2017年を振り返って

2017年ももう明日を残すのみ、ということで今年一年を簡単に振り返ってみることにします。


名古屋行き

やはり今年一番のイベントといえばこれでしょうね。
ほぼ10年ぶりに大学時代の友人と再会し、当時と同じノリでバカ騒ぎしたのはいい思い出ですし、改めて絆を深めあえた、という点でもよかった。
そして久々に旅行していつもとは違う環境に身を置くことで刺激を受け、考えさせられたことが多く、そういう意味でも価値ある旅でした。
往復FSC(スターフライヤー)利用で、そして過去の関連エントリでは言及していませんが宿が意外に高かった(そのため名古屋市外に泊まる、という手を使い宿代を浮かした)こともあり旅費はそれなりにかかりましたが、それで得られたものを考えれば十分ペイできています。
来年もお呼びがかかったら可能な限り行くつもりでいますが、果たして実現するか…


実は今年はブログ開設10周年でした
このブログを開設したのは2007年9月なので、今年で10年になります。
とは言え特にそれについては何も書いていませんが…
「旅とモバイル」というテーマで始めたこのブログ、いつの間にやら「旅」という要素がほぼ消えてしまい、モバイル関係を中心に雑多なものを私の興味のままに書くようになりました。
昔のエントリを見てみるととにかく更新回数が多く、日によっては複数回更新していたりしていたことに驚き。
しかしその後Twitterを使うようになってから更新回数が極端に減ってしまいましたが、やっぱり放置プレイはダメだよなぁ、と思い直し今年後半から土曜夜をブログ更新の時間に当てるようにしましたが、これは来年も続けていこうと思っています。
そう言えばずっと前からブログ名を変えよう、と思っているのですが、いい名前が思いつかず未だにやってません…


モバイル関係への興味は更に低下
スマホコモディティ化したこともあり去年辺りからモバイル関係への興味がだんだん薄れてきましたが、今年はそれが更に加速したのかな、と思う一年でした。
先週の今年買ったものについてのエントリにも書きましたが、セキュリティーの強化でroot化がほぼ不可能になってしまった(少なくとも日本国内向け端末では)ことで欲しいと思える端末がほとんどない、という状態になってしまっているのが大きいでしょうね。
そう言えば今年はMVNO/サブブランドに押されていたMNOが各種対抗策を打ち出してきたことでIT系メディアに「MNO復権の年」などという言葉が踊っていましたが、所詮は複雑な条件を満たさないと安くならないし、相変わらずの契約周りの罠の多さ、自動更新付き2年縛りといったことは相変わらずなので、そういったことを煩わしく感じ「脱MNO」した私としては全く魅力に感じない。
しかしMVNO/サブブランドも販売手法がMNOに近づいてきて、SIM単体契約よりもSIMフリー端末とのセット契約を推すようになってきましたし、UQ MobileはMNO同様の自動更新付き2年縛りがほぼデフォルトになってしまいました。
以前から端末販売と回線契約は切り離し、ユーザーが自由に選択できるようにすべき、と考えている私としては退化としか思えない状況です。
MNOの対抗策等により事業者側から見たMVNOビジネスが厳しくなってきたこともあってかFREETELMVNO事業を楽天に売却したり、その楽天は新規割当予定の周波数帯域を取得しMVNOからMNOになることを目指す、といった動きもありました。
後者に関しては今更携帯電話事業に参入してもうまくいかないだろ、としか思えませんが…
ということで来年は本格的なMVNO淘汰の年になるかも知れませんね。


アベノミクス? 何それ美味しいの?
というのは相変わらずで、逆に物価上昇と税/社会保障負担の増加で庶民の暮らしは苦しくなるばかり。
結局のところアベノミクスは金持ちと貧乏人の格差を拡大し、金持ちをより金持ちに、貧乏人をより貧乏にしただけだと思っていますが、メディアは株価が上がっただの有効求人倍率が云々といった都合のいい話ばかりで、その影の部分や都合の悪い部分については相変わらずダンマリし、ほとんど言及することはありません。
まぁマスゴミだから無理もないですが。
そして今年は「働き方改革」という言葉がもてはやされ、業務を効率化し残業を減らすにはどうすればいいか云々といった動きがありましたが、そもそも日本は労働力の流動性が低く、新卒時の就活でその後の人生がほぼ決まってしまう社会であることが問題の根本にあり、それを是正しない限り何をしてもムダなのにそういった動きはゼロ。
本当にそれをやってしまうと正社員の既得権益が奪われてしまうからでしょうが…
以前からこのブログやTwitterで何度も言及していますが、日本が長期経済低迷に陥ったのは過去30年以上にも渡って世界の潮流から外れた愚策を繰り返してきたことのツケであり、もはや「オワコン国家」といえる状態に転落してしまっているのですから今更何をやっても遅いし、そもそもやるべきことと真逆のことをしているのですからどうしようもない、と思わずにはいられませんし、それ故将来に何も期待していない。
まぁ来年以降もこの流れは止まらず、庶民にとっては厳しい状況が続くだろうということを思うとゲンナリしてしまいますが…
そう言えば今年は「日本の経済が長期低迷に陥り、国が凋落したのは教育のせい」という思いを強くした年なのですが、これについては書き始めると長くなってしまうので、また機会があれば書くかも知れません。


というわけで良いお年をお迎えください。