今後のLTE導入方針

SoftBankによる買収によりイーモバイルLTEが選択肢から消え、先日の秋モデル発表会でモバイルルーターなどのデータ端末が出なかったことによりau LTEも消えた。
これにより今後のLTE導入をどうするかについての結論が出ました。
それは


IIJmioミニマムスタート128プランをファミリーシェア1GBプランへ切り替え


です。
なぜこのような結論に達したかというと…


現在私が利用しているモバイルネット回線はIIJmioミニマムスタート128プランSIM+WiMAXモバイルルーター(自宅回線に端末追加)、という体制になっています(とは言え後者は最近あまり使っていませんが:出先で高速、大容量通信が必要になる時にしか持ち出さない)。
当初はWiMAXモバイルルーターLTEモバイルルーターに置き換えよう、ということでイーモバイルLTEau LTEのいずれかを導入しよう、と考えていました(それ故IIJmio回線を契約した際に悩んだ結果ミニマムスタート128プランにした)。
しかし上記のようなことになってしまい、どちらも導入できなくなってしまった、というのが第一の理由。
第二の理由が今2年縛りでLTE端末を契約、購入するのは得策ではない、と感じたこと。
LTEは現状ではようやく国内全キャリアがサービスを開始したばかりでまだ黎明期と言える状況であることもあり、当然これから利用可能エリアが拡大していきますし、通信速度も更に高速化、そして端末の性能も高くなります。
そういった状況下で2年縛りで端末を契約、購入すると基本的に2年間はそれを使い続けなければなりませんから(端末は白ロムを入手してアップグレード、という手が使えますが回線は…)、今後よりよいサービス、端末が出てきた時に簡単に乗り換えられない。
私は2年前に日本国内市場でAndroid端末が出始めた頃にSH-10Bをデータ契約で購入しましたが、そのSH-10Bはその後の急速なAndroidの発展に全くついて行けない端末となってしまい(一度もOSアップデートが提供されず、Android 1.6のまま終了。今ではアプリの多くが非対応で実用にならない)、そしてその時契約したドコモデータ回線もその後MVNOという格安な選択肢が登場したことにより結局縛り終了まで寝かすハメに(そして縛り終了後にSoftBankプリペイド回線へMNP)、という経験をしていますから、これから発展することがはっきりしているものを導入するのであればあまり縛りがかかるような形にはしたくない、というのもあります。
その2年縛りが嫌、というのは「ユーザーから選択肢を奪い、高い利用料金を強制して搾取する」昨今のキャリア(MNO)のやり口が気に入らない(怒りすら覚える)というのも大きな理由で、以前auのLTEサービス(iPhone 5向け)が発表された際のエントリ

というかもうMNOと2年縛りでポストペイド契約するのが嫌なんですよね。

と書いたように、可能な限りMNOと新たなポストペイド契約するのは避けたい、と思うようになっています。
そういうこともあり実は上記のエントリを書いた時点で既に結論はほぼ出ていました。
とは言えau LTEのサービス内容如何ではそちらを導入することもありかも、と思っていたものの、結局私が欲しかったモバイルルーターは出ず、その時に出ていた結論で最終決定、つまり上に書いたようにIIJmio高速モバイル/D回線契約の切り替え、ということにしました。
現状の私の使い方では1GB/月というデータ容量は十分ですし(出先でYouTubeを見まくったりはしない)、3枚のSIMが発行されますから、複数の端末で同時利用ができ、わざわざモバイルルーターを起動しなくても通信速度は遅くなるものの即通信できるので便利。
現状のドコモのLTEサービスにはいろいろと不満がありますが(それ故以前それについての不満をエントリしたことがありますし)それは時間が解決してくれるでしょうし、通信速度の低下が酷い東京とは異なり福岡では今のところそのような大幅な通信速度の低下はあまりなく、3G(FOMA)でもさほど不満はないので待てるかな、と思っているので、さほど問題にはしていません。
それよりも契約期間の縛りがない、というのが重要です。


回線はそれで決定ですが、「LTEサービスの導入」ですから当然LTE対応端末を購入する必要が。
それで今私が気になっているのがドコモの冬モデルモバイルルーターであるL-03E
ドコモの冬モデル端末の発表会についてのエントリ

私はもうキャリア版端末には全く興味がなくなってしまったので、今回のドコモ冬モデル端末はまぁどうでもいいのですが、そう言いながら今回発表された端末の中に一つだけ気になっている端末があるので、それはもしかすると手に入れるかも(もちろん白ロム:そのためだけに2年縛りは嫌ですからね)。

と書きましたが、その「気になっている端末」がこれ。
LTEトライバンド(800/1500/2100MHz)対応で今後拡大されるXi対応エリアにフル対応している上にGSMにも対応し、大容量バッテリーを搭載し長時間の稼働が可能(おまけに専用ケーブルを使って外部給電も可能)と現状で最強のLTEモバイルルーター、と言えるスペックを持っています。
日本で発売されている3G/LTEモバイルルーターはどれもGSM非対応で、「世界の携帯事情が全く分かってないよな(海外ではGSM対応は必須)」と思っていただけにGSM対応なのは嬉しいところ。
これだとSIMロックを解除して現地プリペイドSIMを挿して使う、という運用が実用になります。
というわけでこれは是非手に入れたい、と思っているところです。
ところがこのL-03E、何と発売予定は来年1月。
発表から発売まで3ヶ月程のタイムラグがあり、当然年末商戦には間に合わない、というのには呆れて物が言えません。
そしてスペックが高い分白ロム価格もそれなりに高くなることが予想されますが、データ端末はしばらくしてタマ数が潤沢になると急に値崩れすることが多いので、それを待つのが賢明、と思っているところ。
しかしそうなるとLTEが利用できるようになるまで半年以上かかりそう。
多少割高でも白ロムが出回り始めたらすぐに購入すれば待ち期間は短くなりますが、それでも4ヶ月程待ちですし、躊躇なくそれができる程懐に余裕があるわけではない。
そこでL-03Eまでのつなぎに既に安くなっているL-04Dの白ロムを購入してLTEを導入し、その後L-03Eが十分値下がりした時点でそれを購入してアップグレード、という手もありかな、と思っています。
これなら即LTEが利用できますからね。
しかしこれだと2台のLTE対応モバイルルーターを購入することになるわけですから、かかる費用はL-03Eを発売直後に白ロム購入するのとさほど変わらない、もしかすると高くつくことになりそうですから、そこが悩みどころです。
IIJmioの契約切り替えは来月にしようと思っているので、それまでにどうするか判断したいところです。


これなら最初からファミリーシェア1GBプランにしておけばよかったよ…