCDに当たってその部分の素子を破壊することで発生する、と言われており、それ故飛行機に乗ると破損するケースが多いのですが(10,000m余りの高度を飛ぶ飛行機の機内は地上に比べ放射線量が高いため)今回はそういったことをしていない状況で異常が出ている。
まぁ飛行機で旅行しなくても異常は出るでしょうし、形あるものはいずれ壊れる運命ですから、CCDの破損自体はそれ程気にしていないのですが(面倒ではありますが必要に応じてレタッチで白い点を消せばいいだけですし)、それにしても今まで気づかなかったのが悔しい。
この症状が発生するようになってすぐに気づいていれば、保証修理が可能でしたからね。
とは言え保証期間内にこのような症状が出た場合、保証が効くのかが気になりますが、このケースでは購入直後は問題がなかった(=製造上の不具合ではない)ので保証修理は可能、と思いますが(ご存じの方は情報を頂けると幸いです)。
そしてCCDだけではなく、CMOSでも同じような要因でこのようなピクセル異常が発生するのかも気になります。
ほとんどの携帯のカメラ(そして最近のデジカメ専用機)に使用される受像素子CMOSですが、これまで私が携帯のカメラで撮影した画像でピクセル異常が見つかった、ということはないので(今回同様気づいていないだけかも)、そういったことはなさそうな気がしますが、実際のところはどうなんでしょうか。
これまたご存じの方は情報を頂けると幸いです。


最後に昨日撮影した画像をいくつか。

ANAB747-400D
今や日本ではANAが国内線の一部で飛ばしているのみで、世界的にも飛ばしている航空会社が減少傾向(最近SQが全機退役させましたし)のジャンボ。
ANAでもB777が主力機となっていますから、それ程見る機会があるわけではありません。
いつかジャンボの2階席(アッパーデッキ)に乗ってみたいと思っているのですが、そういうこともあり実現しないだろうなぁ。
それ以前にジャンボの2階席は大抵ビジネスクラスですからそもそも無理でしょうが(そんな金ないしね)。

5/1から羽田/福岡線に就航したANAB787が羽田から到着。
これ見たさに空港の展望デッキにやって来ている人が大勢いて、B787の到着/出発時には黒山の人だかりが。
これもいつか乗ってみたい飛行機ですね。

そのB787が羽田へ向けて離陸していくところ。
胴体部から先端に行くにつれ角度が変わっていく主翼が格好いいなぁ、と思います。

キャセイ(CX)のB777-200が香港へ向けて離陸。
キャセイの福岡/香港線(台北経由)は通常エアバスA330で運行されますが(私が以前利用した際もそう)、昨日はなぜかB777でした。
その前の晩に香港/台北から帰国する乗客が多かったからでしょうね。


それにしてもこうして飛行機を見ていると、旅好きとしては旅行したくなってくるのが困りものです。