スクリーンショット撮れます:Galaxy S II ICS

昨日のエントリで「Android 4.0(ICS)にアップデートしたGalaxy S II(GT-I9100)ではOS標準搭載のスクリーンショット撮影機能が動作しない」と書きましたが、大ウソでした。

私が正しい操作をせずに「できない」と書いてしまい申し訳ありません(昨日のエントリは修正します)。


それに気づいたいきさつはというと…
今日ヨドバシ博多へ行ってみると、発売されたばかりのHTC Jの実機が置いてありました。
HTC JはICS(Android 4.0.3)搭載、ということでスクリーンショット撮影機能はどうなっているんだろう、と思い試してみるとスクリーンショットが撮れました。
スクリーンショット撮影のキー操作はGalaxy Nexus同様「ボリュームDOWN+電源ボタン」。
しかし「ボリュームDOWNキーを押しながら電源ボタンを押す」とか「電源ボタンを押しながらボリュームDOWNキーを押す」ではなく「これら2つのキーを同時に押す」(そしてボタンは1秒程押したままにする)なのです。
私はこれを間違えていて(ボタンの同時押しをせず)、「スクリーンショットが撮れない!!」と騒いでいたのです。
GingerbreadのGalaxy S IIでは「ホームキーを押しながら電源ボタンを押す」なので、てっきりICSのOS標準搭載スクリーンショット機能も同じような操作なんだ、と思い込んでいたのでした。
気づいてしまえば本当単純なことでした。


そこで帰宅後ICS導入時に取っておいたNandroid BackupでGalaxy S IIをリカバリーして試してみることに。
するとHTC Jと同じ操作でスクリーンショットが撮れました。
撮ったスクリーンショットPNG形式で/mnt/sdcard/Pictures/Screenshots/に保存されます。
端末上でDropboxアプリの「Camera Upload」機能を有効にしておくと、撮影したスクリーンショットが自動的にDropboxにアップロードされるのが便利ですが(上記フォルダがCamera Uploadのターゲットフォルダとして認識されるため)、撮ったスクリーンショットに公にできない情報(端末IMEIや電話帳、メールの内容など)が含まれているとマズいので、一長一短かも知れません。
ちなみに標準状態だとスクリーンショット撮影時にシャッター音が鳴りますが(以前にも書きましたが、これは本当鬱陶しいので止めて欲しい!!)、root化してあれば/system/media/audio/uiにあるシャッター音ファイル「camera_click.ogg」を無音のOGGファイルに置き換えれば鳴らなくなります。
APKファイルをゴニョゴニョしないといけない(もちろん要root)Gingerbread版Galaxy S II搭載のスクリーンショット撮影機能(サムスン独自)に比べると簡単にシャッター音を消せる分まだマシとは言えるのですが…


せっかくICSに戻したので、再度Gingerbreadに戻す前にもう少しいじってみることにしました。

昨日も書いた通り、ICSにアップデートしてもFOMAプラス対応化のゴニョゴニョは有効(左)。
Gingerbreadの時と同様FOMAプラスの基地局に接続している状態では接続中バンド名が「WCDMA 850 Band 5」という表示になります(「WCDMA 800 Band 6」にはならない)。
そして*#*#4636#*#*で呼び出せるTest Modeからバンド切り替えメニューを呼び出したところ(右)。
ちゃんと「JAPAN Band」の選択肢があります。

GingerbreadではドコモMVNOのSIMを挿すとキャリア名表示が「Emergency Calls Only」となり、パケット通信アイコンが表示されませんが、ICSだと前者は変わりないものの後者は異なり、ちゃんとパケット通信アイコンが表示されます。
そしてそのパケット通信アイコンはGingerbread+ブローヴちゃんパッチの時とは異なり常時「H」点灯となります(もちろんHSDPA非対応エリアでは「3G」になる)。

そしてCell Standbyのバッテリー使用率が気になりますが、このようにわずか2%と非常に低くなっています。

Gingerbreadではブローヴちゃんパッチを適用しないとドコモMVNO回線利用のパケット通信で情報更新ができないBBC公式アプリも問題なく利用可能。
ということはICSではキャリア名表示が「Emergency Calls Only」になるのが気にならないのであればブローヴちゃんパッチを当てる必要はない、といえそうです。


しかしICSで気になるのが「YES/NO」「OK/キャンセル」といった選択肢が出てくる場面で選択肢の並びがGingerbreadと逆になることがあること。

左がICS、右がGingerbread。
前者では左がキャンセル、右がOKになっているのに対し、後者では左がOK、右がキャンセルになっている。
PCやICS以外のスマートフォンOSでは後者の並びになっているものがほとんどなのに、どうしてICSでは逆になっているのかが謎です(右手の親指でYES/OKを押しやすくするため?)。
しかもそのボタン配列で統一されているわけでもなく、アプリによってはGingerbreadと同じボタン配列になっていたりする。
この非統一性も謎です。
しかもGalaxy S II ICSだけでなくHTC Jも同じような仕様でした。
YESを押すつもりでNOを押したり、逆にキャンセルしようとしたら決定してしまった、といったことが頻発してしまうので(私もやりました)OS全体でどちらか(できれば後者)に統一して欲しいところです。


そういった問題点もあるもののやはり追加された新機能が魅力的なので、私としてはこのままICSで使いたいな、と思うのですが、昨日のエントリにも書いた画面表示密度(Display Density)の変更がうまくいかなかったり、電源OFF状態からCWMを起動できない、といった問題があるので(ちなみに後者はCF-rootを焼き直しても解決しませんでした)、結局Gingerbreadに戻るしかないのが辛いところです。
やはりROM焼き直し→ハードリセットして環境を一から再構築しないといけないのかな。