2015年を振り返る(1)今年手に入れたモノ/サービス編

もうすぐ2015年も終わり、ということで今年一年を振り返るネタ第一弾。
まずは今年手に入れた/導入したもの、サービスについての話から。


1月:Xperia UL+UQ Mobile


UQ Mobileを導入しましたが…
Xperia UL白ロムを購入


私の行動範囲内でドコモの室内カバレッジが悪いところが多いためその対策というのとこれまた電波状況が悪い実家での利用を考えて導入したUQ Mobileと、それを利用するために購入したXperia UL(SOL22)。
800MHz(Band 18/26)をメインバンドとして利用するだけあってauLTEカバレッジは圧倒的で、日常のカバレッジ問題は解決したものの、肝心の実家ではほぼ圏外、という結果に終わる、ということもありましたが、導入した価値は十分ありました。
そして通信パフォーマンスも圧倒的で、他のMVNOでは極端に通信速度が低下する平日昼食時間帯であってもほとんど速度低下が起きず、ほぼau純正契約同等の通信速度を叩き出すこともあって「通信パフォーマンスに関して言えば最強のMVNO」と個人的には高い評価をしていたものの、利用可能な端末が限られる(基本的にauが発売している端末のみ)ということもありビジネスとしてはうまくいっていなかった、ということだったのか結局KDDIバリューイネイブラー(KVE)からUQコミュニケーションズへ事業移管されることになり、それに伴いこれまで機能的に貧弱だった部分が強化された(従量データの追加購入、高速従量通信/低速定額(128Kbps)通信の切替など)ものの、これによってこれまで唯一無二の利点であった平日昼食時間帯など混み合う時間帯の通信パフォーマンスが大幅に低下し、他のMVNOと同じような通信速度しか出なくなってしまいました。
UQ Mobileの事業移管及び機能追加は11/1付で行われましたが、そのタイミングでは速度低下は起きず、11/10になって突然混雑時に通信速度が低下するようになり、その状態は今でも続いています。

左が11/09、右が11/10の昼食時間帯に測定したスピードテストの結果。
前者では特に速度低下が起きていませんが、後者は下りが1Mbps台にまで低下するように。
最近では1Mbps以下しか出ないことが普通です。

混雑時に速度低下するようになった11/10を境にしその前後にスピードテストを実行した結果をCSV形式でダウンロードし、それを編集した表。
水色が速度低下が起こるようになる前(=11/9以前)、ピンク色が速度低下が起こるようになった後(=11/10以降)。
この通り11/10を境に下り通信速度が大幅に低下していることが分かります。
それにしてもこれ程まで露骨に速度低下するようになるとは思ってもいませんでした。
というわけで残念ながらUQ Mobileも他のMVNOと同じになってしまったわけで「UQ Mobileは死んだ」と言ってもいいでしょう。
こうなると同じau回線を利用するmineo(のau回線プラン)の方が優れている点が多いので、通信速度的に差がなくなった現在もはやUQ Mobileを選ぶ理由はないでしょう。
そしてXperia ULですが、本来欲しかった端末(Xperia Z1)から妥協してこれにしたものの、実際に手にしてみるとむしろこちらを選んでよかった、と思える端末でした。
カメラだけが残念なのですが、それ以外はスペック的に特に問題もなく利用できています。
しかしブラックモデルのバッテリーカバーはラバー塗装仕上げで、少しベタツキ感がすることがあるのがいただけないな、ということでそういったことのないホワイトモデルにした方がよかったか、とも思っています。
とは言えこの頃のXperiaのホワイトモデルはフロント部分が黒で、本体カラーとマッチしていないんだよな…
上記エントリを書いた後root化し、Xposed Frameworkも導入してナビバーのボタン配置、動作をサムスン端末と同じに揃えたりといったカスタマイズをしてUQ Mobile回線を利用するサブ端末として活躍しています。
しかし個人的に不満で、困っているのがbuild.propを書き換えてシステムDPIを変更すると、ロック画面のミュージックプレイヤー操作ボタンが消えてしまうこと。

左が標準システムDPI(480)の状態、右がシステムDPIを416に設定した状態。
前者ではジャケット画像の右側に曲名表示とミュージックプレイヤーを操作するボタンがありますが、後者ではジャケット画像が大きく表示されるだけ。
実はこのジャケット画像を下向きにフリックするとミュージックプレイヤー操作ボタンが出てくるのですが、当然それだと二度手間であり、標準システムDPI状態のロック画面の方が好ましいのは言うまでもない。
そのためこの問題を解決すべくあれこれやってみたのですが、結局のところシステムDPIを標準に戻す以外に解決する方法が見つからず諦めています。
これについて何か情報をお持ちの方は知らせて頂けるとありがたいです。


3、4月:Galaxy S IIジャンクx4


なぜかジャンクSC-02Cを3台も買ってしまった…


一部のゲオでジャンク携帯の扱いがあるところがありますが、そこで見つけて購入したもの。
上記エントリを書いた際は最初に1台、それを分解している時に不用意に壊してしまい腹いせに2台追加購入し、正常動作する、程度のいいパーツを組み合わせてサンコニ(3台→2台)しよう、ということだったのですが、翌月別のゲオで程度のいいホワイトモデルのジャンクを見つけたのでこれまた購入し、結局4台購入してしまいました。

水没品ではなく、外装も前面エッジ部に少し欠けや凹みがあるもののジャンクとしては良好で、結局これをGT-I9100のバックアップ機として整備することにしました。
root化して非公式SIMロック解除パーティションテーブルの変更(アプリインストール領域(/data)を3GBに変更)をした上でNeatROM 6.4(Android 4.1.2、TouchWizベース)を焼いて利用しています。
そして残りは実際にサンコニをして正常動作するものを2台作り、そのうちの1台はCyanogenMod 11(Android 4.4.4)を焼いて目覚まし時計端末として利用、もう1台は各種テスト用、ということにしたのですが、先日後者にCyanogenMod 13(Android 6.0)のα版を焼いたら起動しなくなり、その後何とか起動する状態に戻してみるとメニューボタンが動作しなくなってしまいました。
メニューボタン以外は正常に動作するので、ナビバーを表示する設定のあるカスタムROMを焼けば利用できないことはないですが、面倒なので放置しています。
そしてGT-I9100のゴミやシミが写り込んでしまうカメラもジャンクSC-02Cから正常なカメラモジュールを抜き取り、それと交換することで直しました。
正常動作する端末が1台減ってしまったので、もう1台程度のいいジャンクが欲しいな、と思っているところです。


4月:BDドライブ


ようやくメインデスクトップPCにBDドライブを搭載


5月:ジャンクGL-04P


またもやジャンクモバイルガジェット購入:GL04P


これの検証をするためにGalaxy Note 3Huawei HiLink(純正管理アプリ)をインストールしたのですが、その後それが原因で様々なトラブルが発生するようになり(既にアンインストール済なのに!!)、結局ファクトリーリセットするハメになった


9月:mioひかり回線


光回線転用への道(その1)
光回線転用への道(その2)
光回線転用への道(その3)


2年前に導入したフレッツ光+OCNの契約縛りが終了する、ということで今年登場した光コラボ回線へ乗り換えることにしましたが、こいつが本当曲者だった。
乗り換え元回線の縛り終了月がサービス毎にバラバラで、解約違約金や縛りを解除することによる追加出費なしで解約することが不可能だったり(結局OCNの解約違約金1200円を払うハメに:後から振込用紙が送られてきた)、乗り換えたら乗り換えたで今度は夜になると通信速度が極端に低下し、下りは3Gモバイル回線並みの速度しか出ない、といった体たらくで、安易に乗り換えたことを後悔したものでした。
結局追加でmopera Uのフレッツオプションを契約し、そちらで接続することで夜の通信速度低下の問題を解決しましたが、先月mioひかりのメンテナンスが行われ、その後は通信速度が改善傾向にあります。
さすがに3Gモバイル回線並みの下り通信速度しか出ない、というのはFTTHサービスに対して期待されるものではないですから、改善が求められるのは当然ですからね。
恐らくクレームが殺到し、対応せざるを得なくなった、ということでしょう。

回線メンテナンス後にmioひかりに接続を切り替えてスピードテストした結果。
下りの速度低下傾向は残っていますが、100Mbps以上出ているので実用上は問題ない範囲でしょう。

上のmioひかり回線のスピードテストをした後接続をmopera Uに戻してスピードテストした結果。
下りはmioひかりよりも高速ですが、それ程大きな差ではありませんし、上りはむしろ遅い。
そもそもmopera Uは以前利用していたOCNに比べると通信速度的には劣るので、まぁこんなものか、といったところですが…
今利用しているmopera Uフレッツオプションは来年4月にオプションを追加しているドコモデータ回線の縛りが終了するためMNP予定、ということで来年3月までしか利用できないのですが、mioひかりの通信パフォーマンスの改善傾向が続くようであれば代替のISPを契約する必要はないかな、と思っているところです。


9月:Google Play Music定額サブスクリプション


これについては導入時に書くつもりだったのですが、結局書けずじまい…
9/3に突然日本でのサービス提供開始が発表され、以前からゴニョゴニョしてクラウド音楽ロッカー機能を利用していた私としては「これが音楽定額サブスクリプションサービスの決定版」と思って日本でのサービス提供開始を待っていたこともあり即加入したのですが、実際には780円/月(サービス開始時のキャンペーン価格)の元を取れる程利用しているとは言えない状態。
しかし「気になる、聴きたい」と思った音楽に自由にアクセスできる便利さを得られることを考えれば決して損ではない、と思っています。
実際先日TVでレベッカの再結成に関する番組を見ていたら「懐かしいな、Google Play Musicにあるかな」と検索してみるとライブラリにあり聴くことができた(そして今これを書きながら聴いてる)といったことがあり「やっぱりGoogle Play Music定額サブスクリプションを契約していてよかった」と改めて思いましたし。
ライブラリの充実度については私個人の音楽の嗜好(最近は80〜90年代のJPOPを聴くことが多い:単なるオサーンのノスタルジーという説あり)からすればイマイチ感がありますが(古い曲はあまり充実してないんだよね)、メジャーなアーティストの有名な曲であればライブラリにあることが多いので、それ程困っていません。
海外のサービスですから洋楽のライブラリは非常に充実しており、洋楽中心な人であればまず不満はないでしょう(そういう私は最近洋楽はご無沙汰だなぁ)。
とは言えGoogle Play Musicのライブラリにない→ブックオフ等で中古CDを探す→あったので買う、という流れができて以前よりも中古CDを買うようになったのは予想外でした(私の音楽の嗜好とGoogle Play Musicのライブラリの品揃えとが合っていないことの裏返しでもありますが)。
そういう意味でも音楽を再発見するきっかけを作ってくれたサービス、と言えそうです。


日本でも正式サービスが開始された、ということでiOS版アプリも利用できるようになったのでiPhone 4Sにインストールしたのですが、こいつのクソさといったら…

起動時にほぼ毎回アプリがクラッシュし、Googleアカウントの選択画面からやり直しになってしまう。
しかしその後は問題なく動作するので、全く使えない、ということはないですが…
アプリのバージョンアップでも直らず、結局「使えない」という評価をせざるを得ないアプリ、としか言いようがありません。
とは言えこれは私の環境(iOS 7.1.2+JB)のせいである可能性もありますが、個人的にはiPhoneなんか使ってないでAndroid端末に乗り換えろよ、というGoogleからのメッセージじゃないのか、と思ってしまいます。
あとアメリカでのサービス開始時にはなかった改悪仕様である「1年間に登録解除できる端末は4台まで」という制限にも悩まされました。
登録解除制限をかけられてから既に1年過ぎているのに、それがリセットされない、ということで「いつになったら再度登録解除できるようになるんだ! Xperia ULを登録したいのに!!」と思ってイライラしていましたが、ある日突然1台解除可能になり、そしてしばらくしてから2台解除できるようになり…、といった具合にパラパラと制限が解除され、ようやく登録解除したい端末を全て登録解除することができました。
とは言え「1年間」をカウントする基準は全く分からずじまい。
恐らく最初の1台目が登録解除できるようになった来年10月に再度登録解除できるようになると思いますが、確証はない…


11、12月:中古/ジャンク品いろいろ(ジャンクバッファローWiFiルーター、中古Raspberry Pi2、ジャンクiPod miniなど)


これまたTwitterではつぶやいたものの、ブログには書いていないアイテムたち。

このジャンクWiFiルーターハードオフで見つけたもの。
型番を検索しDD-WRTを導入できることを確認して購入。
WiFiは2.4GHzバンドのみの対応(802.11b/g/n)ですが、有線はGbE対応、USBポートも装備しストレージを接続しネットワークドライブとして利用できる、とそこそこ高機能なので、WiFiは利用せず有線ルーターとして利用するのもいいかも、と思って試してみると、PPPoEのスループットが130Mbps程度しか出ず自宅の回線には力不足であることが判明。

調べてみるとこのルーターが発売されたのは6年程前なのですが、その頃はまだ1GbpsのFTTHサービスが提供されていなかったはずですから、その程度のスループットしか出なくても無理もないのですが…
ということで結局放置プレイになっています。

このRaspberry Pi 2はある日電子パーツショップに立ち寄ったらたまたま中古/ジャンク市をやっていて、そこで中古品として売られているものを見つけ購入。
去年購入した初代Raspberry Piも放置プレイなのに、2を買ってどうするんだ、と思ったのですが「中古品は一期一会」ということで結局買ってしまいました。
とは言えこれもRaspbianをインストールして動作確認をした後放置プレイ…
初代に比べ性能が高く動作も高速で、Ubuntu Mateをインストールすることも可能(非公式ながらAndroidをインストールすることもできるらしい)、ということもあり持ち運べるミニPCとして使うのがいいのか、それとも… と悩んでいるところです。

最近中古IT、AV、家電機器、楽器を取り扱っているブックオフが増えてきましたが、これはそこで見つけたもの。
iPod miniは搭載されているマイクロドライブをCFに換装することができ、容量&衝撃耐久性アップできる、ということで以前から中古/ジャンクを探していたのですが、最初にこれを見つけた際はジャンク扱いで3500円近いプライスタグが付いていて「いくらApple製品とはいえ10年以上前に発売された製品のジャンクのくせに高すぎだろ」と思っていたのですが、いつのまにやら1000円でお釣りが出るまでに値下がり。
ということで購入。
外装はかなり傷んでいるものの、マイクロドライブには異常はなくiTunesから音楽を転送してやると問題なく動作。
しかしバッテリーが死んでいて、充電に異常に時間がかかるし、フル充電表示になっているにもかかわらず動作開始数分でバッテリー切れのメッセージを出して電源が切れてしまう。
モバイルバッテリーがなければ実用にならない状態です。
つまりこれを再生するにはCFへの換装だけでなくバッテリーも交換する必要があるのですが、幸いなことに今でも交換用バッテリーはAmazonやeBayで入手可能。
すぐに手に入る日本のAmazonで売られているものにするか、それとも到着まで時間がかかり、ちゃんとしたものが届く保証もないもののeBayで売っている大容量(1300mAh、純正品の2倍程)のものにするか悩んでいるところです。
そろそろどちらにするか決めないと、これまた放置プレイになってしまう…
これらのアイテムについては何か動きがあれば随時エントリするつもりです。


他にも細々したものはいろいろありますが、主なものとしてはこんなところでしょうか。
とにかく中古、ジャンク品の多さが目を引きます。
もちろんここに挙げていないもので新品で購入したものはいくつもありますが、それらも処分特価とかで購入したものが多いです。
それはすなわち今年一年の私の経済状況を象徴している、と言えそうです。
本当何がアベノミクスだ、物価は上がっていくばかりなのに収入は増えない、そんな状態で何が買えるんだ、としか言いようがありません。
IT関連ではない、ということで上には書いていないのですが、今年は冷蔵庫に洗濯機と白物家電が次々に壊れてしまい、それの買い替えに金を取られてしまった、というのもIT関連にそれ程資金を投入できなかった理由の一つだったりします。
ちなみに買い換えた冷蔵庫と洗濯機も中古です(前者は最初に買ったものが全く冷えない不良品で、結局保証交換するハメになった:次に冷蔵庫を買い換える必要が出てきた際は高くても新品にするつもり)。


(2)は今年一年のIT関係の動きについて書こうかと思っています。