L-03E購入から1ヶ月(端末編)


L-03Eの白ロムを購入してから早一ヶ月。
ここで一旦実際に使ってみた印象をまとめてみます。
まずは端末自体について。


(Good things)
・バッテリーの持ちがいい
3600mAhという大容量バッテリーを搭載する端末だけあってバッテリーの持ちには不満なし。
一日1時間程度利用し、それ以外の時はWiFiをOFFにしてスタンバイ、という使い方をしていますが、日曜の夜に充電して週末までバッテリーが持ちます。
・管理画面を開かなくても端末上で基本的な設定の切り替えが可能。
・(利用頻度は低いですが)外部給電機能を搭載し、モバイルバッテリーとして使える。


(Bad things)
WiFiパスワード(PSK)に使えるのは英数字のみで、記号は使えない。
・管理画面へのログインパスワードが4ケタの数字
パスワードに使える文字の種類、文字数の自由度は高い方がセキュリティー的には有利なのに、これでは「セキュリティーが弱い」と思われても仕方ないでしょうね。
スマホ向け管理画面がない。
スマホのブラウザから管理画面を開くとPC向け画面が開くので、当然使い勝手が悪い。
スマホ用公式アプリもない。
これに関しては優れたAndroid向け非公式アプリがあるので、まだ許せますが、できれば公式アプリも提供して欲しいところです。
・本体の操作ボタン類が使いにくい。
電源はスライド式スイッチ、各種操作(WiFiのON/OFFなど)はスティックポインタとなっていますが、これがいずれも使いにくい。
WiFiのON/OFFをしようとスティックポインタを下に倒してホールド、という操作をしてもそれが認識されず、代わりに設定メニューが表示される(本来はスティックポインタをセンターポジションで長押し)ことが頻発し、使い始めた頃はかなりイライラさせられました。
白ロムですが来年5月末まで有効の保証書があるので、ドコモショップへ持っていて修理を依頼しようか、と思いましたが、その後スティックポインタを上→下と操作してホールドする、とするとスムーズに切り替えられることが分かったので、これで良しとしました。
電源ボタンもディスプレイのON/OFFをするために頻繁に操作しますが、これまた使いにくい。
メンテナンス性を考えても素直にボタンにすべきだったのでは、と思わずにはいられません。
・MicroSIM仕様
・(ドコモSIMを挿している時に)ディスプレイに表示されるドコモロゴがウザイ。
・起動時に出るドコモ、Xi、LGのロゴもウザイ。
いつものことではありますが、どうしてドコモはこんなところで余計な自己主張をするのか全く理解できません。
・ディスプレイの視認性が悪い。
強い日差しの元では状態の確認がほとんどできず、視野角も狭く非常に見にくい。
せっかくサイズの大きいカラーディスプレイを搭載しているのに残念です。
WiFi電波強度を変更できない
WiFiの飛びを押さえたい、バッテリーを長持ちさせたい、といった理由でWiFi電波強度を弱くしたい、という人も多いでしょうが(私もそのクチ)、端末メニューにも管理画面にも設定項目がないため不可。
後者の理由に関しては大容量バッテリーを搭載しているのだから問題ない、とLGは考えているのでしょうが、前者の理由で切り替えたい、というニーズは満たせないわけで、これはいただけません。


こうして利点、欠点を並べてみると欠点ばかりですね…
とは言え「これでは使い物にならない」と言いたくなる程の致命的な欠点はないですし、ハードウェア起因のもの以外はファームウェアの改修で解決する問題ですから、ファームウェアアップデートで修正されることを期待したいところです。


次回はIIJmio SIMと組み合わせた際の使い勝手について書こうと思っています。


最後に上に書いたAndroid向け非公式アプリについて書いておきます。
L-04D Monitor」という名前が示すように本来はL-04D向けの非公式アプリですが、L-03Eでも利用可能です。

Android端末上でL-04D/L-03Eの状態(LTE/3G電波状態、利用データ量など)の確認ができる、というアプリですが、これのいいところはL-04D/L-03EにWiFi接続している時だけアプリが立ち上がり、情報が表示されること(正確にはバックグラウンドで起動していて、WiFi接続を検知して立ち上がるのですが)。
この手のアプリは機種別にいくつもありますが、モバイルルーターを使っていない時でも通知領域にアイコンが表示されるタイプのアプリが多いのに対し、これだと使わない時は表示が出ないので通知領域がスッキリするのがいいところ。

通知領域だけでなく、ウィジェットでも状態を確認できます(余談ですが接続端末数が1台なのに"1 clients"というのはおかしいぞ)。
これでバッテリー残量も確認できれば言うことなしですが、できない理由があるのかな?